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2008.01.09

ボンバルディア機・またもトラブル

読売新聞より「日本エアコミューターのボンバル機、上空で格納部ドア開く

9日午後3時10分ごろ、大阪(伊丹)空港を離陸した松山空港行き日本エアコミューター2313便(ボンバルディアDHC―8Q400型機、乗客乗員13人)で、右主脚を格納後も、格納部のドアが開いていることを示すライトが点滅した。

客室乗務員が確認したところ、ドアが開閉を繰り返していたため、同空港に引き返し、同38分に着陸した。けが人はなかった。

機体点検のため、同路線や、大阪―大分間の計4便が点検のため欠航した。同社でトラブルの原因を調べている。

「これはなんだ?」というのが第一印象です。

第二次大戦中までは、飛行機の引っ込み脚のドアは、脚が下りているときには開いていて、脚が引っ込むと閉じる、分かりやすいものでした。

飛行機の引っ込み脚のドアは分割されている事が多く、脚が出ているときにも一部のドアを閉じておくことが可能ではあったのですが、第二次大戦中の戦闘などでは機構を極力簡単するために、脚が下りている時には全てのドアが開いているのが普通だったのです。

戦後ジェット機が出現すると、地上でも閉めることが出来るドアは閉めてしまう型式が増えました。
基本的には、離陸滑走のために空気抵抗を減らすことが目的であったのでしょう。

脚のドアパネル一枚ずつに油圧シリンダーを付けて作動させる方式でしたから、F86戦闘機では実際にかなり複雑な動きをしました。

  1. 地上で油圧が抜けている状態では、全てのドアが開いてしまう。
  2. エンジンを始動して、油圧が上がると地上で閉じても良いドアが閉まる
  3. 離陸後、脚上げ操作をすると一連のシーケンスに入る。
  4. 全てのドアが開く
  5. 脚を収容する
  6. 全てのドアが閉じて、脚上げ完了

このように、そこそこ複雑なシーケンスではありますが、すでに確立した技術です。

問題の Bombardier Q400 は地上ではこの写真のようにドアがごく一部開いて脚柱が出ています。

Up

脚上げ時には後方のドアが開いて後ろ側に引き上げる事になります。

そこで、最初に説明した「ドア開閉のシーケンス」が働くわけですが、それが誤作動した事になります。

何が起きればこの種のシーケンスが作動不良になるのか考え込んでしまうところですが、ボンバルディア機に起きている一連のトラブルの非常に多くがこの種のシーケンスの動作不良であって、なんか設計思想の根本にトラブルを内包しているのではないか?と強く疑います。

1月 9, 2008 at 10:14 午後 もの作り |

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