« アラブ首長国連邦のバブル崩壊? | トップページ | オリコン裁判終了 »

2009.08.03

最初の裁判員裁判

いよいよ裁判員裁判が始まりました。
わたしは以前から何度も書いている通り裁判員裁判に賛成する立場です。
ただし、以前は「無条件で賛成」、「まことに結構」であったのですが、現在は「色々と問題があって難しい」という意見に変わっています。
しかし、裁判員裁判自体には賛成であり、もちろん反対はしません。

そこで、裁判員裁判に反対の意見を集めてみました。

時事ドットコムより「司法という名のリンチ ジャーナリストら反対の声

初の裁判員裁判を控え、市民団体「裁判員制度はいらない!大運動」は3日午前、東京都千代田区の弁護士会館で記者会見を行い、「強行しようとしていることに強く抗議する」などとする声明を朗読、改めて実施に反対の声を上げた。

呼び掛け人でジャーナリストの斎藤貴男さんは、

  • 裁判員裁判について「司法という名のリンチになるのではないか」と懸念。
  • これまでの裁判が真実の究明ではなく、国家の意思を示すために行われてきたと指摘し、
  • 「裁判の位置づけを変えず、市民を動員してもそれはリンチでしかない」と批判した。
(2009/08 /03-13:22)

朝日新聞より「裁判員制度、反対派はビラ配り 東京地裁前

初めての裁判員裁判が開かれる東京地裁の前には、裁判員制度に反対する団体も集まり、ビラを配った。呼び出された裁判員候補者が集まった時間とも重なり、取材する報道陣などでごった返した。

弁護士らで作る「裁判員制度はいらない!大運動」は「制度を廃止しよう」というビラを用意。午前9時ごろから、地下鉄霞ケ関駅から出てくる人たちに配った。

呼びかけ人の一人の高山俊吉弁護士は
「裁判員制度は、刑事裁判の原則から大きくかけ離れ違憲だ」と訴えた。

一方、冤罪事件の支援などをしている「日本国民救援会」も同じころから、裁判員候補者たちに「冤罪をふせぐことが大事だ」と訴え、「無罪推定の原則」や「疑わしきは被告人の利益に」などの説明を記したビラを配った。

サンケイ新聞より「【裁判員初公判(12)完】注目の初質問なし、不規則発言の中で初日の幕閉じる

《証人として出廷した近所の女性に対する弁護側の質問が終了した。検察側は再度立ち上がる。弁護側が引き出した調書に反する女性の証言について、もう一度問いただしたいようだ》

検察官「1点だけ。あなたは『ケンカのような声を聞いた』といいますが、そのときテレビはついてましたか」
近所の女性「ついてません」
検察官「出かける直前は?」
近所の女性「ついていませんでした」
検察官「いま『ぶっ殺す』という声を聞いた後、女の人が何か言っていたかについて『今の記憶では女性の声を聞いていなかった』と証言していましたが、聞いた記憶はありませんか」
近所の女性「ありません」
検察官「以上です」

《検察側の質問が終了すると、秋葉康弘裁判長が声を上げた》

裁判長「ちょっと打ち合わせをしますので、裁判員は退廷します」

《証人尋問では、検察側・弁護側双方の質問が終わった後、裁判官と裁判員も証人に質問をすることができる。その打ち合わせだろうか。裁判長を先頭に、6人の裁判員、3人の補充裁判員、2人の裁判官が退廷した。証言席に1人残され、手持ちぶさたな様子でイスに座っている証人の女性に、検察官はなにやら声をかけている》

《5分ほど経過した後、やはり裁判長を先頭に、裁判員、補充裁判員、裁判官の順で入廷し、公判が再開された。すると検察官が「1つ補充質問をさせてほしい」と言って立ち上がった》

検察官「先ほど、窓を閉めてから10分後ぐらいに警察官が来たと言っていましたが、なにか記録はありますか」
近所の女性「写メールで撮りました」

《検察官は「携帯の写真ですね」と確認した後、「今見せてほしい」と要求。証人は、イスの後ろに置いていたカバンの中から携帯を出し、なにやら操作した》

近所の女性「12時8分です」

《携帯で写真を写した時間を確認して検察官の質問は終了。いよいよ、裁判員が質問を始めるのか。6人の裁判員は、いずれも証人を見つめている》

《しかし、裁判長は意外な言葉を口にする》

裁判長「では、終わります。ありがとうございました」

《証人の女性は裁判長に促されて退廷した。どうやら、証人に対する裁判官、裁判員の質問はないようだ》

裁判長「本日の審理はこれで終わりにしたいと思います。明日は予定通り10時に開廷します」

《裁判員が退廷しようと立ち上がったとき、突然傍聴席の後方から、白いシャツを着た女性の大きな声が響いた》

女性「公判前整理手続きで裁判の筋書きが決まっているのになんで裁判員裁判をやる必要があるんですか!」
「労働者人民を裁く裁判員制度に反対します。
裁判員の人たちは人を裁くことを拒否してください!

《不規則発言にざわつく法廷内。裁判員らもあぜんとした表情で女性を見つめる》

裁判長「傍聴席から傍聴人を退廷させてください」

裁判所の職員「不規則発言で退廷ですか」

裁判長「いえ、全員を退廷させてください」

女性「裁判員制度に反対します!」

《騒然とした雰囲気のなか、裁判官らに促されて裁判員は退廷。午後4時40分、日本初となる裁判員裁判は、こうして初日の幕を閉じた》

=(完)

赤で示したところが、反対意見なのであるが、わたしには反対派の意見に根拠というか原理がさっぱり分からない。

今までの裁判に問題があるから、変更することに反対、というのは理解しがたい。

裁判員裁判ではこんな問題があるから反対、というのであればまだ理解できるのだが、そういう意見は積極的に反対運動をしている人たちの中からは強く聞こえては来ない。
これでは「裁判員らもあぜんとした表情で女性を見つめる」というのも当然だ。

8月 3, 2009 at 09:26 午後 裁判員裁判 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/45826551

この記事へのトラックバック一覧です: 最初の裁判員裁判:

コメント

コメントを書く