« 裁判に気づかずに、2億5千万円の賠償が確定 | トップページ | A・C・クラーク死す »

2008.03.19

超伝導モーター実用化?

FujiSankei Business iより「世界最大365キロワット 超電導モーター IHIが船舶推進装置向け開発

IHI(旧石川島播磨重工業)は17日、世界最大出力365キロワットの超電導モーターを使った船舶用推進装置=写真=を完成させ、横浜事業所(横浜市磯子区)で報道陣などに公開した。同社は出力を400キロワットに高めた超電導モーターの販売を2009年度から始める。超電導モーターの販売は国内メーカーでは初めてという。

Up

公開した超電導モーターは、福井大学や住友電気工業など7社1大学の産学グループが共同開発した。船舶の分野も二酸化炭素(CO2)の排出削減が課題になっており、この推進装置を搭載した船は従来型のディーゼル駆動船に比べ燃費が15~40%向上する。

一定の温度以下になると電気抵抗がゼロになる超電導材に、高温タイプのビスマス系線材を採用。冷却剤に液体ヘリウム(マイナス269度)に比べて高温の液体窒素(約マイナス200度)が使え、断熱が容易で扱いやすいという。

4月から耐久性を検証するための24時間連続負荷運転に入り、7月から400キロワット超電導モーターの製作に着手する。将来は「船舶以外の分野にも超電導モーターを売り込みたい」(舶用超電導推進事業室部長)としている。

船舶用に普通のモーターとして超電導技術が使われるとは「なるほどねぇ」といったところです。

400キロワットでは、それこそ潜水艦の巡航用でしょうか(^_^;)

液体窒素の冷却で機能するのであれば、充分に実用出来るとは思いますが、冷やし続けなければいけないわけですから、そのエネルギー収支はどうなのでしょうか?
その分を入れても、燃費向上なのでしょうか?

超伝導モーターの制御はどうするのでしょうか?興味深いですね。

3月 19, 2008 at 10:57 午前 もの作り |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/40554694

この記事へのトラックバック一覧です: 超伝導モーター実用化?:

コメント

船に搭載というのは考えたものですね。
液体窒素なら、市販機器レベルで窒素ガス生成機も液化プラントも既成の技術...
なんといっても大気から作れるので補給や大量貯蔵が不要というのはメリットです。

船舶だと発電用エンジンも大型なので、うまくやれば高圧コンプレッサーと液化装置も同軸駆動が出来て良さげです。
さすがに潜水艦に積むには液体窒素はネックになるでしょう。

これが鉄道とかになると窒素プラントの搭載は不可能と思われますから実現性は急低下するのが残念なところですね。

投稿: wader | 2008/03/19 20:38:28

>船に搭載というのは考えたものですね。

いや、全くです。
400キロワット(500馬力)では、主動力として船を走らせるには力不足でしょうが、実用実験レベルなら充分に出来ますね。

ただ、超伝導では基本的に一定の電流を継続して流すような状況が有利なのだろうと思っています。

これが制御となると、基本が変化とか断続でしょうから、超伝導との相性はどうなんだろうと好奇心が騒ぎます。

投稿: 酔うぞ | 2008/03/19 20:54:22

以前、酔うぞさんも取り上げておられましたスーパーエコシップ、その第1船の推進用電動機が 500KW x 2基 で二重反転プロペラ 1基を駆動するシステムでしたので、499総トン程度の内航船用として、出力だけ見れば必ずしも力不足とは言えないレベルまで来ています。
問題は信頼性でしょう。海の上ではメーカーの技術者がいつでも助けに来てくれる訳ではありませんから、一般的に船の機器類は乗組員の手で全てのメンテができる十分枯れた?ローテク機器が好まれます。

投稿: ひさ | 2008/03/21 13:25:17

コメントを書く