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2009.08.16

台湾の台風被害と馬英九総統非難の声

AFP BB より「馬総統、台風8号対応の遅れに謝罪 台湾

【8月15日 AFP】
台湾の馬英九総統は15日、台風8号への政府の対応が遅かったことに対する市民の批判が高まっていることを受け、「大変申し訳ないと思う」と謝罪した。

台風8号は、台湾中部と南部に大きな被害をもたらしている。

風被害の規模を把握するのに遅れた馬政権に対しては、市民から強い批判や不満が出ている。

馬総統は、台湾中部の南投県を視察中に記者団に対し「もっと適切に迅速に対応することができたはずだ。しかし、われわれは適切ではなく迅速ではなかった。もちろん、大変申し訳ないと思っている」と語った。

これまでに123人の死亡が確認されているが、馬氏は、高雄県小林村で数百人が生き埋めになっていることから、最終的な死者数が500人に上る可能性もあるとの見通しを示した。

被災地では現在も捜索活動が続いており、警察は、行方不明者の親族に対し、遺体との照合のためにDNAのサンプルを提供するよう呼びかけている。

行方不明者の関係者や親族らは、死後7日目に死者の霊魂が戻ってくるとの信仰に基づき、土石流にのみ込まれた集落のそばに社(やしろ)を建てたという。
また、中国出身のアクション俳優ジェット・リー(Jet Li)さんも高雄県を訪問し、救援物資を避難施設に運び込んだ。

一方、馬総統は謝罪の数時間後に台中の野球場の始球式に登場。馬氏は結局、会場からのブーイングがあまりに激しかったため、ボールを投げることなくスタジアムを後にした。

スタジアムの外では、男性が取材カメラの前で「これだけ多くの人が死んでいるのに、始球式に参加するのか!夜はよく眠れますか!?」と叫ぶ姿もみられた。
(c)AFP/Polly Hui

台湾の人口は2300万とのことなので、日本との比較では1/5以下であるから、日本であったどの程度の被害なのかを考えるために被害者数を5倍にして見ると、現時点で確認されているの死者が600人、行方不明が2000人以上ということになる。

日本の自然災害での死者数は、近年については阪神淡路大震災が6400人以上というのが図抜けていて、100人を越える死者は平成18年豪雪(2006年)、北海道南西沖地震(1993年)といったものが記録となっている。
1980年代までは、自然災害で死者が100人を超えることも多かったのだが、特に阪神淡路大震災以後は防災対策、緊急対策が整備されたのはご承知の通り。

こんなことを考えても、今回の台湾の台風被害は犠牲者の数が多すぎて、大変だが政府の対応が悪いというのは、阪神淡路大震災での村山内閣の無策ぶりを彷彿とさせる。

野球場の始球式に登場して、ブーイングというのは驚いた。

当初の政府の言い訳は「情報収集が・・・」と現場の責任にしたようなのだが、その後もこれというのでは、下手をすると台湾政界にも台風の影響が及ぶのかもしれない。

8月 16, 2009 at 09:11 午前 海外の政治・軍事 |

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