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2007.08.25

中華航空機爆発炎上事故その8

朝日新聞より「留め具つけ忘れボルト脱落、整備状況調査へ 中華機炎上

那覇空港の中華航空機炎上事故で、燃料漏れを引き起こした金属製ボルトは、差し込み穴より大きな金具三つが外れていたため、脱落して燃料タンクに突き刺さったことが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで分かった。
ボルトは穴に差し込んだだけで固定されていなかったことになる。
機体整備時に金具をつけ忘れるミスがあり、飛行の振動などで徐々に抜けていったと見られる。中華航空側は7月に事故機のボルトを締め直したと説明しており、調査委が経緯や作業内容を調べる。

調査委によると、ボルトは長さ約4センチ。先端にナット(直径1.04センチ)がついた状態で、燃料タンクに突き刺さっていた。

本来、ボルトには、ナットの内側にワッシャーやダウンストップという金具がついている。
ボルトが差し込まれる可動翼(スラット)の支柱(アーム)の穴は直径1.4センチ。ワッシャーやダウンストップの外径はこの穴より大きいため、これらが正しくついていれば、ナットのついたボルトが穴から抜け落ちることはありえない。

Up

ボルトから外れていたのは、ストップロケーションとナット側にあるはずのワッシャーとダウンストップの三つの金具。
これらはアームを格納する主翼内の燃料タンクのへこみ(トラックカン)内などに転がっているのが見つかった。アームの穴に損傷はなかった。

このため、事故機はこれらの金具をつけ忘れたままで運航され、振動などでボルトが抜け落ちたと見られる。

ダウンストップは、機体の揚力を調整するスラットが主翼から脱落するのを防ぐ金具。
ワッシャーは、ボルトからダウンストップが外れないように取り付けられている。

調査委は23日の調査で、右主翼内の燃料タンクにあるトラックカンの壁面にボルトが突き刺さっているのを発見した。

スラットは、離着陸時に主翼の前側にアームで押し出され、その後に格納される。格納時には、アームがトラックカンの中に引き込まれるため、落ちていたボルトがアームに押されて燃料タンクに突き刺さった可能性が高いと見ていた。漏れた燃料は右エンジン周辺に流れ、エンジンの余熱で燃え上がったと見られる。

調査委は今後、7月の中華航空の整備内容を調べ、整備不良によるものかどうかを確認する。
機体製造時からワッシャーなどがついていなかった可能性について、航空関係者には「事故機は就航から5年以上たっており、部品がないまま抜け落ちなかったとは考えにくい」との見方が有力だ。

図の赤線で囲ってある部品がボルトについていなかったとということになる。
しかし、付近に転がっていたというのだから

組み立てないで放り出してあった

ということになる。
整備不良といってもすご過ぎる。

新聞記事では「整備ミス」としているが、サボタージュでないと言えるのだろうか?
あるべき部品が無いというのであれば、部品出庫の管理なども含めて問題になるが、部品が機体に供給されたのに組み立てられずに放り出してあった、というのではチェックするのは作業内容の検査しかない。
それが甘かったのは間違えないが、ミスなのか故意なのかはやはり問題になるだろう。

少なくとも、機械類の整備で「故意に正式な状態にしない」とされたら、どうにもならない。
例えば、ボルト・ナットなどのように手加減の問題があるものや、配線などのように同じようなものが複数あって間違える可能性がある、といった非常に注意を要するものもさほどコスト掛けないで実用になっているのは「きちんとやる」が前提になっている。
今回の事故の原因よっては、非常に深刻な問題になるだろ。

8月 25, 2007 at 09:53 午前 もの作り, 事故と社会 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2007.08.24

ニセ科学問題のあっちこっち

信濃毎日新聞より「科学者から批判の「ニセ科学」 先生が紹介する事例

わたしの知人で山形大学の apj さんが長らく「水商売ウォッチング」を続けています。
通称「水伝問題」が起きて、物理学会ので「ニセ科学」についての発表があり、水伝批判本である「水はなんにも知らないよ」も出版されています。

こんなことで、ニセ科学批判そのものはさして問題もなく進んでいるのかな、と特に考えることも無かったのですが、数日前に以前から存じ上げている「技術系サラリーマンの交差点」さんが「分析化学会は「ニセ科学」と向き合うか」から始まる記事で「単純にニセ科学とラベルを貼って批判するのは疑問があるといった趣旨のことを書かれました。

「水はなんにも知らないよ」の著者の左巻先生「水商売ウォッチング」の apj さん=天羽先生、大阪大学の菊池先生、といった面々が、それぞれにニセ科学をどう捉えるかといった議論をしています。

