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2007.10.20

ロシアの爆撃機基地

NHKニュース(動画)より「ロシア 長距離爆撃機基地公開

公開されたのは、ロシア南部サラトフ州、エンゲルスにある国内最大の長距離爆撃機の軍事基地です。

この基地では、長距離爆撃機の離発着の訓練が昼夜を問わず繰り返し行われていました。
この基地を離陸した爆撃機は、北極海を経由してイギリス北方の沖合まで13時間かけて往復します。
このほか、ロシア各地の空軍基地でも長距離爆撃機が24時間態勢でパトロール飛行を再開したということで、アメリカに並ぶ、軍事大国ロシアの復活を内外に印象づけるねらいがあるものとみられています。

これに対して、イギリス空軍の戦闘機がことし8月、スクランブル発進するなど、欧米では、ロシアが冷戦時代のように軍事的な緊張を高めているという批判が強まっています。
ロシア軍としては、異例の軍事基地公開で透明性をアピールして欧米の批判をかわす一方で、ロシアが軍事的な存在感を着実に回復しつつあることを示すねらいもあるものと見られます。

さっそくGoogle Earth で見に行きました(^_^;)

Up_2

ちゃんと大型爆撃機ツポレフ TU160 が居ますね。
もっとも、滑走路一本だけなのでそれほど巨大基地とも言えませんが。
測ってみると、滑走路の長さは3500メートル、基地全体としては一辺が20キロの三角形のようです。
北緯51度28分45秒、東経46度12分52秒あたりです。

ボルガ河沿いで、河幅が広いところでは10キロぐらいあります。

Google Earth はすごいなあ。

10月 20, 2007 at 11:10 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.19

行政が削除請求

東京新聞より「ブログに『公園で犬放し飼い禁止、違法』都など『削除を』接続業者側は拒否

東京都内在住とみられる愛犬家が、インターネットのブログ(日記)に「公園での犬の放し飼いの禁止は違法」との主張を書き込み、東京都と西東京市が「違法行為をあおり、公園でのマナー低下を招く」として「プロバイダ責任制限法」に基づき、サイトを提供するプロバイダー(接続業者)に削除を求めていたことが分かった。
接続業者側は「内容の正否を判断できない」として請求を拒否している。(中沢誠)

ブログの掲示板には三年前の開設当初から「しつけのいい犬は放し飼いでもいい」「リードは動物虐待」「狂犬病予防法は時代遅れの悪法」などの主張が展開され、都や市には「放置していいのか」との苦情が寄せられていた。
公園で放し飼いを注意した市職員が、飼い主から「ブログには問題ないと書いてある」と反論されたケースもあるという。

プロバイダ責任制限法は、ネット上で中傷されたり、プライバシーを侵害されたりした場合については被害者が接続業者に書き込みの削除を求めることができると規定。
都福祉保健局と同市みどり公園課は、同法に基づき二月、違法行為を招くとしてサイト提供者の「楽天」と「ヤフー」に書き込みの削除を求めた。

しかし、両社とも自治体の請求を拒否。同市があらためて六月、楽天に発信者の身元情報の開示を求めたが、楽天はやはり拒否した。

接続業者らの「テレコムサービス協会」(本部・東京)の桑子博行サービス倫理委員長は「自治体からの削除請求は聞いたことがない」とした上で、「安易に削除に応じれば、表現の自由を定めた憲法二一条や、電気通信事業法に抵触する恐れがある」としている。

これに対し都環境衛生課は、公園での動物の放し飼いを禁じている都条例や予防注射を義務づけている狂犬病予防法を挙げ「ブログは明らかに法律を否定する内容。誤った考えを先導するブログを放置するのは好ましくない」と反論する。

公園での犬の放し飼いをめぐっては、トラブルが後を絶たない。環境省によると、二〇〇五年度に犬にかみつかれた被害は約五千三百件。愛知県では大型犬が主婦を襲い、七月に飼い主が逮捕された。東京都檜原村では先月、四十四匹の犬を放し飼いにしていた飼い主が狂犬病予防法違反容疑で摘発された。

