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2009.01.05

イスラエル地上軍ガザ侵攻2日目

CNN.co.jpより「イスラエル軍が一部地域を制圧、兵士30人が負傷 ガザ侵攻」
ロイターより「国連安保理がガザ侵攻で緊急協議、合意得られず」
毎日新聞より「イスラエル軍:ガザに地上侵攻…数千人、3方面から」
サンケイ新聞より「【ガザ侵攻】イランがイスラエル支援国に原油輸出削減検討も」
AFP BBより「イスラエル軍とハマスの双方に負傷者、ガザ地上侵攻」
朝日新聞より「ガザ死者500人に 攻撃8日目、地上戦で被害拡大必至」
朝日新聞より「爆発音絶え間なく ガザ市民・どうしてこんなことに」

ガザ地区侵攻のニュースを集めました。

国連安保理での協議が物別れになったのは予想の範囲ですが、アメリカの主張が

常任理事国の米国が、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを「テロ組織だ」とした言及がないなどとして声明案に反対。4時間にわたる協議は物別れとなった。

というのはちょっと意外であります。
声明を出すこと自体にアメリカは反対しない、ということでもありますね。

イランが原油輸出削減を呼びかけたのかとビックリしましたが、イラン革命防衛隊のバゲルザデ司令官の発言なのですね。
国連でのアメリカの発言と共に「様子見のアドバルーン」という印象が強いですね。

現時点での一番の問題は、エジプトとの国境の問題でしょう。
ちょうど1年前の事件ですが、「ガザ地区・国境の壁を爆破しエジプトに脱出」「ガザ地区・国境の壁を爆破しエジプトに脱出その2」で紹介した写真のように、ガザ地区とエジプトとの国境にはコンクリートの高い塀があるのですが、これを爆破してエジプトに買い物などに行っていました。

この事から予想できるのは、エジプトは同じような事態になることを強く警戒しているでしょう。
こちらについてもどのような展開になるのか、注目するべきです。

イスラエル軍が一部地域を制圧、兵士30人が負傷 ガザ侵攻

エルサレム(CNN)
イスラエル軍が3日夜踏み切ったパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻で、同軍報道官は4日、ガザを実効支配するイスラム強硬派勢力ハマスと数カ所で交戦、軍兵士30人が負傷したと述べた。
うち2人が重傷。

多数のハマス戦闘員も負傷したとしているが、具体的な数には触れなかった。
パレスチナ救急当局者によると、戦車、武装ヘリコプターなどを動員した地上侵攻に伴いパレスチナ人少なくとも8人が死亡した。ハマス戦闘員2人を含む。

パレスチナ治安当局筋によると、イスラエル軍は侵攻でガザ北部のうち東側部分を制圧した。

イスラエル軍によると、3日夜から4日にかけ、ハマスの拠点45カ所にミサイル攻撃を加えた。
情報機関の施設やハマス系のラジオ局も含まれる。ガザでは重機関銃の音や空爆による爆発音が鳴り響いている。

イスラエル軍は先月27日からガザ空爆を開始しているが、地上侵攻の戦闘も合わせたパレスチナ人死亡者は、民間人も含め、約460人となった。負傷者は2750人としている。

イスラエル軍は空爆に続く地上侵攻を作戦の第2段階と形容、長期に及ぶことも明らかにしている。
ハマスのロケット弾発射の阻止や関連施設の全面破壊を目的としている。

ハマスの報道担当は地上侵攻を受け、最後の1人までの徹底抗戦を改めて宣言。
「戦場を捨てない。ガザはイスラエル兵の墓場になる」と言明した。イスラエル軍によると、ガザからイスラエル領内へのロケット弾攻撃は4日午前で少なくとも30回起きた。負傷者は出ていないとしている。

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国連安保理がガザ侵攻で緊急協議、合意得られず

[国連 3日 ロイター]
イスラエル軍の地上部隊がパレスチナ自治区ガザへの侵攻を開始したのを受け、国連の安全保障理事会(安保理)は3日夜に緊急協議を開いたが、即時停戦を求める声明案について合意を得られないまま協議を終了した。
外交筋が明かした。