これらは新鮮で面白い議論ではありますが、信濃毎日新聞の記事はそう言う意味ではちょっと古典的な例といえるかもしれません。

科学者から「ニセ科学」との批判が相次いでいる「『ありがとう』という文字を見せた水の結晶は、美しい形になる」との内容を、先生が子どもたちに紹介する事例が教育現場で出ている。 長野市内の小学校でも校長が全校児童を前に講話する事例があった。
これに対し、専門家は「科学的にあり得ない内容。科学的知識の十分でない子どもたちに、事実であるかのように教えるべきではない」と指摘している。

長野市内の小学校では今年2月、当時の校長が全校児童を前に、「ありがとう」「ばかやろう」などの文字を水に「見せて」凍らせたとされる結晶の写真をスライドで紹介した。
「ありがとう」を見せた結晶は形が整い、「ばかやろう」の場合はバラバラだった-とし、「きれいな言葉を使っていると体も心もきれいになるが、汚い言葉を使っていると醜くなってしまう」と述べたという。

この問題を「ニセ科学」と批判する著書がある左巻健男・同志社女子大教授(理科教育)によると、こうした事例は、同様の話を扱った書籍の出版や一部教育団体の紹介をきっかけに、全国各地の小学校の道徳の授業などで散見されているという。講話で紹介した校長も書店から購入した写真集を参考にしていた。

菊池誠・大阪大サイバーメディアセンター教授(物理学)は「言葉の意味や内容が水に影響を与えるというのはあり得ない話」と断言。「(整った)雪のような結晶の形になるかどうかを決める要素は、温度と水蒸気の量だと明らかになっている」と話す。

校長は「内容は半信半疑ではあったが、言葉遣いが荒れていることを子どもたちに気づかせ、きれいな言葉を使おうという趣旨だった」と説明。科学者による批判は「知らなかった」とし、「知っていれば講話では扱わなかった。不適切だった」としている。

この校長は、講話の内容を各家庭に配布した「校長室だより」でも紹介。校長や学校によると、講話後に教諭の1人が校長に「(話は)本当かね」と尋ねた以外、内容に対する疑問や批判の声は寄せられていないという。

こうした事態に、菊池教授は「そもそも道徳は物質から教わるものではなく、別の教え方があるはずだ」と強調。左巻教授も「以前であれば授業に取り上げることなど考えられなかった。教員は、科学的な物の見方の背景にある批判的な見方を、もっと鍛える必要がある」と話している。

わたしがこの校長の説明で問題と感じるのは

  • 内容は半信半疑ではあった
  • 知っていれば講話では扱わなかった

この部分で、まとめると「自分じゃ何も考えてませ~ン」宣言ではないか、それを学校内で問題にしなかった、だからこそ左巻先生の

教員は、科学的な物の見方の背景にある批判的な見方を、もっと鍛える必要がある

と警告する意味も分かるというものだ。

安直な批判や批判ブームといったもので動くのではなくて、個別・具体的に考えて批判するなり、授業に使うなりするというのは当たり前のことだろう。
この当たり前のことが、機能しないことがあるという現実はしっかりと記憶しておく必要がある。

8月 24, 2007 at 10:38 午前 教育問題各種 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2007.08.23

中華航空機爆発炎上事故その7

「中華航空機爆発炎上事故その6」の続きです。

テレビニュースの内容ですが、国交省は中華航空機の燃料漏れの原因をスラットを収納した際に、ボルトが燃料タンクを突き破ったためと発表しました。

いったいどうやれば、そんなことになるのだ?

8月 23, 2007 at 06:03 午後 事故と社会 | | コメント (9) | トラックバック (1)

2007.08.22

中華航空機爆発炎上事故その6

NHKニュースより「駐機前から大量の燃料漏れ

この事故は20日、沖縄の那覇空港で、台湾のチャイナエアライン120便のボーイング737型機が到着直後に炎上したもので、乗客・乗員165人は全員、避難して無事でした。

事故機が駐機場に到着した際、機体からは、大量の燃料が漏れていたことが地上の整備士の証言からわかっていますが、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会のその後の調べで、これよりも早い段階の誘導路を走行中に、機体からすでに大量の燃料が漏れているのを複数の空港の従業員が目撃していたことが新たにわかりました。

一方、大量の燃料漏れが起きた個所について事故調査委員会は、エンジン内部の燃料配管などに異常が見つかっていないことから、主翼とエンジンとをつなぐ「パイロン」の周辺にある配管との見方を強め、22日にも、内部の状況を詳しく調べて燃料漏れにつながる破損などがないか重点的に調査することにしています