「ブログは明らかに法律を否定する内容。誤った考えを先導するブログを放置するのは好ましくない」

法律に反論する権利は当然あるわけで「法律を否定する考えだから削除するべき」というのではちょっと無理だろう。

このような場合は「対抗言論するべし」との判決が出ているくらいで、行政が堂々と反論するべきだと思う。

仮にここで削除できても、次々と同じようなサイトが出てくることも十分に予想できる。
どのような考え方で削除請求する事にしたのか?検証するべきだと思う。
削除すればOKという事ではない。

10月 19, 2007 at 09:22 午前 セキュリティと法学 | | コメント (5) | トラックバック (1)

一審・控訴審・上告審・一審で20年

東京新聞より「迎賓館迫撃弾 再び一審 最高裁 起訴20年、差し戻し確定

一九八六年の東京サミットを妨害するために、中核派が迎賓館(東京都港区)と在日米軍横田基地(福生市など)に迫撃弾を発射した事件に関与したとして、爆発物取締罰則違反の罪に問われた被告(63)ら同派活動家三人の上告審で、最高裁第一小法廷(泉徳治裁判長)は、被告側の上告を棄却する決定をした。
三被告を無罪とした一審判決を破棄し、審理を東京地裁に差し戻す二審判決が確定し、起訴から二十年を経て再び一審の審理が始まる。

一審の東京地裁判決は「迫撃弾の製造にかかわった証拠がなく、実行犯との共謀の証明もない」として無罪としたが、二審の東京高裁は「一審は証拠の価値を十分評価しておらず、検察側が請求した一部証拠を取り調べず審理を尽くしていない」として、東京地裁に差し戻した。三被告が上告していた。

最高裁第一小法廷は二審判決について「証拠の評価に関する判断に誤りは認められない」と判断、明治期に制定された爆発物取締罰則を憲法違反とした弁護側の主張も退けた。差し戻し審では、一審で証拠採用されなかった三被告の犯行への関与を示すとされるメモなどについて審理される見通し。

まだ続いているとは知らなかった。

  1. 一審は無罪
  2. 控訴審は一審に差し戻し
  3. 被告は差し戻しを不服として上告
  4. 上告棄却で再度一審のやり直し

これだけのやり取りで20年というのはそれ自体がとんでもない事ですね。

うろ覚えですが、迫撃弾発射は被害としては大したこと無く、こういう物を作ることが出来るということが衝撃的であって、三被告が製造に関わったとして裁判になったと記憶しています。

「製造に関わった」といった表現は本来かなり限定的に解釈するべきものだろうと考えます。
そうしないと、いくらでも拡大解釈が出来る。つまり検察側の立証責任が重いわけで、正に証拠の価値判断の重要性こそが核心なのでしょう。
しかし、検察は十分な立証が出来ているのでしょうか?どうも第一審の判断が甘いということでも無いように感じます。

10月 19, 2007 at 12:18 午前 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)

続・びっくり・中華航空機

「びっくり・中華航空機」の続報です。
朝日新聞より「中華航空機亀裂は「腐食が原因」 台湾側が見解

9月20日に佐賀空港に着陸した中華航空チャーター便(ボーイング737―800型機)の胴体に77センチの大きな亀裂が見つかった問題で、原因を調査していた台湾の行政院飛航安全委員会は18日、「機体外壁の腐食が亀裂の原因」との見解を示した。
腐食に至った状況は特定できておらず、ボーイング社にも協力を要請してさらに調査を進める。

同委員会は亀裂の原因として金属疲労や外部との接触は否定した。
調査ではトイレの水漏れや、外壁の表裏双方に必要なアルミニウム塗装が外側だけだったことが判明。
これらが何らかの化学変化を起こして外壁の腐食を進めた可能性があるが、現時点で断定はできない、としている。

