« 歌手のための著作権延長論・EU | トップページ | バックアップは先に立たず »

2008.02.18

JAL機の聞き間違えと管制のあいまいな発言

一昨日(2008/02/16)の新千歳空港でのJAL機が他機が滑走路上にいるのに離陸滑走を開始して、管制からの停止命令で衝突を回避したという事件の一連のニュースをまとめてみます。

2008年02月17日01時52分朝日新聞滑走路に到着機いるのに離陸滑走開始 新千歳でJAL機
2008年02月17日23時00分朝日新聞JAL機、英語の指示聞き違え滑走か 新千歳空港
2008年02月18日03時07分読売新聞日航機無断滑走、「防氷液」の効果切れ迫り機長らに焦りか
02/18 07:27北海道新聞操縦士、指示復唱怠る 新千歳の無許可滑走 管制も誤解招く表現か

新聞記事のタイトルだけでも色々な問題が複合してトラブルになったようですが、「元検弁護士のつぶやき」さんの記事「JAL機、聞き違えか?」のコメントに面白い意見がありました。

No.1 Feriさん | 2008年2月18日 08:01 | CID 118823  (Top)

色々と憶測が飛び交っていますが、実は、新千歳空港では、過去にも管制上の問題から、同様の事故が起きています。

推察される理由として、同空港は航空自衛隊が航空管制を一元的に行っており、いわゆる自衛隊特有の「慣用句」を管制官が、知らずに使っているという可能性も考えられます。

ただし、今回の一件でも、管制官の指示を、機長又は操縦士が復唱していれば、その時点で、聞き違いに気づいたということは間違いありません。

最近は、燃料高騰うんうんで、早く出発させたかったという一面もあるかもしれませんが、このブログでも話題になっている「お客さまの過激な反応」を気にしすぎて、焦っていたという可能性も考えられます。私も、出張でよく航空機を利用しますが、天候などやむを得ない事情で、欠航や出発遅れが生じると、「切れまくるお客さま」を空港で見ることが多くなりました。

まとまりのないコメントで失礼しました。

新聞記事でも指摘されている「なぜ、Expect immediately takeoff という曖昧な指示を出したのか」は大いに研究するべきでしょう。

「何で英語なのだ」といった疑問を述べる方も多いですが、英語とは言いがたい、というよりも、誤解の余地がないように特殊化した符丁と考えるべきで、ある意味では下手に英語で会話すると解釈してはまずいのでしょう。

情報処理技術の著しい向上に比べて航空管制は良く言えば慎重で悪く言えば時代遅れの状態になっています。航空過密化に対しては情報処理技術の活用を考えるべきなのでしょう。

管制指示データなどはデータ通信でコックピット内に情報表示するといった仕組みがあっても良いと思うのですが。

2月 18, 2008 at 12:24 午後 事故と社会 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/40167894

この記事へのトラックバック一覧です: JAL機の聞き間違えと管制のあいまいな発言:

コメント

大事故になり掛けたと聞いて人が操作するものにはいつもミスがつきまとうものだと改めて思わされます。コメントされてるように通話の確認以外にランプ表示のようなテイクオフOKのランプ(操縦席内でも或いは滑走路わきでも)点灯と併せて確認をとるよう、もう1系統のフェイルセイフを持つと安全率がぐっと上がると思います。

投稿: テスラ | 2008/02/19 6:26:03

 「滑走路進入ok」「離陸滑走ok」や、場内誘導路の交差点に信号機をつけるのは、あまりコストを掛けずに事故防止に大いに役立ちそうですよね。

 ただ、問題は、空港の場合滑走路や場内の設備や構造が、色々と国際法で縛られていそうなところ。
 わが国の空港は安全のためにこうしました・・・とあまり勝手にやる訳にも行かないんじゃ無いかと。
 あと、信号機の操作は誰がやるか?も。
 管制官なりの人間が操作するのでは、やはり操作ミスが発生しそうですし。
 自動化しようとすれば、航空機側にもなんらかの追加設備が必要になるんじゃ無いかと。

投稿: Craftsman | 2008/02/22 10:23:15

コメントを書く