「中華航空機爆発炎上事故その5」で書いた、駐機後に突如として大量の燃料が漏れ始めた、ということではないようですね。

他の報道は、パイロン内でエンジンに接続しているパイプなどが破損しているから燃料が漏れた、という推測ばかりです。

読売新聞より「中華航空機、初期爆発でタンク破損か…大量の燃料漏れ

那覇空港で中華航空120便(ボーイング737―800型機)が爆発炎上した事故で、右主翼下の第2エンジンで起きた最初の爆発の衝撃により燃料タンク周辺が破損し、機体を全焼させる大量の燃料漏れが起きた可能性が高いことが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。

これまでの調べによると、燃料漏れは当初、右主翼下のエンジンをつり下げるパイロン周辺で発生。パイロン内部にある燃料管の不具合で漏れ出した燃料が第2エンジン内に流入、あふれ出した燃料は路面まで流れ落ちていた。地上で燃料漏れを目撃した整備士は機長に連絡。
機長らは手順に従ってエンジンを停止した結果、燃料タンクの安全弁が作動し、燃料の流出は一度は止まったとみられる。

しかし、エンジン停止後、内部は送風が止まり、余熱で温度が上昇。漏れ出した燃料は、タービンや排気口などの高熱で気化して引火し、この熱でエンジン内部などにたまっていた燃料が一気に爆発した。

事故調では、この爆発時の衝撃で安全弁や燃料管などのタンク部品が破損、燃料をエンジンに送り込むための高圧の燃料ポンプが作動していたため、タンク内の大量の燃料が一気に機外に流出したとみている。

流出した燃料は強い南風を受けて機体左側に移動。左主翼の燃料タンクでも燃料が気化して引火、何度も爆発を繰り返し、約1時間にわたり燃え続けた。

これはどうなんでしょうね?映像ではそんな風には見えないように思いますが、火災はどんどん拡大していたし、右側から流れた燃料だけで燃え広がるというよりも、かなり早い時期から左翼側でも燃料が漏れていたように感じるのですが・・・・・。

8月 22, 2007 at 10:23 午前 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

中華航空機爆発炎上事故その5

「中華航空機爆発炎上事故その4」の続きです。

国交省から続報が出ないので、情報が止まっているようです。

朝日新聞より「燃料漏れ「相当な勢い」、風で火災拡大か 中華航空機

那覇空港(那覇市)で中華航空機(ボーイング737―800型)が炎上した事故で、右側の第2エンジン付近からは相当な勢いで燃料漏れが起きていたことが、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。燃料漏れを目撃した整備士は、「ジャージャーと漏れていた」と周囲に話したとされる。
この燃料漏れによって第2エンジン付近で起きた火災が風にあおられるなどして胴体や左側主翼が熱されて、爆発など被害拡大を招いた可能性が強まっている。

調査委は21日午前、沖縄県警、台湾の事故調査当局と合同で実況見分を実施。
燃料タンクとエンジンを結ぶ配管などに不具合がなかったかなどについて、詳しく調べている。

事故機の燃料は主翼と胴体下部にある三つの燃料タンクから配管を通り、ポンプで加圧された後、両エンジンの燃焼室に送り込まれ、通常漏れ出すことはない。だが、事故機が駐機場に到着した時、整備士が第2エンジンからの燃料漏れと出火を目撃。
関係者に対し、燃料漏れの様子について「ジャージャーと漏れていた」と話したといい、相当の勢いで大量の燃料が地上に流れ出した可能性が出てきた。

航空燃料は60度程度で引火、約240度で火花などがなくても発火するため、調査委は何らかの原因で漏れた燃料が、数百度の高温になっているエンジンの排気口や排ガスの熱で発火した恐れがあるとみている。
21日未明に那覇空港で記者会見した調査委の台木一成首席航空事故調査官は「燃えるものとしては一番、燃料が考えられる」と指摘した。

また、調査委の調べでは、最初に出火したとみられる右側の第2エンジンに比べて、左翼や左側にある第1エンジンは焼け方が激しく、エンジンそのものの形が崩れかけていた。

当時、第2エンジン側から第1エンジン方向に風速5メートル程度の風が吹き、空気は乾燥していた。
調査委は、(1)風であおられた炎が胴体下部や左側主翼を熱した結果、胴体内部の燃料タンクからの燃料漏れや、爆発につながった(2)主翼内部の配管を伝わって火災が広がった(3)何らかの原因で飛び火したなどの可能性を想定。中でも風の影響が最も有力とみて、火災発生・延焼のメカニズムの解明を進めている。