機体では胴体下の尾翼に近い部分が前後の方向に細長く裂けていた。中華航空は搭乗前の点検や運航中に異常は確認されなかったとしている。

外壁の表裏双方に必要なアルミニウム塗装が外側だけだったことが判明。

ちょっとこれは信じがたいですね。今の飛行機が無塗装のパネルを使うのは外側にすることはあっても、内側になる部分というか全部のパネルは部品の段階で塗装されてます。

もし、問題のパネルだけが無塗装であるのなら、極端に目立つはずで、見逃されるとはちょっと思えないのですが・・・・。

それにしても、水漏れなどで腐食することはいつでもあり得ることで、YS11が「軍用機と違って野外に駐機して運用することの問題」で苦労したところとして紹介されているくらいです。
腐食が亀裂に及ぶまで点検していなかったということでしょうか?なんかヘンですね。

10月 19, 2007 at 12:02 午前 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.18

コンクリート製信号柱が折れて死亡事故

読売新聞より「信号柱が折れ作業員転落、死亡…埼玉・三芳町

18日午後4時25分ごろ、埼玉県三芳町竹間沢の国道254号交差点で、電機工事会社員(30)が、コンクリート製の信号柱(高さ7・5メートル、直径20~30センチ)に登って作業中、信号柱が中央付近で折れ路上に転落、全身を強く打って間もなく死亡した。 東入間署によると、1人で渋滞感知装置のケーブルを張り替える作業をしていた。同署で折れた原因を調べている。

ちょっと信じがたいニュースですが、「中央付近で折れた」ですから自動車の衝突による損傷では無さそうです。
「一人で張り替え作業」となっていますが、問題の信号柱には一人という意味でしょうね。ケーブルを張るのだから相手があるはずで、そっちの作業の問題かな?

それにしても、コンクリート製の信号柱というのは電柱と同じか同じようなものでしょうから、それが折れること自体が大問題だと思います。

10月 18, 2007 at 11:47 午後 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.17

紀元会・集団暴行殺人事件・その2

「紀元会・集団暴行殺人事件」の続報ですが、かなり複雑です。

中日新聞より「二女の言動で母親を呼び出しか紀元会集団暴行

長野県小諸市の宗教法人紀元会で奥野元子さん(63)が集団暴行を受けて死亡した事件は、当日の「勉強会」と呼ばれる集会で、法人の「次期総裁」とされる少女(15)に対する奥野さんの二女(26)の言動をめぐり、ほかの信者から「娘が悪いのは母親が悪い」として奥野さんが呼び出され、暴行された疑いのあることが16日、小諸署の捜査本部の調べで分かった。

事件が起きた先月24日の会合は、信者が日常生活の反省点などを「総裁」と呼ばれる女性に報告する勉強会だった。
二女夫婦を含む信者50人以上が参加したが、女性は姿を見せず、奥野さんも出席しなかった。

関係者によると、この席で、少女に対する二女の言動に腹を立てた周りの複数の信者が、二女夫婦に対して暴行
少女の親族で紀元会創始者の娘(49)が暴行をあおったという。

さらに一家への批判が高まって奥野さんが呼び出され、信者たちに暴行されたとみられる。
捜査本部は16日、傷害致死容疑で21人を送検した。

調べでは、21人は9月24日夜から25日未明にかけて、紀元会施設内で開かれた会合で、奥野さんの夫(35)や長女(37)とともに、奥野さんに殴るけるの暴行を加え、死亡させた疑い。

捜査本部によると、奥野さんが暴行を受けている間、制止する信者はいなかったという。逮捕された21人や家族のほかにも暴行に関与した信者がいるとみて、調べを進めている。

読売新聞より「紀元会暴行「内また踏め」…扇動の声、死亡者家族が供述

長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の会員ですし店経営奥野元子さん(当時63歳)が死亡した事件で、集団暴行の現場に居合わせ、逮捕された奥野さんの家族が「内またを踏みつけると痛いから、そこを踏みなさい」と言う会員の声を聞いたと小諸署捜査本部の調べに供述していることが16日わかった。

奥野さんの遺体には、内またや腕に暴行の跡が集中しており、捜査本部では暴行を扇動した者がいたとみて調べている。

調べによると、暴行現場は、講義などに使われる「大和紀元会館」の2階大会議室。現場にいた50歳代の女性会員が読売新聞の取材に話したところによると、暴行が行われた9月24日、会員らは日中から教団の作業があり、夕食後に「集まって下さい」と連絡があった。
大会議室に入ると数十人が集まっており、奥の方に誰かを囲む人の輪ができていた。

