« GM破たんに一歩近づく | トップページ | ホーオブハート裁判・控訴審判決 »

2009.05.27

北朝鮮・休戦協定に拘束されないと宣言

サンケイ新聞より「北朝鮮の「宣戦布告」声明文の要旨

北朝鮮の朝鮮中央通信が27日伝えた朝鮮人民軍板門店代表部の声明文の要旨は次の通り。

  • 韓国の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)全面参加をわれわれに対する宣戦布告とみなす。
  • われわれの船舶に対する取り締まり、検査など、いかなるささいな敵対行為も、わが共和国の自主権への容認できない侵害とみなし、即時に強力な軍事的打撃で対応する。
  • わが軍はこれ以上、休戦協定に拘束されない。
    休戦協定が拘束力を失えば、朝鮮半島は直ちに戦争状態に戻り、わが革命武力は軍事的行動に移る。
  • 黄海上の米韓軍艦および一般船舶の安全航海を担保できない。

(ソウル 水沼啓子)

「休戦協定に拘束されない」が注目ポイントでしょうか。
これが「休戦協定を破棄する」であれば、自動的に「熱い戦争状態」に国際法上はなるわけで、破棄ではないが拘束されないとは、ひどく微妙な主張であると言えるでしょう。

おそらく、何らかの軍事的衝突があった場合に「休戦協定違反」と非難されないようにといったことかと考えますが、一歩「熱い戦争状態」に近づいたとは言えるでしょう。

まあ、やっかいな話だなと思いますが、現実的に軍事衝突が起きることは中国が抑止するだろうと考えます。
しかし「偶発的な事故」とされるようなことは常にあり得るし、日本も含めた周辺諸国で「休戦協定は無効になった」という認識が国民に浸透すると、衝突へのハードルは下がってしまうでしょう。

明らかに、冷戦時代の社会党のお題目のように「戦争反対」とだけ言っていても事態が変化するわけではないし、アメリカ・韓国が試みた太陽政策も効果がなかった。

だからと言って、例えば日本が核武装して冷戦時の米ソ対立のような構図にしても、単に費用倒れになるだけだろう。

こんな事を考えると、日本国内の質的な強さの強化こそが一番の安全保障であって、わたしはそのためにはいわゆる新自由主義との明確な決別こそが必要だと強く思います。

5月 27, 2009 at 10:51 午後 海外の政治・軍事 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/45150064

この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮・休戦協定に拘束されないと宣言:

コメント

コメントを書く