一方、調査委は右側の翼端近くから燃料が漏れているのも確認した。
主翼の端が地面に接触している状態で、主翼の表面を燃料が流れた形跡がないことから、タンクの燃料が主翼内を伝って翼端から出たとみている。
調査委は、事故後に主翼が折れ、内部に残っていた燃料が漏れたもので、ここからの漏れが右側エンジンの火災に直接つながった可能性は低いとみている。
ただ事故機では第2エンジンとともに、少なくとも2カ所で燃料漏れが確認されたことになる。

国交省や航空関係者によると、エンジントラブルなどの際、パイロットは操縦席で操作すれば燃料供給を遮断できる。
だが、その時点ですでにエンジンの覆い(カウル)の内側や地上にかなりの燃料がたまっていれば、発火する可能性がある。
いったん火災が起きて、その熱で配管やポンプが壊れれば、一気に大量の燃料が漏れ、火の勢いを止めようがなくなるという。

誘導路などに燃料漏れの形跡がないということなので、ランプに入るところで突如として大量の燃料が漏れて、白煙を上げたので地上整備士によって発見され、整備士は大量の燃料が漏れ続けているから緊急事態だとして脱出を機長に指示した。
ということのようです。

これで「なぜ、ランプに入ったところで大量の燃料が漏れたか」が問題になりますが、ランプに入ることが引き金になって何かが壊れるというのはちょっと無いでしょうから、壊れかけていたものが破断した、といったことでしょうか?
駐機に備えて操作するのは、APUの起動でしょうか?そういった駐機のための操作で何かが壊れた、というのはあり得るかな?

ちょっと謎が多いですね。
そう言えば、燃料漏れが右エンジン付近から始まって発火したのも右エンジン付近ですが、左側では燃料漏れは無かったのかな?あれだけ盛大に燃えたのだから、機体が壊れる前に左側からも燃料漏れがあっても不思議はないと思うのですが、それについては報道がないですね。

8月 22, 2007 at 12:12 午前 事故と社会 | | コメント (1) | トラックバック (1)

2007.08.20

中華航空機爆発炎上事故その4

「中華航空機爆発炎上事故その3」の続きです。

読売新聞より「操縦室の計器は異常示さず 中華航空が台北で記者会見

【台北=吉田健一】那覇空港で起きた中華航空機炎上事故で、同航空の孫鴻文・広報担当は20日、台北市の本社で記者会見し、「火災発生時、操縦室内の火災警報など計器類は異常を示しておらず、操縦士らは空港の地上職員から教えられ、初めて火災に気付いた」と説明した。

事実とすれば、計器類が正常を示した原因の究明も事故調査の大きな焦点になると見られる。

孫氏は会見で「最近の点検で(事故機の)機体には異常はなかった。現時点で事故原因は全く分からない」と述べ、日本側の調査に全面協力する姿勢を強調した。

孫氏によると、事故機は7月6~13日にかけ、年1回の定期点検(AV5)を実施。さらに、7月6~8日にはエンジン内に内視鏡を入れる目視点検を、8月4日には飛行時間500時間ごとの点検(RE5)をそれぞれ行ったが、いずれも異常はなかったという。

同社では、事故機と同型のボーイング737―800型機を、事故機以外に11機保有しており、行政院交通部(交通省)民用航空局は20日、同社に対し、すべての同型機の緊急点検を指示した。

一方、台湾当局は同日、事故機の調査のため、行政院航空安全委員会の担当官らを中心とする調査班9人を那覇に派遣した。

いや、台北での会見でしかも緊急だから調査は不十分だとは思うが、外部から見える火災警報が出ないのなら、同型機は即時飛行停止にするしかないだろう。

ちょっと前後を考えた発表とは思えない。
新聞記事も「事実とすれば」と書くのは当然だ。

そもそも、管制塔からではなくて間近にいる地上整備員から火災の知らせがあったということは、停止直前で一分も前のことではないだろう。
しかも「整備員から火災だ、乗客を緊急に避難させろ」と連絡があったとテレビニュースで伝えられたが、もしコックピット内で何も分からなければ普通は聞き返すなどして時間を食うだろう。

それが客室乗務員には「火災だから緊急脱出せよ」とコックピットから命令があったという。
どう考えても、コックピットで状況を把握していなかったとはちょっと思えない。

8月 20, 2007 at 09:26 午後 事故と社会 | | コメント (3) | トラックバック (1)

中華航空機爆発炎上事故その3

中華航空機爆発炎上事故は乗客乗員の生命は無事だったようですが、なんで駐機場に止まって一分後にエンジンが爆発するといったことになるのか、想像が出来ません。

朝日新聞より「中華航空機炎上、乗客・乗員165人無事 那覇空港

中華航空側は「エンジンから燃料漏れがあり、エンジンを停止させようとしているときに炎上し始めた」と説明しているという。

読売新聞より「那覇空港で中華航空機炎上、乗客157人は全員避難・無事

同便のパイロットからは異常を示す連絡は一切なく、エンジンは突然、爆発したという。

停止、一分後に爆発したとなっていますが、普通に乗客が降りる時間はなく、緊急脱出して無事だったとなります。

これが、パイロット・客室乗務員に全く情報が無く本当に突如爆発炎上に至ったのであれば、これほどまで素早く脱出は出来なかったのではないだろうか?