大きなどなり声が聞こえたため見に行くと、奥野さんが横たわって会員たちに殴るけるの暴行を受けていたという。

女性は、その後、奥野さんの家族4人だけが翌日逮捕されたことを知り、自分が見た状況と違うため不審に思ったが「誰にも言えなかった」という。

女性は「今思えば、どんなに罵声(ばせい)を浴びせられても止めに入れば良かったが、怖くて後ろに下がってしまった。自分もいけなかったと悔やんでいる」と涙を流した。

信濃毎日新聞より「事件当夜、二女夫妻にも暴行、夫が隠滅を提案か

小諸市荒町2のすし店経営奥野元子さん=当時(63)=が9月下旬、同市北囁(きたささやき)の宗教法人「紀元会」の会員らに同会施設内で集団暴行され、死亡した傷害致死容疑事件で、事件当夜、会施設内で開かれた「反省会」で、二女夫婦も暴行を受け、その内容について、元子さんの夫=同罪で起訴=が家族内のけんかとしての隠ぺいを提案していたことが16日、小諸署の捜査本部の調べで分かった。

捜査本部は、集団暴行事件について、会幹部があおっていたとみて追及。同日も同会施設を家宅捜索し、同日午後、15日に逮捕した21人の容疑者の身柄を長野地検に送る。

調べによると、9月24日夜に会施設で開かれた「反省会」で、奥野さんは生活態度が悪かったとして暴行されたとみられる。その場で一緒にいた二女と夫も暴行を受けた。
その集団暴行について、被害者の夫が、暴行はすし店内で家族間であったけんかとして隠すことを提案した。

逮捕した15-80歳の21人のうち、同市乙、無職窪田康子容疑者(49)ら会幹部が、同会施設内で行った集団暴行に関し、中心となってあおっていたとみられるという
。捜査本部は、犯行当日に施設内で開かれた「反省会」の詳細な内容や、21人の事件へのかかわりについて調べている。

会関係者らによると、窪田容疑者は会創設者の娘。最高幹部の側近だったとみられる。

16日の家宅捜索は午前8時に開始。鑑識の捜査員が敷地内外を撮影。敷地北側の白い4階建ての建物からは、午前中から押収品を運び出した。

小諸市は16日、紀元会に関する市民相談窓口を市民課に設置した。同課は「市民に不安があるといけないので」としている。

結局、

  1. 15歳の少女がの権威が重要で
  2. それを批判したから、被害者を暴行して死亡させ
  3. 同時に暴行された被害者の家族が事件の隠蔽を提案し実行した。

という誠に不気味な事件であるようです。
オウム真理教でも似たように権威付けがありましたが、ここらはカルト問題では共通で、紀元会では創始者について「キリストを超える」とも言っていたようです。
単に宗教上の権威付けの争い(論争)であればほぼ無害でしょうが、法律を超えるといった事にしてそれを実行するから、法律違反になるわけです。
現実の被害が起きないと法的措置は出来ませんが、カルト問題では常に方の外に行ってしまう危険性があることをよく示している事件のように思います。

10月 17, 2007 at 09:11 午前 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (2)

ネットいじめ対策

サンケイ新聞より「誰でも加害者にネットいじめで専門家に聞く

神戸市須磨区の私立高校3年の男子生徒=当時(18)=が「もう払えん」などと遺書めいたメモをポケットに入れ、校舎から飛び降り自殺した恐喝未遂事件は、逮捕された同級生3人が神戸家裁に送致され、審判開始の決定を待つ段階に入った。

この事件では携帯電話に送りつけられた恐喝メールや悪質なインターネット上の嫌がらせが、男子生徒を自殺に追い込んだとみられているが、学校側は把握できていなかった。匿名性が高く手口も巧妙化する「ネットいじめ」。

専門家は「新しい規制や行政の積極的な介入が必要」と警鐘を鳴らしている。

「ネットいじめ」の問題について、いじめ問題の支援などをしている「全国webカウンセリング協議会」(東京都)の安川雅史理事長(42)=心理学博士=に話を聞いた。

--ネットいじめが広がった背景は

今の子供たちは食事でも寝るときでも携帯電話を手放さず、「携帯漬け」と言ってもいいほどコミュニケーションを携帯電話に頼り切っている。
高校生では9割以上という普及率の高さに加えて、携帯電話1台で写真や動画を撮影してそのままネット上に掲載できたりする高機能性も、ネットいじめの広がりに拍車をかけている。

