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2008.02.05

アメリカ・貸し渋り・下請け倒産・自動車メーカ操業ストップ

読売新聞より「米で貸し渋り広がる、米銀が融資基準・条件を厳格化

【ワシントン=矢田俊彦】米連邦準備制度理事会(FRB)が4日発表した銀行の融資に関する調査で、米国内の銀行が個人や企業に融資をする際の基準や条件を厳しくしていることがわかった。低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題をきっかけにした貸し渋りが広がっていることを示した。

調査は、四半期に1度実施しており、アメリカで営業している79の銀行(米銀56行、海外の銀行23行)を対象に1月中旬までの3か月間の融資姿勢を聞いた。

企業向けの融資では、米銀の3分の1、海外の銀行の3分の2が融資姿勢を厳格化させたと答えた。

理由(複数回答)としては、8割以上が「景気見通しの悪化」を挙げた。「(資本不足など)銀行側の経営悪化」も2割以上あった。サブプライム問題による損失の拡大で、融資を慎重にせざるを得ない銀行が相次いでいるとみられる。

商業用の不動産融資も、米銀の8割が融資条件などを厳しくしたと回答し、1990年の調査開始以来、最も高い比率となった。

個人向けでは、サブプライムローン以外の優良な顧客向けの住宅ローンでも、米銀の5割以上が融資の条件を厳しくしたと答えた。

(2008年2月5日10時26分 読売新聞)

完全に日本のバブル崩壊の時と同じ展開ですね。
こんな事が起きているところも「いつか来た道」です。

AFP BB より「クライスラー、4工場の操業停止

【2月5日 AFP】米自動車大手クライスラーは4日、国内の組立工場4か所で操業を停止すると発表した。これは国内全工場の5分の1にあたる。同社に部品を納入していた部品メーカー、Plastech Engineered Productsが経営破たんしたことが影響した。

操業を停止するのは、イリノイ、デラウェア、ミシガン、オハイオの各州の工場で、従業員1万500人が影響を受ける。オハイオ州のもう1つの工場でも、生産に遅れが出ている。

クライスラーによると、今後の作業スケジュールについては、各工場の責任者を通じて発表する予定だという。

同社は、「生産の遅れは間もなく解消される見通しだが、状況を注意深く監視し、在庫を調整して、効果的かつ迅速な操業の再開を目指す」との声明を発表した。

同社は1日、Plastech Engineered Productsへの部品発注を中止した。Plastech社はクライスラーに、プラスチック部品を幅広く供給していた。

米メディアはPlastech社が1日、破産を申請したと報じたが、同社は報道内容についてコメントしていない。

クライスラーは、投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントに74億ドル(約8400億円)で売却されて以来、経営見直しで数千人の雇用削減を行ってきた。

クライスラーは1日、1月の国内販売台数が12%減少し、13万7392台だったと発表している。(c)AFP

Plastech Engineered Products なるプラスチック部品メーカを検索してみるとここが出てきます。大企業ですね。

普通に考えて、資金ショートなのでしょうが AFP BB の記事がクライスラー本体の不安も書いているところが不気味です。

日本では生産側のコストダウンなど全体に縮小均衡でバランス回復を図っているときに、アメリカでは合法非合法を含めて移民とその家族によって人口拡大による消費拡大によって不況に陥らないように経済運営を進めてきたのだと理解しています。

実際に人口増加なのですから先行投資であって決して先送りではないというのは分かるのですが、それにしてもサブプライムローンはバクチであったのではないでしょうか?

下手をすると、アメリカも長期不況に突入するのかもしれません。

2月 5, 2008 at 09:37 午後 国際経済など |

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コメント

住宅貸し出しは確かに減っているそうですが、法人貸し出しはむしろ増えているそうですよ。
減っているのはむしろ日本のようです。

投稿: なる | 2008/02/06 2:33:46

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