声明案は、安保理唯一のアラブ国家で非常任理事国のリビアが提出し、地上部隊の侵攻で状況が悪化するガザについて重大な懸念を表明。すべての当事者に即時停戦を行うよう求めている。

これに対し、常任理事国の米国が、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを「テロ組織だ」とした言及がないなどとして声明案に反対。4時間にわたる協議は物別れとなった。

安保理議長国であるフランスのリペール国連大使は協議後、記者団に対し「合意は得られなかったが、深刻な懸念を表明しようという点で意見は合致していた」と述べた。

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イスラエル軍:ガザに地上侵攻…数千人、3方面から

【エルサレム福島良典、前田英司】
イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区に地上侵攻し、ハマス戦闘員と交戦した。

先月27日に空爆が始まったイスラエル軍のガザ攻撃は地上戦という新段階に入り、一般市民の被害拡大と、イスラエルとハマスの「報復の連鎖」悪化が懸念される情勢となった。

◇クラスター爆弾使用か

地上侵攻は05年9月にガザからイスラエル軍が撤退して以来、最大規模。イスラエル軍報道官は同国へのロケット弾攻撃を封じ込めるためハマス軍事部門を解体することが目的と説明している。

イスラエル放送などによると、ガザ地区との境界に集結していた戦車・歩兵・砲兵部隊など数千人が北部、東部、南部の3方面から侵攻して地区を分断。ロケット弾発射拠点や幹線道路を制圧して主要都市ガザ市を包囲した。同市近郊で激しい戦闘が展開された。

AFP通信によると、地上侵攻開始から市民22人を含むパレスチナ人40人が死亡。イスラエル軍は同軍兵士1人が死亡、三十数人が負傷したと発表した。

地上侵攻に先立ちイスラエル軍は境界からガザに砲撃を加え、イスラエル民間テレビ・チャンネル10は不発弾による市民被害の深刻なクラスター爆弾が使用されたと伝えた。ガザへの空爆、海上からの砲撃も続いた。

オルメルト・イスラエル首相の報道官は「ガザを再占領するつもりはない」と強調した。
だが、軍は招集予備役の増強に着手しており、バラク国防相は「必要なだけ軍事行動を拡大、強化する。作戦は短期でも、たやすくもない」と長期戦の可能性も示唆した。

これに対し、ハマス報道官は「ガザはイスラエル兵の墓場になる」と徹底抗戦の構えを強調。
ガザからイスラエル領には4日、少なくとも32発のロケット弾が撃ち込まれた。

サルコジ仏大統領が5日から中東訪問を予定するなど、早期停戦を目指す国際社会の仲介が本格化する矢先だった。地上侵攻を受け、イスラエルとハマスに停戦を求める国際圧力が高まっている。

イスラエル紙ハーレツによると、イスラエルは半年前からガザ攻撃準備に着手。先月27日から9日連続の空爆でハマスの軍事・行政拠点を破壊した。
ロイター通信によると、空爆開始以来のパレスチナ人死者は市民を含め500人を超えた。

◇ハマス

イスラム教スンニ派の原理主義組織。87年創設。イスラエルとの和平に反対し、全パレスチナを含むイスラム国家樹立を目指す。政治部門と軍事部門に分かれ、武装闘争と並行し、難民や貧困層に焦点を当てた教育・医療福祉活動で支持を拡大、06年1月のパレスチナ評議会(国会に相当)選挙で圧勝した。その後穏健派ファタハとの対立を深め、07年6月にガザ地区を武力制圧した。

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【ガザ侵攻】イランがイスラエル支援国に原油輸出削減検討も

国営イラン通信は4日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ侵攻で、イスラエルを支援する欧米諸国にイスラム諸国からの原油輸出削減を検討するべきだとする、イラン革命防衛隊のバゲルザデ司令官の発言を報じた。

