« 2008年9月14日 - 2008年9月20日 | トップページ | 2008年9月28日 - 2008年10月4日 »

2008.09.25

「神舟7号」打ち上げへ

ロイターより「中国が「神舟7号」打ち上げへ、初の船外活動も

[北京 24日 ロイター] 中国政府は24日、有人宇宙飛行船「神舟7号」の打ち上げを25日夜に行うことを明らかにした。今回の飛行計画には、中国初の船外活動も含まれている。

同飛行計画の報道官によると、神舟7号は現地時間午後9時7分から同10時27分(日本時間午後10時7分から同11時27分)の間に、内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから発射される。

中国は2003年10月、旧ソ連と米国に続き世界で3番目に自国ロケットでの有人宇宙飛行を成功。2005年10月には神舟6号で宇宙飛行士2人による5日間のミッションにも成功している。

さて、今晩はニュースに注目ですね。

9月 25, 2008 at 10:14 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

北朝鮮・核施設再稼働?

CNN.co.jp より「再処理施設で1週間内の核物質利用の作業開始、北朝鮮が通告

ウィーン――北朝鮮の核開発問題で、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は24日、北朝鮮が寧辺にある、核兵器原料となるプルトニウムを生産する使用済み核燃料再処理施設で今後1週間以内に核物質を使った作業を開始すると通告してきたことを明らかにした。AP通信が報じた。

IAEAは現在、定例理事会を開き、北朝鮮やイランの核問題を協議している。事務局長はまた、北朝鮮の求めで寧辺に駐在するIAEA要員が核施設にあるIAEAの封印や監視カメラを24日にすべて撤去したとも述べた。

IAEAは声明も発表し、北朝鮮は24日からIAEA査察員に再処理施設への立ち入りを認めないとも通告してきたという。事務局長は22日、北朝鮮がIAEAに寧辺の核施設にある封印と監視装置の撤去を要求したことを明らかにしていた。

北朝鮮は、6者協議合意に基づき昨年から寧辺の核施設の無能力化作業を開始し、IAEAに封印、監視措置の設置を認めていた。他の6者協議参加国は見返りに北朝鮮へのエネルギー支援に応じていた。

米朝はしかし、今年初めから北朝鮮のすべての核計画申告の内容、検証方法で厳しく対立。北朝鮮は6月にすべての核計画を申告し、米国はこの見返りに交換条件となっていたテロ支援国指定を解除すべきと主張したが、米国は申告内容や検証方法の未決着を理由に解除を延ばしている。

この中で北朝鮮は8月下旬、無能力化作業の中断を発表。9月16日には、北朝鮮西海岸で新たなミサイル基地の建設が判明、長距離弾道ミサイルのエンジン実験を実施したともされ、米国に譲歩を強いる強硬態度に傾斜している。

北朝鮮の金正日総書記の健康悪化説は9月9日ごろから表面化した。

昨日(2008/09/24)から伝わり始めたニュースですが、どういうわけか何か地味な扱いです。
しかし、部分的にはけっこう強烈な情報もあるので、整理してみます。

毎日新聞より「北朝鮮・核問題:施設封印解除 北朝鮮、核開発再開も 6カ国協議合意に逆行

【北京・西岡省二】北朝鮮は寧辺(ニョンビョン)核施設の封印解除など6カ国協議合意に逆行する手順を進め、核開発を再開させる構えをちらつかせている。米国側が今後もテロ支援国家指定解除を保留したり、核申告書の厳格な検証の受け入れを迫るなど、強い姿勢を続ければ、北朝鮮は核開発のプロセスをさらに前進させるとみられ、6カ国協議は難関を迎えることになりそうだ。

北朝鮮は米国が8月11日に指定解除を発表すると期待していたが実施されず、同14日には核施設の無能力化を中断、26日には「寧辺核施設を原状復旧させる措置を考慮する」と発表した。今月3日には復旧準備作業開始、22日には「核施設の封印撤去要請」と、徐々に危機のレベルを高めた。

今回、北朝鮮は、再処理施設で核物質を使う実験を再開すると通告したが、具体的内容は明らかにされていない。仮に北朝鮮が再処理施設の復旧作業を始めれば、2~4カ月で施設は使用可能になり、使用済み燃料棒を再処理してプルトニウムを量産できるといわれる。この場合、6カ国協議の参加各国も10月末までに完了させる予定だった対北朝鮮経済・エネルギー支援を停滞させるなど対応措置を取るとみられ、6カ国協議は大きく挫折することになる。

北京の外交関係者は今回の措置について「北朝鮮は外務省声明の発表など公式的な立場を表明していないため、各国の反応を注視しているようだ」と指摘する。

また「北朝鮮が国内体制を引き締めたい場合、外敵と対峙(たいじ)する姿勢を強く示すことがある。ただ、一連の措置が最高指導者の金正日(キムジョンイル)総書記の健康悪化説や体制不安説と関連しているかは分からない」と話している。

北朝鮮は02年10月に始まった「第2次核危機」の際、同年12月下旬に寧辺の三つの核施設の封印を撤去し、その数日後には査察官を追放した経緯がある。

朝日新聞より「北朝鮮、寧辺の核施設の封印撤去

【ウィーン=関本誠】国際原子力機関(IAEA)は24日、北朝鮮が寧辺の使用済み核燃料再処理施設の封印と監視カメラの撤去を完了させたと明らかにした。IAEAはまた、北朝鮮が約1週間以内に再処理施設で核物質を使った作業を行う予定だと通告してきたことも公表した。