つまり、コックピットには警告が出ていたのではないか?
消防の活動具合や、国交省の発表では、空港側からは「突如爆発炎上」であったようです。
つまり、乗員が警報が出ているのにそれを地上に知らせて援助を受けることをしなかったのではないか?となります。

もうちょっと経つと詳しい経過が明らかになるでしょう。

8月 20, 2007 at 01:04 午後 事故と社会 | | コメント (1) | トラックバック (0)

中華航空機爆発炎上事件その2

中華航空機爆発炎上事件

朝日新聞 中華航空機炎上、乗客・乗員165人無事 那覇空港
12時09分

サンケイ新聞 那覇空港で航空機炎上 乗員4人の安否不明
12:07

8月 20, 2007 at 12:21 午後 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

中華航空機爆発炎上事故

中華航空機爆発炎上事件の新聞記事です。

朝日新聞 駐機場で中華航空機炎上、乗客155人避難 那覇空港
11時51分

読売新聞 那覇空港で駐機中の中華航空機炎上、乗客155人は避難
12時3分

サンケイ新聞 那覇空港で航空機炎上 乗員4人の安否不明
11:21

日経新聞 那覇空港で中華航空機が炎上、機内に乗員の情報
11:26

毎日新聞 那覇空港:中華航空機が着陸炎上 155人乗り
11時50分

8月 20, 2007 at 12:11 午後 事故と社会 | | コメント (0) | トラックバック (0)

センター試験の改善?

読売新聞より「センター試験、「過去問」出題を解禁へ

大学入試センター(本部・東京都目黒区)は、毎年1月に実施している大学入試センター試験について、過去に出された問題(過去問)を今後出題する方向で最終的な検討に入った。

これまで出題を控えてきた、教科書に掲載されている題材も出題対象にする。出題の範囲を広げることで、良質な問題を作成する狙いがある。

同センターは、文部科学省や国立大学協会などと協議した上で、今年度中にも過去問の活用を宣言する方針で、早ければ2010年1月のセンター試験から、過去問が登場する可能性が出てきた。

センター試験の問題は、大学教員など約400人が2年がかりで作成。
センター試験は、現在、国公私立の780大学・短大が入試に利用しているほか、各大学が入試問題を作成する際の参考にすることも想定されるため、学習指導要領に基づいた良質な問題を出すことが求められてきた。

一方で、過去問については、問題を解いたことがある人とない人で不公平が生じることを避けるため、1979年から始まった前身の共通一次試験を含め、一度も出題されたことはない。
また、教科書に載っている題材も出題しないことが慣習になっていた。

しかし、問題作成の過程で、センター試験や他大学の過去問、教科書との重複をチェックするのに多大な時間を割かれる状況が年々、深刻化してきた。特に、国語の古典では、「枕草子」などの著名作品について、教科書や予備校の模擬試験で使われている可能性が高いとして出題を避けており、「高校生が読める程度の難易度で、興味を持つような内容の題材を探すのは限界がある」との声が上がっていた。

このため、同センターは05年以降、大学や高校の関係者を集め、過去問の扱い方を検討。「良問ならば繰り返し出題されても構わない」「代表的な古典からの出題は大学側にとっても望ましい」など、肯定的意見が相次いだことから過去問を認める方向でほぼ一致した。

出題対象をどこまで広げるかについて、現段階では、「教科書に掲載されたり過去に出題されたりした題材の中から、引用場所が重ならない範囲で出題する」という案から、「引用場所が重複しても構わない」「設問や選択肢まで同じでもいい」という案まで幅広く検討されている。

ただ、受験生の間の公平性を確保する観点から、「選択肢の表現まであえて同じにすることは避けるべき」といった声もあり、今後、重複をどの範囲まで認めていくかなど、細部を詰める予定だ。

センター試験にどれほどの意味があるのか?というのはさておいて、過去問を出さないことが受験生に公平だとする考え方自体に問題があるのではないか?