ガザ攻撃開始後、イラン高官が欧米への原油輸出削減の可能性に言及したのは初めてとみられる。

司令官はイスラム圏の各国などで抗議デモの“津波”が発生していると強調、ガザでの「不公平な戦い」に対しては、輸出削減も有力な手段の一つだと指摘した。(共同)

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イスラエル軍とハマスの双方に負傷者、ガザ地上侵攻

【1月4日 AFP】
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への地上侵攻で、パレスチナ側の医療関係者とイスラエル軍と関係者によると、イスラエル軍将兵30人とイスラム原理主義組織ハマス戦闘員多数が重軽傷を負った。

イスラエル軍は地上軍を投入した3日夜に士官と兵士それぞれ1人が重傷を負ったほか、兵士28人が負傷したと発表した。一方、パレスチナ側の医療関係者は、ハマスの戦闘員数人が重傷を負ったが、戦闘が激しいため救急車が向かえないと語った。

戦車と戦闘ヘリの支援を受けたイスラエル軍歩兵部隊は3日夜、パレスチナ自治区ガザ地区への地上侵攻を開始した。イスラエル軍とハマスはともに、相手方に大きな被害を与えたと主張している。(c)AFP

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ガザ死者500人に 攻撃8日目、地上戦で被害拡大必至

【スデロト(イスラエル南部)=井上道夫、エルサレム=古谷祐伸】
イスラエル軍は3日夜(日本時間4日未明)、イスラム過激派ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を始めた。12月27日の空爆開始から8日目、戦闘は一気に拡大した。

イスラエル軍は4日も陸海空からの攻撃を続けている。人口密集地での地上戦で市民に大きな被害が出ることは避けられない。

ガザとの境界周辺に集結していたイスラエル軍の戦車や装甲車が3日夜、複数の地点から戦闘ヘリなどの支援を受けてガザに入った。英BBCによると、境界周辺には兵士約1万人と数百台の戦車が展開しているとみられる。

現地からの情報によると、部隊はガザ市の南にあるネツァリムを拠点に、ベイトラヒヤなど主に北部の町で攻勢を強めている。

AFP通信は4日、ガザの複数の医療施設の情報として、これまでにパレスチナ人40人が殺されたと伝えた。空爆開始からのガザの死者数は計500人に達した。

イスラエル軍によると、侵攻作戦開始後にイスラエル兵1人が迫撃砲弾を受けて死亡したほか、約30人が負傷した。ハマス側はイスラエル兵30人を殺害したと発表したが、イスラエル軍は否定している。地上戦に入ってからの被害状況は断片的にしか伝わっていない。

イスラエル軍の声明によると、地上戦は空爆に続く軍事作戦の第2段階。イスラエルのバラク国防相は3日夜の記者会見で、地上戦を「ハマスの敵対行為をやめさせるため」と説明したうえで、作戦が長期化する可能性を示唆した。ハマスは「ガザはイスラエル兵の墓場になる」と徹底抗戦を表明した。

ガザはイスラエル、エジプト両政府が境界の検問所を閉鎖し、もともと物資不足で市民生活が脅かされていた。攻撃の激化で、ガザの人道状況は危機的状態に陥りそうだ。

イスラエルのリブニ外相は「イスラエル軍は民間人に被害が出ないよう細心の注意を払っている」と説明しているが、国連は、これまでの犠牲者の4分の1以上が民間人だとしている。

3日、国連安全保障理事会が緊急招集され、リビア提案の即時停戦を求める議長声明案が協議されたが、米国の反対で合意できなかった。5日には、サルコジ仏大統領がイスラエルのオルメルト暫定首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長に会って停戦を促す予定だが、地上侵攻の強行で、報復の連鎖は避けられない情勢になった。

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爆発音絶え間なく ガザ市民・どうしてこんなことに

【スデロト(イスラエル南部)=井上道夫】
イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ侵攻から一夜明けた4日早朝、ガザ北部の境界線まで約3キロの地点まで近づいた。