--ネットいじめと従来のいじめの違いは

従来は体力的に勝るなど優位な立場の生徒がいじめの「加害者」になることが多かったが、ネットという仮想空間の中では誰でも加害者になりうる。
仲がいいと思っていた友達や、学校では全く目立たない生徒が加害者になるケースもある。

さらに、これまでのいじめは登校拒否や長期休暇などで学校に行かなければ直接的な被害から逃れることはできたが、ネットいじめにあっている子供は24時間、365日いつでもいじめにさらされることになる。

相手が誰か分からないという匿名性も問題で、被害者は疑心暗鬼になってどんどん追いつめられる。いじめが表面化しにくく周囲が気付きにくいといった問題もある。

--ネットいじめの現状は

協議会に寄せられる年間約3000件のいじめの相談のうち、3分の1がネットいじめに関するもの。2年ほど前から相談が増え始めた。
目立って増えているのは「なりすましメール」と呼ばれるもので、特定のソフトを使って他人になりすまして嫌がらせのメールを送るという手口。

--ネットいじめに対してどのような対策がなされているのか

あまり利用されていないが、ほとんどの携帯電話に「サブアドレス拒否機能」がついていたり、契約時に有害サイト閲覧を禁止する「フィルタリング機能」の設定ができたりする。
また、ホームページ(HP)の運営事業者に代わって有害情報や誹謗(ひぼう)中傷が書き込まれていないかを監視する民間会社もでき始めている。

--今後の課題は

通信会社を含め民間企業がネットいじめ対策を先導しているのが現状で、新しい規制や行政の積極的な介入、新たな法制度が求められている。
韓国では今年7月から特定のサイトで「実名制」が導入されており、効果に注目が集まっている。

日本では警察や自治体にいじめに関する相談窓口を設けているところも多いがネットに関する知識はまだ十分ではない。

規制や行政の介入と言うが「どこに介入するのか?」という根本的な対策を示さないのでは意味がないのではないだろうか?

そもそも、ネットでのイジメ対策をするのはどの部分か?を定義しないとダメなのではないか?
ネットの大きな力とは、一個人の発言が社会を動かすことがあるほどの力を持った、つまりはマスコミ並みの力も発揮しうるツール、それがネットだ。

だから、イジメも半端じゃない。その気になれば会社や組織の命運すら左右できるし、下手すれば戦争を引き起こすぐらいのこともあり得るだろう。

こういう「イジメをする側」を抑えようとするのは無理だし、基本的にやってはならないだろう。
コントロールするべきは「いじめられる側を限定して」であろう。

この記事が問題にしている点が、児童生徒つまり小学校から高校まで範囲限定で考えるとはっきりさせる必要がある。

では、児童生徒限定で「インターネット実名制は?」と考えたら答えは「そりゃムチクチャだ」となるのではないか?
情報発信がコントロールできないからイジメになっているわけで、情報発信がコントロールできない者を実名制で情報発信させたら、悪徳業者などのやり放題になるのは自明のことだろう。
全く別のことをくっつけてしまっている。

そもそも、ネットの持っている強大なパワーの影響力を理解するためには、自分の力の限界を知ってからだろう。
子どもたちが学校や親に保護されて、自分の力の限界を知らない段階でネットのパワーを使えば暴走しない方がおかしい。

現在では、小学校ですら情報教室ががあってPCが並んでいるし、高校ではインターネットを利用して調べ物をすることが推奨されている。
しかし、学校のPCはほとんどの場合、教育委員会のフィルタリングなどを経由してインターネットにアクセスしているから、その時点で子どもたちに「無制限のアクセス権」を与えているわけではない。