センター試験のやり方自体がかなり特異で、そのために専門的なトレーニングをした生徒に有利なのは当然で、それは広い意味では「特定の大学の出題傾向に合わせて勉強する」ことと同列でしょう。
つまり最初から「完璧な公平性の維持」なんてのはありはしない。

じゃあ、センター試験の意義はどこにあるのか?を考えてみると、果たして順位を付けることなのか?とも思う。むしろ、キッパリと資格試験にしてしまった方が良いのではないか?

但し、そうなるとペーパーテストで資格審査できるのか?となるだろうし、ましてマークシート方式で出来るのか?ともなるだろう。

これでは「資格試験のようなもの」程度にしかならないように思う。「大学入学教養検査」といったものにでもした方が良いのではないか?

8月 20, 2007 at 10:44 午前 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (0)

中央教育審議会の基本方針その2

「中央教育審議会の基本方針」についての社説の一つですが、これではちょっと見方が甘いと感じます。

北國新聞社説より「言語力重視 速やかに取り組みたい

「言語力」とは、要するに「読む」「書く」「話す」の能力だ。
日本の子供のこの能力が低下したと、大騒ぎになったのが〇三年だった。
この年に、経済協力開発機構(OECD)が行った国際学習到達度調査で、文章表現力や思考力を測る「読解力」の日本の子供の順位が八位から十四位に下がったからだった。

これを受けて、文科省に中教審委員でもある梶田叡一・兵庫教育大学長を座長とする臨時の「言語力育成協力者会議」がつくられた。
この協力者会議が、国語を中心にすべての教科で論理的思考やコミュニケーションの基盤となる言語力の指導を強化するよう求めた「たたき台」をまとめ、近く報告書として「ゆとり教育」見直しの学習指導要領の改訂作業を進める中教審に提示する。

日本人は自分の意見を論理的に話す訓練を受けていないこともあり、国際会議などで堂々と発言しないとよくいわれる。
言語力育成の重視が指導要領の改訂に反映され、義務教育の段階から適切に指導されることに賛成だ。速やかに取り組みたい。

たたき台では、一分間スピーチ、児童生徒が自分で資料などを用意して発表し合う「ショー・アンド・テル」、質疑応答、ディベートなどの対話・議論形式の授業が例示されている。
中心となる国語でも、記録や説明文などを正確に理解し、その内容を分かりやすく相手に伝える能力も重視するよう呼び掛けている。

ただ、意見の発表などということには「出しゃばらない」ことを美徳する文化や、個々人の性格の問題も絡んでいるし、自分の考えを筋道立てて表現するにはそれだけの内容が備わっていなければなるまい。

国際連合の前身の国際連盟で事務次長を務め、英文で「武士道」を著した新渡戸稲造ら国際的に活躍した日本人や、あるいは郷土から出て国際的な活躍をした、たとえば金沢生まれの鈴木大拙、富山県立山町生まれの英文学者の佐伯彰一さんらの話術や、どうやって表現する力を身につけたのかをも調べてモデルに使うことも推奨したい。
鈴木大拙は話術も巧みで、金沢弁で分かりやすく面白く世界を論じた録音がある。佐伯彰一さんには立山の歴史と文化に育まれた味わいがある。

う~む、えらいところまで引き上げた意見だな、という感じが強くします。

今、問題になっているのは、国際会議で意見を述べることができるというレベルとはかけ離れていると思うのですよ。
確かに、国際会議で論理的でない構成の意見を述べるから通じないという説は以前からありますが、それとはほとんど関係ないでしょう。

むしろ問題は、

たたき台では、一分間スピーチ、児童生徒が自分で資料などを用意して発表し合う「ショー・アンド・テル」、質疑応答、ディベートなどの対話・議論形式の授業が例示されている。 中心となる国語でも、記録や説明文などを正確に理解し、その内容を分かりやすく相手に伝える能力も重視するよう呼び掛けている。

なんて気楽に言っている方にあるのではないか?と強く思う。

「一分間スピーチの実施」は社会人講師として実践した経験からすると、極めて大変です。
なぜなら、現行のクラス編成は40名。一分間のスピーチをさせたら授業時間を一時限まるまる使っても足りない。
つまりは実施するためには、複数の時間を使うわけで、これでは年間計画に影響してしまう。「じゃあ30秒にすれば良いじゃないか」とかいうことになりそうだが、実際問題として授業として教師側から何かを教えて、それに対する発言をさせるとなると常識的には教えた時間の上回る程の時間を掛けるわけにはいかない。普通に考えて40分(小学校)~50分(高校)の授業時間を考えると、全体で5~10分ぐらいが現実的だろう。
仮に10分だとすると、40名では10秒スピーチになるだろうし、授業としては飽きるよ。

「分かりやすく相手に伝えることを国語の授業で教える」というのもヘンだろう。

分かりやすく伝える、相手の話を理解するのは、伝わらない・理解できないことを実感してから、それを打破する技術の一つとして国語の応用がある、というべきではないのか?

