« BA機ヒースローで胴体着陸? | トップページ | 自費出版システムの破産 »

2008.01.19

BA機ヒースローで胴体着陸?その2

「BA機ヒースローで胴体着陸?」の詳細が明らかになりつつあります。

サンケイ新聞より「着陸3キロ手前でエンジン不調に 英BA機事故

ロンドンのヒースロー空港で17日起きたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)機の着陸失敗事故で、英運輸省の航空事故調査当局は18日、同機が着陸の約3・2キロ手前で高度約180メートルまで降下した際、エンジン2基の推力が低下したとの初期調査報告書を公表した。推力低下の原因は特定できておらず、調査を続ける。

同機は北京発ロンドン行きのボーイング777。報告書によると、自動操縦装置、自動推力調整装置を作動させて順調に航行していたが、着陸直前にエンジン不調が発生した。

自動推力調整装置の出した指令にエンジンが反応せず、操縦士が手動で操作しても推力は回復しなかった。このため同機は正規の着陸地点から約300メートル手前、滑走路外の芝生に着地。衝撃で右主脚が外れ、左主脚は主翼にめり込んで破損した。報告書によると、1人が重傷、12人が軽傷を負った。

BAによると、同機は当時、副操縦士が操縦を担当していた。

英当局は今後の調査にあたり、米運輸安全委員会(NTSB)と協力。米ボーイングやエンジン製造元の英ロールスロイスの協力を受けながら原因究明を進める。(共同)

3.2キロ手前というのは2マイルですが、飛行機だから2海里だとしてして計算すると、120ノット(220キロ)でアプローチしているのであれば、30秒手前ですよね。

アメリカABCニュースでは「乗客にアナウンスする時間もなかった」と機長がコメントしていると言っていました。
この状況で死者が出なかったのは運も良かったし、緊急時のコックピットの対応力は優れていたと言えるでしょう。

報告書によると、自動操縦装置、自動推力調整装置を作動させて順調に航行していたが、着陸直前にエンジン不調が発生した。

とのことですから、下手すると全世界のボーイング777の飛行停止もあり得るでしょう。

気になるのは、操縦士が手動で操作しても推力は回復しなかった。の部分で、マニュアルオーバライドが作動しないのでは意味がない。

もっとも、エンジンコントロールもジェットエンジンでは機械式の制御の方が制御装置が極めて複雑になって電気制御・電子制御はかなり以前から導入されていて、現在ではデジタル制御になっていますから、マニュアルオーバライドと言ってもエンジン制御システムに直接信号を送ることが出来る、と言うことでしょうがそれが作動しないとなると極めて深刻ですね。

アプローチの最終段階で推力が低下した、ではシャットダウンしてしまったように感じますが、これまたすごいことで一体何が起きたの詳細が知りたいですね。

1月 19, 2008 at 11:54 午前 海外の話題 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/17748963

この記事へのトラックバック一覧です: BA機ヒースローで胴体着陸?その2:

コメント

コメントを書く