だからこそ、イジメをする場合には携帯電話でやるわけだ。
ほとんど機能制限していないから。

韓国では、PC喫茶のようなとろが隆盛しているから、ネットトラブルの舞台も店になっている。
こんな事を考えてみると、

携帯電話のネットアクセス機能を制限する

のが有効だろうと考えます。

基本的には「子供用の携帯電話」を使えばよいわけで、学校が「子供用境内電話以外は認めない」とするだけで、事態は大幅に好転するだろうと考えます。
いずれにしろ、

  1. コントロールする対象を限定する(小学校から高校まで)
  2. 発信側を制限する
  3. 技術的な規制をする
が肝心であって、厳罰主義で何とかなるものではないでしょう

10月 17, 2007 at 12:51 午前 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.10.15

著作権延長についての議論

IT media News より「著作権保護期間の延長、経済学的には「損」 「毒入りのケーキ」が再創造を阻む

大変に長い解説記事なので本文を読んでいただくとして、わたしが注目したのは次のところです。

  • 著作権保護期間を今より20年延長すると「損」なのか「得」なのか――。
  • 長すぎる著作権保護期間が書籍の“死”をむしろ早める
  • 著作者の死後は、売れるものだけが生き残る極端な弱肉強食
  • 絶版書は、以前はただ忘れ去られていくしかなかったが、ネットが状況を変えている。
  • 欧米で著作権保護期間が70年に延長されたのは、ネット時代以前
  • 保護期間の延長によって著作者が得る収入の増加は、1~2%程度
  • 保護期間延長が創作者の意欲を高めて映画制作本数が増加する――という根拠は、まだ得られていない
  • 自由にパロディを作れるまで、さらに20年待たなくてはならなくなる
  • 2次創作が行われる可能性が減り、権利者には「権利が有効活用されない

といった著作権保護期間の延長によるデメリットが数々紹介されて

「経済学的に不合理」な延長、なぜ欧州では行われたのか

これらの研究から「インセンティブが見えないのにデメリットは確実にある」(成蹊大学法務研究科の安念潤司教授)とほぼ証明された著作権保護期間の延長。そもそも欧米ではなぜ、70年に延長したのだろうか。

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府の酒井麻千子さんの研究「EUの保護期間延長の事情」によると、EUが保護期間を70年に統一したのは「EC(当時)域内の単一市場形成を達成するための手段だったとしか考えられない」という。

ECは1993年までに域内で単一市場を形成しようと急いでいた。その動きの中で、著作権保護期間の不統一――著作者の死後50年の国と70年の国の混在――が問題になっており、長いほうに合わせることで、どの国の著作者も不満なく統一できるよう図った、というわけだ。

「(50年という短いほうに統一せず、50年から70年に延ばした)EUの政治家は『バカじゃん』と思うかもしれないが、政治家は、政治的影響力の強い文化的エリートの反感を買うわけにはいかなかったのだろう。保護期間延長問題は、経済学的には大差で判定負けだが、政治の世界ではそうはならない」(安念教授)

というわけで「欧米の著作権法に合わせないで根本的に考え直そう」となって

  • 「著作権登録制」の現実味
  • 著作権はどうあるべきか
弁護士でクリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局長の野口祐子さんは「延長で著作者のやる気が高まり、文化が豊かになると主張するなら、過去の作品の延長は不要なはず。
過去の著作物と将来生まれる著作物とはきちんと区別して議論すべき」と指摘する。

野口祐子インタビュー02に著作権法のあり方について幅広い考え方を述べています。
これはお勧めです。

ようやく、著作権がどうあるべきかが記事になったという感じですが、今後どうなるのでしょうか?

10月 15, 2007 at 12:09 午後 セキュリティと法学 | | コメント (2) | トラックバック (0)

紀元会・集団暴行殺人事件

NHKニュースより「女性死亡 信者が集団暴行か

捜索を受けているのは、長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の本部です。

先月25日の未明、長野県小諸市の自営業、奥野元子さん(当時63歳)が全身に暴行を受けて病院に運ばれて死亡しましたが、警察は、同居していた夫や娘ら家族4人が「すし店の経営をめぐってけんかになり、家族で暴行した」と供述したことなどから、家族4人を逮捕し、傷害致死などの疑いで調べていました。