伝える・理解するということで言えば、英語でも問題だろうし、映画とかパントマイム、落語といったものだって同列だろう。
それを「国語で」と言うところがおかしいし、それこそが今一番の問題だろう。

結局のところ、子どもたちが普通の良き社会人に成長するために必要なコミュニケーション能力を開発するのは「コミュニケーション開発学科」を考えることではなくて、子どもたちに学校教育も含めた生活環境全体にコミュニケーションの能力の必要性を重視する状況に追い込むしかない、と考えます。

つまり、学科縦割りのようなことを一番先に排するべきで、そこに持っていくためには、特別な例を取り上げるのは、現在の問題から目をそらすことになると思うのです。

8月 20, 2007 at 10:27 午前 教育問題各種 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.08.19

京都大学

産経関西より「京大名誉教授 ベンチャー設立は無届け 大学、詐欺トラブル調査へ

京都大名誉教授(63)が設立したベンチャー企業の出資金をめぐる詐欺トラブルで、この名誉教授が大学の就業規則(無許可兼業)に反し、無届けで会社を設立していたことが17日、分かった。大学は昨年8月、就業規則違反で名誉教授を厳重注意処分としたが、出資金をめぐる一連のトラブルについては全く把握していなかったという。大学側は「産学連携の流れに支障を来す恐れがある」として近く本格的な調査に乗り出す方針で、大学ベンチャーをめぐる行動指針についても京大独自の策定を検討する。

関係者によると、名誉教授は教授時代の平成17年9月、京都府内の会社社長が出資した5000万円の一部を使用し、遺伝子工学を応用した医薬品の研究開発などを目的とするベンチャー企業「遺伝子情報調査会」を設立。代表者は妻で、名誉教授は顧問に就任したが、実質的には本人が経営していたという。

ところが、大学に兼職の届けを出しておらず、無許可でベンチャーを立ち上げていたことが外部からの指摘で発覚。大学の調査に「会社にはアドバイザーとして就任したが無報酬だった。届け出が必要という認識がなく反省している」と話したという。

大学は平成16年4月の国立大法人化後に定めた「兼業の取り扱い通知」に反し、「大学の教職員にふさわしくない行為」に当たると判断。名誉教授を厳重注意処分とし、同社の活動も事実上停止した。

ただ名誉教授への出資金をめぐって出資者との間でトラブルがあったことは全く把握していなかったという。

京都大の担当者は「当時の調査が甘かったといえばその通りだが、事実確認など早急に調査を進めたい」と話しており、大学ベンチャーをめぐるトラブル防止を目的とした独自の行動指針などを策定し、教職員への周知も徹底するという。

この問題では、名誉教授がベンチャー企業設立のために借りた5000万円をめぐり、出資者の会社社長が返還請求訴訟を提訴。名誉教授が3250万円を支払うことで和解が成立しているが、ベンチャー企業の元役員だった国会議員秘書を名乗る男ら2人が4000万円を流用したまま行方が分からなくなっている。名誉教授は2人を背任や詐欺罪などで刑事告訴する構えをみせている。

京都大では昨年3月、大学院医学研究科の教授が大学の許可なく、医療関連会社2社から計4500万円の資金提供を受けたとして懲戒解雇処分になったケースもあり、担当者は「退官したとはいえ、事実なら大学の信用にかかわるゆゆしき問題だ」と話している。

京都大学の自由に研究するという伝統は誠に結構ですが、ちょっと変な事件も多いですね。

しかしな~、大学の先生に企業並みの責務を負わせるは現実的で無い、とも感じるところでなんとも言い難いです。

8月 19, 2007 at 11:42 午前 事件と裁判 | | コメント (9) | トラックバック (0)

小林温議員・選挙違反で当選無効の可能性その5

「小林温議員・選挙違反で当選無効の可能性その4」の続きです。

毎日新聞神奈川版より「参院選・小林温氏派の公選法違反:自民県議団に報告 /神奈川

自民県議団(田島信二団長、40人)は17日、参院選後初めての団会議を県庁内で開き、小林温氏(43)陣営の選挙違反事件について同党県連が報告した。
小林氏が「迷惑をかけたことをおわびしたい」と話していることなどが紹介された。

