学力テストで名前をチェックしたのが問題だと
毎日新聞神奈川版より「小中学力テスト:逗子市教委、300人分の名前を無断修正 謝罪文添え返却 /神奈川」
◇業者「読みにくい」と判断--児童生徒へ、謝罪文添え返却
逗子市教育委員会が市内の小中学生783人を対象に実施した学習状況調査(学力テスト)で、児童生徒約300人分の解答用紙の名前が線を引かれて消されるなど赤字で修正されていたことが分かった。
「ぼくの字はそんなに汚いの」とショックを受けた子どももおり、採点時に修正した委託業者の「学習調査エデュフロント」(東京都北区)は「結果的に人権を傷つけてしまい申し訳ない」と話している。
市教委によると、エデュフロント側の採点担当者が「読みにくい」と判断した解答用紙の名前を赤字で消し、その脇に書き直していた。採点後に結果をパソコン入力する作業の際に、間違えないために書き直したという。解答用紙を返却することが採点担当者に十分伝わっておらず、無断で修正したらしい。
無断修正は返却前に判明したため、市教委は3月下旬、同社と共に謝罪文を添えて解答用紙を返した。
調査は1月、市内の小学5年生447人と中学2年生336人を対象に行った。県教委は毎年1回、抽出校を対象に調査を行っており、市教委は同じ問題を使って市内全校で実施した。
採点を委託されたエデュフロントは、教科書会社・東京書籍の子会社の学力調査運営会社。市教委は「児童生徒にとっては大事な名前で、あってはならないこと」と指摘。同社の酒井浩二統括部長は「指示の徹底が足りなかった」と話している。【五味香織】
わたしたちは、学校には頻繁に行っていますが、採点などはしないので子どもたちの名前を直接読む必要はありません。
しかし、子どもたちの名前を見る機会はかなり多いのも事実で、「この名前は呼んでもらうのに苦労するだろう」と思うことはしばしばあります。
「読みにくい名前対策」があったのだろう事はすぐに分かりますが、何が起きたのかを考えてみると
- 子供に自分の名前を書かせた
- 業者にそのまま作業依頼
- 入力するときに名前の入力が必要であった
- 業者は読み間違え対策のために名前を書き直した
- 名前が書き直された答案が子供に返却するために学校に戻って問題化した。
問題の試験は、逗子市教育委員会が統計調査のために抽出校で実施したのもので、そもそも答案を返却する必要があるものなのか?と言えます。
答案を返却しないのであれば、名前の記入自体が不要なわけで、名前の入力をしないのであれば業者側の作業も大幅に簡略化できたことは間違えありません。
こんな事を考えると、問題になった試験全体をどうするべきなのかを考え直した方が良いのではないでしょうか?
番号付きの試験問題(解答用紙)を配付して、子供が名前を記入してもデータ入力上では名前の代わりに番号を入力すれば、コストダウンになるのじゃないでしょうか?
5月 9, 2008 at 09:12 午前 教育問題各種 | Permalink
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コメント
酔うぞさんご指摘のようにすればよいと思うのですが、それ以前に、
>「ぼくの字はそんなに汚いの」とショックを受けた子どももおり、採点時に修正した委託業者の「学習調査エデュフロント」(東京都北区)は「結果的に人権を傷つけてしまい申し訳ない」と話している。
これが理解できません。
こんなことでショックを受けているようでは、採点結果も知らせられないではありませんか。
字が読みにくいということを伝えるのも教育ではないかと思うのですが。それは目的外で余計な御世話というのでしょうかね。それとも赤線で消したのが問題だったのでしょうか。消さずに横に書き直せば良かったのでしょうか。
いずれにせよ、こんな些細なことで人権を傷つけたとは過剰反応じゃないかと。そもそも人権という言葉の使い方も間違っています。
投稿 zorori | 2008/05/10 11:33:44
zorori さん
こんなことでショックを受けているようでは、
採点結果も知らせられないではありませんか。
字が読みにくいということを伝えるのも教育ではないかと
思うのですが。
それは目的外で余計な御世話というのでしょうかね。
それとも赤線で消したのが問題だったのでしょうか。
消さずに横に書き直せば良かったのでしょうか。
この部分は、違うというか、言い訳というか、ワケありというか、タメにする
なんてのもアリじゃないかと思っています。
そもそも、この問題の公表は子供や親の苦情があったからではないのです。
解答を返す段階で謝罪文を付けて返している。
だから「何とかしろ」と主張した人が居たわけです。
その一方で、採点する側は少なくとも作業の段階では「問題ない」と判断していたわけです。
実際にどうなっていたのかは判らないわけですが「イヤな感じ」であることは間違えないですね。
その上で、どうあるべきか?と考えると「こんな突っ込みをされないようにするのが先かな?」と思うわけです。
現実の子どもたちは結構丈夫なもので、文句いうヤツは言いますよ。
むしろそれをキャッチアップでき無から事件になるケースの方が多いのではないでしょうか?
正直な話が「ということで大問題」とやったのだと思っています。
投稿 酔うぞ | 2008/05/10 14:40:24
酔うぞさん、
>そもそも、この問題の公表は子供や親の苦情があったからではないのです。
解答を返す段階で謝罪文を付けて返している。
あ、そうか。ということは、先読みした謝罪文が子供にショックを与えたというだけなんですね。
「あってはならないこと」などと謝罪されれば、そんな大変なことなのかと思っちゃいますね。
ちょっと大げさに受け取りました。
投稿 zorori | 2008/05/10 15:11:33
zorori さん
「あってはならないこと」などと謝罪されれば、
そんな大変なことなのかと思っちゃいますね。
ちょっと大げさに受け取りました。
わたしは、今回の報道発表が zorori さんのように受け取ることを狙って、誰かが発表させたのだろう、と思っています。
その狙いがなんだか分からない。
冷静に見れば、こんな報道になる話とは思えないですよ。
記者会見で質問に答えたのでしょうか?そこらから疑ってしまいます。
投稿 酔うぞ | 2008/05/10 15:34:43
酔うぞ さん、
>その狙いがなんだか分からない。
冷静に見れば、こんな報道になる話とは思えないですよ。
いろいろと想像すれば、会社としてはクレームとなりそうな芽はできるだけ潰して置きたいという気持ちはありますね。常識的的にはそんなことが問題になるとは考えられないけど、何しろお客様は「神様」ですから。
それで、そういう対応が世にでると、本当に「神様」かもと勘違いする人や、ネタに困っている記者が報道したりすると話はどんどん大きくなって。ということで、何かの狙いというよりも、もののはずみみたいなものかもしれませんね。でもそういうことが怖いです。
ちょっと別の事件を思い出しました。組織としては謝罪は普通の対応だろうと思っているけど、実は長い目で見れば自分の首を絞めているというような。
投稿 zorori | 2008/05/11 13:41:16