しかしその後の調べで、死亡した奥野さんと逮捕された家族が入会している「紀元会」の信者が集団で暴行していた疑いがあることが家族の供述などからわかりました。暴行は、宗教団体の集会で、団体の幹部の指示で行われたとみられています。

長野県警察本部は、傷害致死の疑いで15日午前7時前から「紀元会」の本部を捜索するとともに、暴行に加わった信者を同行し取り調べることにしています。

また、幹部や信者の女およそ20人を取り調べて、容疑が固まりしだい逮捕する方針です。

「紀元会」は昭和45年に設立され、関係者などの話では、長野県外にも複数の支部があり、本部での集会には多いときは数百人の信者が集まっていたということです。

これだけではどういうことなのか判然としませんが、読売新聞によると「長野の宗教法人施設を捜索、集団リンチで女性死亡容疑

長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の女性会員(当時63歳)が今年9月、同会施設内で集団リンチを受けて死亡していた疑いが強まり、県警は15日、同会を傷害致死容疑で捜索を始めた。

県警は当初、家庭内でのトラブルが原因で女性を暴行して死亡させたとみて、同会会員である家族4人を逮捕したが、その後の捜査で、4人の自供は組織内での集団リンチを隠ぺいするのが目的だったとみて強制捜査に乗り出した。

死亡したのは、同市荒町、すし店経営奥野元子さん(当時63歳)。

県警によると、同会の施設内では9月24日夜から翌25日未明の間、会員が集団で元子さんを踏みつけるなどの暴行を加え、全身打撲により死亡させた疑いがあるという。元子さんの長女(37)らが、施設から元子さんを市内の病院に搬送した。

病院からの連絡で捜査を始めた県警の調べに対し、家族4人は「自宅で(元子さんと)けんかになり、殴ったらぐったりした」などと供述。県警は4人を傷害容疑で逮捕し、同致死容疑で送検。
その後の調べで、4人の当初の供述が虚偽だったことが判明した。

2007年9月26日の読売新聞は

小諸署は25日、小諸市に住む女性を殴り、けがを負わせたとして、この女性と同居する家族の男女4人を傷害の疑いで逮捕した。女性は運ばれた病院で亡くなった。死因は全身打撲。同署は傷害致死事件とみて、詳しく調べている。

調べによると、亡くなったのは同市荒町、すし店経営奥野元子さん。逮捕されたのは、元子さんの夫で、すし店従業員、長女、二女、二女の夫。4人は「ケンカになって、殴ったらぐったりとしてしまった」などと話しているという。

調べでは、4人は同日午前0時から同1時半ごろまでの間に、元子さんの顔面や両腕、両足などを殴るけるなどして、けがを負わせた疑い。長女が病院に運んだが、死亡が確認された。

恐ろしいことに送検後の捜査で、供述が虚偽であり宗教団体の集団リンチだと発覚したわけですが、家族5人全体がこの宗教に加入していて、

宗教集団の言いなりに警察に供述

したということでしょう。

まさにカルト宗教殺人事件そのものであって、詳しく解明することが必要です。
カルト問題に若干とも関わって勉強していくと、家族関係を否定する、社会生活を否定するといったところはほとんど共通で、多くの場合は法律も否定しています。

その極端な現れが、今回のようにリンチ殺人であり、もっと凶悪になるとオウム真理教の無差別テロ攻撃も出てきます。

わたしは、このような極端な事件にいたる以前に、上記の細かい反社会的な主張を団体として具体化していく時点で社会は厳重に注意をすることが必須であると考えています。

10月 15, 2007 at 10:15 午前 事件と裁判 | | コメント (2) | トラックバック (2)

2007.10.14

白河高校PTAが労働争議で解散・番外編

2007年5月から7月にかけて、「白河高校PTAが労働争議で解散」シリーズを11回ほど書いて、実際に白河市まで伺ったりしました。

一月ほど前に「記事を使いたい」とのメールがありまして、事情を伺うと「会報誌に載せたい」といった内容だったのですが、先ほどその会報誌「ふくじろう・創刊号」が届きました。