竹内英明県連幹事長が参院選について「一丸となって勝利を得たことに感謝したい」と述べた後、県連事務所などが捜索を受けたことや小林氏に連座制が適用される可能性があることなどを報告。公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された県連職員らについて「悪意を持っての買収ではなかったことは推察できる」などと説明した。

また、小林氏が事件後、公の場に姿を見せていないことについて「弁護団と小林氏が協議し『説明できる立場にない』と判断している」と述べ、理解を求めた。【山下修毅】

これちょっとすごいですね。
小林議員自身は相変わらず公の場には顔を出していません。上記の「県議団会議」にも顔を出さない。

なんで「県議団会議」なのだ?
政党の会議には色々ありますが、県議や市議の団会議というのはかなり怪しげにもなれます。

団会議は本来は「議員団会議」ですから、議員以外は参加できません、これはかなり厳重に守られていますが、地方政治での議員団は政党に直結してはいません。
横浜市議会では民主党所属の議員団は二つあって、長らく対立していました。
こんな事だから、必ずしも党員でない議員が参加していたりする。オブザーバもあり。それは、議会内部の事を議論する場だから当然とも言えます。

となると、参議院選神奈川選挙区の議員が引き起こした問題だかといって、県議団会議にどれほどの意味があるのか?ではあります。

一言で言えば、自民党神奈川県連のやっていることは「引き延ばしをしている」と受け取られても仕方ないでしょう。

以前から、ちょっと気になっていたのですが、選挙直後に当選者が議員の資格を失うと、次点以下の候補者が繰り上げ当選になります。
これは、議員の資格を失うとですから、その理由は、辞職、死去、失職など何でも良いわけです。
しかし、それは選挙の期日から3ヶ月以内とされています。

公職選挙法 第九十七条  (衆議院比例代表選出議員又は参議院比例代表選出議員の選挙以外の選挙における当選人の繰上補充)

衆議院(比例代表選出)議員又は参議院(比例代表選出)議員の選挙以外の選挙について、当選人が死亡者であるとき又は第九十九条、第百三条第二項若しくは第四項若しくは第百四条の規定により当選を失つたときは、直ちに選挙会を開き、第九十五条第一項ただし書の規定による得票者で当選人とならなかつたもの(衆議院小選挙区選出議員又は地方公共団体の長の選挙については、同条第二項の規定の適用を受けた得票者で当選人とならなかつたもの)の中から当選人を定めなければならない。

2  参議院(選挙区選出)議員又は地方公共団体の議会の議員の選挙について、第百九条第五号若しくは第六号の事由がその選挙の期日から三箇月以内に生じた場合において第九十五条第一項ただし書の規定による得票者で当選人とならなかつたものがあるとき又はこれらの事由がその選挙の期日から三箇月経過後に生じた場合において同条第二項の規定の適用を受けた得票者で当選人とならなかつたものがあるときは、直ちに選挙会を開き、その者の中から当選人を定めなければならない。

参議院選挙は2007年7月29日実施ですから、3ヶ月が経過するのは10月末ですね。
3ヶ月を経過した後に議員の資格を失うと補欠選挙になります。選挙はやり直しです。

公職選挙法 第三十三条の二  (衆議院議員及び参議院議員の再選挙及び補欠選挙)

衆議院議員及び参議院議員の第百九条第一号に掲げる事由による再選挙は、これを行うべき事由が生じた日から四十日以内に、衆議院議員及び参議院議員の同条第四号に掲げる事由による再選挙(選挙の無効による再選挙に限る。)は、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会(衆議院比例代表選出議員又は参議院比例代表選出議員の選挙については、中央選挙管理会)が第二百二十条第一項後段の規定による通知を受けた日から四十日以内に行う。

2  衆議院議員及び参議院議員の再選挙(前項に規定する再選挙を除く。以下「統一対象再選挙」という。)又は補欠選挙は、九月十六日から翌年の三月十五日まで(以下この条において「第一期間」という。)にこれを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の四月の第四日曜日に、三月十六日からその年の九月十五日まで(以下この条において「第二期間」という。)にこれを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の十月の第四日曜日に行う。

補欠選挙が、2008年4月27日に行われることになります。
繰り上げ当選になると、神奈川選挙区の次点は公明党の松あきら候補ですから、自民党は公明党に参議院の座を一つ譲ることになります。
これを避けるために、何としても3ヶ月間は突っ張って、その後に辞職すると4月の選挙で自民党の候補が勝てる可能性がある、という読みはあるでしょう。
そういう予測をしていたら、今回の報道です。どうも、予測の方向に進むのではないでしょうか?

8月 19, 2007 at 11:33 午前 選挙 | | コメント (0) | トラックバック (1)