正面に見えるガザの建物から黒い煙が、もくもくとあがる。イスラエル側から次々に砲弾が発射され、大音響とともに爆発。銃撃音も絶え間なく響き、火花が飛び散るのが見えた。

上空には戦闘用ヘリコプターや無人偵察機が飛び交い、空から地上部隊を支援。地上では軍用車両が行き交い、重武装の兵士が無線で連絡を取り合っている。ガザに向かう道路では警官や兵士が一般車両の通行を止めていた。

地上戦が始まった3日夜には、境界線近くに集結したイスラエル兵が暗闇の中で円陣を組み、大きなかけ声とともに気合を入れた。
これから前線に向かうという若い兵士は「市民は殺さない。自分も生きて帰ってくる」と自らに言い聞かせるように話した。

境界線まで約5キロのスデロト。4日午前8時過ぎ、空襲警報が鳴り響いた。軍関係者が大きな声で「シェルターに避難しろ」と指示。
その1分後、住宅街にガザから撃ち込まれたロケット弾が着弾した。被弾した家屋からぼうぜんとした表情で出てきた年老いた女性は「どうして、どうしてこんなことになるの」と涙声で何度も叫んでいた。4日午前中にガザからイスラエルに撃ち込まれた砲弾の数は、計13発にのぼった。

ガザからの報道によると、地上戦はガザ北部で激化しており、多くの住民が避難を始めている。
イスラエル軍は4日、ガザ市の南約3キロにあるネツァリムを拠点に攻撃。細長いガザ地区をネツァリムで分断する形だ。北部にあるハマスのロケット弾攻撃の拠点を封じ込める狙いとみられる。

地上戦突入後の混乱で、ガザでは救急車が現場にたどりつけない。広範囲で停電となり、病院では手術もままならない。ロイター通信によると、ガザ市のショッピングセンターがイスラエル軍の攻撃を受け、市民5人が死亡、40人が負傷したという。

イスラエル軍は拡声機で住民に退避を呼びかけ、住宅に押し入ってハマス要員を探している。ハマス系のテレビやラジオの電波を使い、「ハマスの指導者たち、あなたたちの時代は終わった」とのメッセージを流しているという。
(エルサレム=古谷祐伸)

■ガザ住民、エジプト側へ

【ラファ検問所(エジプト・ガザ境界)=田井中雅人】
ガザ南端の境界に接するエジプト側のラファ検問所付近では4日朝、イスラエル軍戦闘機による空爆の爆音が絶え間なく響いた。それを打ち消し、徹底抗戦を呼びかけるかのように、モスク(イスラム教礼拝所)の拡声機からは「アラー、アクバル(神は偉大なり)」という祈りの声が流れてきた。

ラファはエジプト側とガザ側にまたがる町で、町の中を境界線が通っている。昨年1月、ガザ側から境界壁が爆破され、イスラエルの境界封鎖に苦しむガザ住民らがエジプト側に大量流出。買い出しや家族との再会に走った経緯がある。

地上戦突入を受け、エジプト治安当局はエジプト側のラファ住民に対し、検問所周辺に近づかないよう命じた。

4日午前11時、飛来したイスラエル戦闘機の轟音(ごうおん)が響くなか、約100キロ分の医薬品を積んだ車が検問所に着いた。ギリシャの人権団体「平和の医師団」の医師5人がガザ側のラファ病院から緊急要請を受け、届けにきた。

だが、エジプト治安当局は「治安上の理由」を盾にガザ入境を拒否。
ペトロス・ドレタス医師(40)は「鎮痛剤すらないのに、ガザの医師仲間は不眠不休で負傷者の治療を続けている。我々がなぜ脅威になるのか」と憤る。

アラブ諸国からはラファ検問所の全面開放を求める声が強まっている。
だが、エジプトのムバラク大統領は拒絶。
ハマスとつながりが深いエジプトの最大野党勢力ムスリム同胞団の伸長で政権批判が広がることを恐れている。

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1月 5, 2009 at 10:01 午前 パレスチナ・イスラエル |

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