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2008.07.18

非弁行為で公判

読売新聞神奈川版より「無資格で破産手続き 地裁川崎支部初公判

弁護士資格がないのに自己破産申し立てなどを行って報酬を受けたとして、横浜地検川崎支部が、元相談事務所経営者を、弁護士法違反(非弁行為)の罪で横浜地裁川崎支部に起訴していたことがわかった。起訴されたのは埼玉県熊谷市、無職田中喜代司被告(56)で6月3日付。17日に開かれた初公判で、田中被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

起訴状によると、田中被告は東京都文京区で多重債務者の相談事務所「七転び八起きの会」を設立し、2004年6月~07年1月ごろ、弁護士資格がないのに、債務者に自己破産申し立て手続きを教えて書類を作成し、地裁川崎支部に提出させるなどの法律業務を行ったとされる。

17日の初公判の冒頭陳述で、検察側は、田中被告が多重債務者の破産手続きなどを行って、1人当たり50万円程度の報酬を受け取っていたとし、3年間で少なくとも172件の相談を受けて、23件の自己破産手続きを行ったとした。

この後、弁護側証人として、同会の経理をしていた田中被告の妻が証言。田中被告について「損得なしで困った人を助ける性格」と述べたが、加登屋健治裁判官が「もし本当に困っている人を助けるとしたら、何十万円も取らない。社会常識としても、言い逃れにしか聞こえない」と指摘する場面もあった。

このところ、わたしはブログでは個人名を消した記事をエントリーしていますが今回はそれは出来ません。

「七転び八起きの会」の田中被告。
となっていますが、わたしには「八起会」と誤解させる意図があったように思います。 「八起会」は倒産の経験者が集まっている組織で、昭和53年(1978年)設立ですから30年の実績があります。

「八起会」の野口社長自身はなかなか精力的に活動しています。だからこれほど長期に続きますし、多くの方が集まったのだろうと想像しますが、「七転び八起きの会」が「八起会」の名声を全く考慮しなかったとはちょっと思えないのです。

田中被告の妻が証言。田中被告について「損得なしで困った人を助ける性格」と述べましたが、加登屋健治裁判官が「もし本当に困っている人を助けるとしたら、何十万円も取らない。社会常識としても、言い逃れにしか聞こえない」と指摘する場面もあった。

この部分は、初公判で裁判長が指摘するというのもすごいですが、なんで「ボランティア」を正面に出したのか?と感じます。
むしろ、知らなかったと主張した方がリアリティがあると思うくらいです。 いわば天網恢々疎にして漏らさず、といったところでしょうか?

7月 18, 2008 at 08:44 午前 事件と裁判 |

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コメント

20年近く前に、この被告となった人の下で働いていた
ことがあり、この記事も5年以上前に見たのだが思うと
ころあってまたたどり着いた。社員に対しては優しい
タイプで、働かせてもらえたことなど感謝せねばなら
ないと思う。私から見ると良い人に見えた。当時も
奥さんが経理をされていた。今はどうされているか
分からないが、平穏無事であることを願う。

投稿: よし | 2017/02/25 5:33:10

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