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2007.04.21

裁判員の呼び出し免除期間

読売新聞より「多忙期は裁判員に呼び出さず…年2か月免除を最高裁が検討

裁判員の選任手続きで、特定の期間だけ参加が難しいという裁判員候補者に対し、年2か月を上限とする呼び出し免除期間を設ける方向で、最高裁が検討していることが分かった。

昨年10月から今年2月に約5600人を対象に行ったアンケート調査の結果を踏まえたもので、国民の負担を軽くする一方、なるべく多くの候補者を確保するには年間2か月程度が妥当と判断した。

最高裁が昨年11月に公表した選任手続き案では、毎年、選挙人名簿から1年分の候補者(約37万人)をくじで選んだ後、全員に「調査票」を送付し、

〈1〉農繁期や企業の決算期など特定の期間だけ参加困難
〈2〉重病で年間を通じて参加できない

などの事情を把握。個別事件の候補者になった段階で、それぞれの事情に応じて呼び出しを免除するとしていた。
その際、参加困難な「特定の期間」をどこまで考慮するかが検討課題となっていた。

その他、転勤時期が集中する3月・4月をどうするのか?という問題はあるでしょうね。
4月には裁判官も異動が多いので、3月中に結論を出してしまう、あるいは次年度に引き継ぐといった決断を裁判長がしているのは、民事裁判ではよく知られているところです。
裁判員裁判では「数回の審理で結審」が目標ですから年度末といったことには対応できるということかもしれませんが、裁判員は集めにくいでしょう。

こんな事情が積み重なって、アメリカでは陪審員になる人たちの層が固定化してしてしまい、弁護技術としてそういう陪審員層にアピールする方向に向いてしまう、といったことが起きているようです。

多くの人が関わる制度ですから、やってみないと現実にどんな問題が出てくるのかは分からないでしょうね。

4月 21, 2007 at 08:57 午前 裁判員裁判 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.04.20

三菱ふそうのハブ問題裁判

「三菱ふそうのハブ問題」の続きと言えます。

読売新聞・神奈川版より「三菱自ハブ欠陥 隠ぺい「殺人に比肩」 検察求刑で指弾
「殺人に比肩する」「組織犯罪」。
横浜市瀬谷区で三菱自動車製大型車の脱落タイヤの直撃により、主婦岡本さん(当時29歳)が死亡し、子供2人が軽傷を負った事故から5年余り。
検察側は19日の公判で、業務上過失致死傷罪に問われた同社元市場品質部長に禁固2年、同部元グループ長に禁固1年6月を求刑した。
論告では、強度不足に疑念を抱きながら、製品の安全を守る立場の2人が、「三菱自の欠陥隠しの中心になった」と厳しく指弾した。
被告弁護側は「証拠に基づかない指摘」と対決姿勢を強めた。

論告によると、2人が所属していた品質保証部門は、販売した車両の不具合情報が集まり、リコール検討会議を開くなどの権限を持っていた。
検察側は、2人がその職責を放置したことが過失にあたると指摘した。

母子死傷事故の2年半前に起きた広島県の中国JRバスのハブ破断事故で、「昔、トラックでもありました」と報告。
トラックではそれまでに15件のハブ破断があったが、整備不良や過積載が原因でユーザーの責任とされていた。
そのため、社内会議で「バスの過積載はあり得ない。(中国JRバスは)大手だから整備もいいはず。うちが悪いとなるとリコールになる」とハブの強度不足を隠ぺいする方針を決めた。

さらに、三菱自は運輸省(当時)が求めた原因調査に「今回の事故が全国で初めて」と虚偽報告した。

2人の対応について、検察側は「組織的に虚偽を作り上げた。自動車メーカーへの社会的信頼を裏切った」と指摘した。

被告の弁護人は「ハブの強度不足を知りながら隠ぺいしたというが、証拠に基づかない指摘。なぜ過失犯なのか、論点が欠落している」と批判した。
刑事事件の裁判の進行はとにかくとして、バブの強度不足問題について原因は解明されたのだろうか?
そもそも、大型車のハブは世界中のメーカでそうそう違ったモノが作られているわけではない。
理由はハブに取り付けるホイールは共通規格だからで、他社製品でもバブ破断が頻発しているとは言えないから、根本的に問題があると考えるべきで、その問題とは何でどうやって解決したのか?という話しかないと思う。

ところが何度も指摘しているが、これが今ひとつはっきりしない。
「大丈夫です」と言うだけでは世間は信用しないという当たり前のことを三菱ふそうは理解していないのではないだろうか?

事故については刑事責任の追及よりも原因の究明を優先するべきだと強く思います。

4月 20, 2007 at 09:55 午前 もの作り | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.04.16

ロボットに客引きをさせるのには?

朝日新聞より「風俗店紹介ロボットは条例違反? 大阪・ミナミ
大阪・ミナミで今月、風俗店を紹介する無料案内所の前にセーラー服姿の人間型ロボットが登場した。「俺(おれ)に聞け」と記した旗を上下に開き、客を呼び込む。

05年から路上で風俗店に誘う声掛けが府条例で禁じられ、従業員が無言で「俺にきけ!!」などの看板を掲げる新手の客引きが横行。府警は先月末に中止命令を出した。

ロボットは交通整理用の改造品で身長約175センチ。50万円を投じて作った案内所は「ロボットだから大丈夫」と言うが、条例違反かどうかは「警察に聞け?」
記事のタイトルにはエラク惹かれますけど、ロボットじゃなくて人形ですね。フィギュアーですらない(^^ゞ

ところで、採算という面で言えばこの手のロボットを作った場合一番採算が取りやすいでしょうね。
多分、道路に勝手に看板などを置くことはどこでも禁止でしょうから、ロボットでも人形でも看板でも取締は可能ですが、技術的には視角センサーで客を見つけて反応するような仕組みを作るのはかなり高度な判断技術が必要ですが、それそれで必要不可欠だから受付ロボットの技術を利用して「客引きロボット」が完成するわけです。(^_^;)

4月 16, 2007 at 10:24 午前 もの作り | | コメント (1) | トラックバック (0)