IAEA報道官によると、北朝鮮は、稼働停止・封印の監視検証活動をしているIAEA要員の再処理施設への立ち入りを今後は認めないとも通告してきたという。

これでIAEAが再処理施設の動きを監視することはできなくなったが、同要員は寧辺にとどまり、実験用黒鉛減速炉など他施設の監視検証活動は続けるとしている。

22日に再処理施設の封印撤去を求めてきた際は「核物質は使わない」としていたが、今回、北朝鮮は核物質の使用をIAEAに通告。再処理施設の稼働テストなど再稼働の準備を行うとみられる。貯蔵プールにある使用済み燃料棒の封印撤去を求め、それを使う可能性もある。ただ、核専門家によると、本格稼働までは数カ月かかるとされる。

テロ支援国家の指定解除に向けて米国から譲歩を引き出すために、北朝鮮が無能力化を逆行させ、強硬姿勢を強めたといえる。

寧辺では、稼働停止まで原子炉内にあった約8千本の使用済み燃料棒のうち半数以上が取り出され、貯蔵プールで封印が施されている。専門家によると、8千本の燃料棒には核兵器2発分にあたる10キロ以上のプルトニウムが含まれていると推計されるという。

読売新聞より「北朝鮮、核再処再開へ…IAEAに通告

【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)は24日、北朝鮮から寧辺(ヨンビョン)の再処理施設でプルトニウム抽出に向けた作業を再開するとの通告を受けたと発表した。

北朝鮮は「1週間後に再処理施設に核物質を持ち込む」と明言しており、冷却プールで保管中の使用済み核燃料棒を再処理施設に移動して、再処理作業を再開させる意向と見られる。

IAEAによると、再処理施設では、核施設の停止に伴いIAEAが取り付けた封印、監視装置の撤去が同日完了し、IAEA査察官の立ち入りも禁じられた。

6か国協議の枠内で進められてきた核放棄プロセスに逆行する動きで、非核化はさらに遠のきそうだ。

米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は24日、北朝鮮に対し、6か国協議の合意順守を強く求めるとともに、対話を続けていく考えを示した。

外交筋によると、再処理施設には封印約100個、監視カメラ約25台が取り付けられていたが、北朝鮮の要求に従い、IAEA査察官がすべて取り外した。無能力化作業の一環として5000キロ・ワット黒鉛炉から抜き取られ、冷却プールに移された使用済み核燃料棒の数は全体(8000本)の6割近くに達している。北朝鮮には現在、IAEA査察要員3人が滞在。北朝鮮は今のところ、再処理施設以外の黒鉛炉や核燃料製造工場では、封印、監視装置の撤去を求めていないという。

サンケイ新聞より「IAEA監視要員を追放 北朝鮮

【ベルリン=黒沢潤】国際原子力機関(IAEA)によると、北朝鮮は24日までに、寧辺の核施設に駐在していたIAEAの監視要員を追放した。北朝鮮は今後、プルトニウムの抽出作業を再開するため、再処理施設に核物質を注入する作業を約1週間以内に始めるという。

IAEAのフレミング報道官は24日、「北朝鮮から『IAEAの監視要員は再処理施設に立ち入ることはできない』と通告された」と語った。同報道官によれば、施設に設置されていたIAEAの封印と監視用のカメラも完全に撤去されたという。

北朝鮮の外務省報道官は今月19日、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除を米国が延期したことを非難し、無能力化を中断していた核施設を「原状復旧しているところだ」と説明していた。

北朝鮮がIAEAに核施設の封鎖を解除することを通告したのは確かなのでしょうが、報道各社の記事は微妙に違っていて、強調しているところが違いますね。

  • 事務局長はまた、北朝鮮の求めで寧辺に駐在するIAEA要員が核施設にあるIAEAの封印や監視カメラを24日にすべて撤去したとも述べた。
  • 今回、北朝鮮は、再処理施設で核物質を使う実験を再開すると通告したが、具体的内容は明らかにされていない。
  • IAEA報道官によると、北朝鮮は、稼働停止・封印の監視検証活動をしているIAEA要員の再処理施設への立ち入りを今後は認めないとも通告してきたという。
  • 外交筋によると、再処理施設には封印約100個、監視カメラ約25台が取り付けられていたが、北朝鮮の要求に従い、IAEA査察官がすべて取り外した。
  • 国際原子力機関(IAEA)によると、北朝鮮は24日までに、寧辺の核施設に駐在していたIAEAの監視要員を追放した。

情報が、IAEAの事務局長、報道官、外交筋などとあって、監視カメラの撤去は確実のようですが、監視要員については、施設への立入を認めない、とするものと、追放したというのがあります。
何が事実なのか分からないし、北朝鮮自身が何をしたいのかが伝わってきませんね。

国際政治の高度な駆け引きなのでしょうが、現時点で北朝鮮がこうした行動に出ることが、国際政治の観点から北朝鮮に有利なことなのか、いささか以上に疑問があるところで、日本韓国は快く思うはずもなく、中国も北京オリンピック・上海万博と続く一連の大イベントにマイナスの影響を感じて不快であるでしょう。

それでも、こうした行動に出るほど、北朝鮮は追い詰められていると感じているのでしょうか?また、これで北朝鮮は自身に有利な何かを得ることが出来ると考えているのでしょうか?よく分からないですね。

9月 25, 2008 at 10:09 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)