「ふくじろう」創刊号 2007.10(年4回発行)
発行人福島県学校事務労働組合(福事労)
住所〒964-0032 福島県二本松市毘沙門堂山85-1
Tel/Fax0243-22-6798
eMailfukujiroo.1992.05@nifty.com

編集後記に購読について説明があります。

はじめまして!季刊誌「ふくじろう」創刊号は、県内の小・中学校の教職員向けに発行しています。
今後、季節ごとに発行していく「ふくじろう」を定期購読したいという方を募集しています。送付先を明記して福事労事務所までFAXかメールで申し込みください。個人宛に無料で郵送いたします。

こんな情報をネットで公開して殺到しちゃったらどうしよう(^_^;)ですが、お知らせします。

創刊号はA48ページで、2ページを「特集 PTA解散の衝撃 -白河高校PTA問題の真相とは!-」に割いています。
この内のほぼ1ページが酔うぞの遠めがねに掲載された文章で、「ネット上でも話題となっています」と案内されています。

内容的には、当時議論した内容そのものですが、ネットの情報と紙の情報の双方があることは当然ですから、一層議論が深まれば良いと思います。

10月 14, 2007 at 04:04 午後 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (0)

皇太子の車が路上で故障走行不能に

読売新聞より「皇太子さまの車がエンスト、予備の車で宿泊先へ…秋田

13日夕、秋田県横手市で、同県を訪問中の皇太子さまを乗せた車のエンジンが突然止まるというトラブルがあった。

同日午後5時10分ごろ、同市内の幹線道路で、皇太子さまの車がエンストを起こして停車。車列を組んでいた他の車も一斉に止まった。
皇太子さまにけがなどはなく、同乗していた宮内庁東宮大夫、皇宮護衛官とともに予備の車に乗り換えられ、車列は約2分後に再び動き出した。
皇太子さまの車は同庁車馬課で管理しており、走行中のトラブルは非常に珍しいという。

皇太子さまはこの日、秋田市で開かれた全国障害者スポーツ大会「秋田わか杉大会」の開会式に出席。水泳競技を見学した後、宿泊先のホテルに向かわれる途中だった。

他の新聞記事によると、故障した車は普通に公務で使われている車だそうで、さほど特殊な車ではないようです。
多分、普通に政治家が使っている防弾仕様程度の車でしょう。

第一、我々が日常的に使っている車でも故障で走行中に走行不能になることは滅多にない。
バッテリーの上がりなどでも、エンジンが始動しなくなる事が多くて、走行中にストップとなるる原因の多くは燃料切れとかベルトの切断といったところでしょう。

ありそうなのはベルト切れかなあ?
本当とのところはどんな故障だったのでしょうか?

10月 14, 2007 at 10:47 午前 もの作り | | コメント (1) | トラックバック (0)

有機ELの長寿命化

日経新聞より「セイコーエプソン、有機ELに参入・寿命、液晶並みに

セイコーエプソンは次世代ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)事業に参入する。専用製造ラインを建設、年内にも受注生産を始める。
有機ELの製品寿命はこれまで約3万時間が限界とされてきたが、同社は材料や構造の見直しで2倍近い5万時間以上を可能にし、液晶ディスプレーとほぼ同等にした。
高い耐久性が要求される商業施設向けなどの需要を開拓する考えで、有機ELの用途が広がりそうだ。

有機ELは基板上に配列した有機材料に電気を流して発光させ、表示する仕組み。
材料の耐久性がもともと低く、繰り返し電気を流すことで寿命が短くなっていた。
同社は材料の配合見直しに加え、必要な部位だけに最小限の電気を流すパネル構造を独自開発して採用した。
液晶や一般的なプラズマディスプレーの寿命である約6万時間に大きく近づいた。

初期の液晶が、表示装置なのか温度計なのが区別が付かなかった頃から考えると現在のように液晶が大々的に使われるほど進歩するのですから、有機ELも期待したいです。

ソニーがテレビを発表していますから、モバイルPCのディスプレーとして期待したいですね。
しかし、記事の内容からすると一ヶ所だけを使い続けると寿命が来そうな感じなので「焼き付いた」という言葉が復活するのかもしれません。

10月 14, 2007 at 10:34 午前 もの作り | | コメント (3) | トラックバック (0)