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2007.12.09

戦闘機・心神なのかね?

読売新聞より「国産ステルス実証機「心神」、2011年に初飛行

ステルス性能など最先端の戦闘機技術の検証を目的とした、防衛省の「先進技術実証機」の開発計画が8日、明らかになった。

来年度から計画に着手し、早ければ2011年度中に実証機の初飛行を行う。計画が順調に進めば、国産戦闘機開発につなげたい考えだ。

実証機は全長14メートル、全幅9メートル。「心神(しんしん)」と名付けられ、敵のレーダーに映りにくいステルス性とともに、高運動性を備え、国産エンジンを使用する。機体の形状に沿って配置するレーダー「スマート・スキン」など先進技術も取り入れる。実証機であるため武器は搭載しない。

心神の開発は来年度から6年間で行う計画だ。来年度予算では157億円を要求、総額466億円を見込んでいる。
エンジンや電子機器などの試作は09年度までにほぼ終えて、10年度から実証機製造に着手。早ければ11年度中に初飛行を行う。
機体やエンジンは既に個別開発を進めており、ステルス性に関しては、05年のフランスでの模型実験で「高い性能を確認済み」(防衛省幹部)という。

実証機開発には、日米で共同開発したF2支援戦闘機の生産があと数年で終了することから、国内技術維持の意味合いがある。また、航空自衛隊が次期主力戦闘機(FX)の有力候補としながら、米国が輸出に応じようとしていない「F22ラプター」をめぐる交渉を有利に運べるとの期待感もある。

米国が輸出に慎重なのは、「機密保全だけでなく、日本がステルス技術を独自開発できないとの前提で、将来、高く売ろうという思惑があるため」(政府筋)との見方からだ。

防衛省内には「17、18年ごろには国産戦闘機が実用化できる」(幹部)との見通しもあり、F15戦闘機の後継機となる可能性もある。ただ、日本の国産戦闘機開発には、有力な輸出先を失うことになる米国内で懸念が出ている。

「戦闘機?」で紹介した機体を実際に作ることになった、というニュースです。

Up

全幅9メートル、全長14メートルとのことなので、F35(JSF)よりも、全幅・全長とも1メートル強小さい機体です。
F35のエンジンは18トン級ですから、心神が5トン級のエンジン双発であってもかなり非力であると言えます。

F35は、最大離陸重量が22トンぐらいですから、心神は最大で16トンぐらいになりうるでしょう。空虚重量が10トン弱といったところかな?

ドンガラを作ること自体は今ではさほど難しい事でないので、10年度に製造に着手して11年度には飛行するのは可能かもしれません。

しかし、その後に戦闘機を開発するとなると、システムとしては極めて難しいのではないか?結局は不可能なのではないか?と思うところです。
少なくても「17、18年ごろには国産戦闘機が実用化できる」なんて可能性は皆無でしょう。

アメリカがF22ラブターの輸出についていまだにOKしていないことに対しては、強い牽制にはなりますが、そうなると「巨大なアドバルーン」で終わる事になるでしょう。
まぁ、もの作りという観点からは製造経験は何事にも代え難いから大いに「試作」するべきだとは思いますが、現実に「戦闘機を作る」というとはかなり距離があるのではないかな?

12月 9, 2007 at 10:20 午前 もの作り |

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日本国、日本の空を守るための国産ステルス実証機「心神」の開発がいよいよ本格化へ。 続きを読む

受信: 2007/12/15 14:07:22

コメント

F-22ラブターとはラプターの間違いでは?
確かに心神は18年では出来ないのは保々分かりきっています。 しかし11年後はありえないでしょう。 それと正直日本には最強戦闘機を作れるほどの技術があるのかは不明です。 ちなみに私は心神戦闘機はあまり感心できません。
今公開されている情報を見た限り機能が明らかに攻めるための物じゃないですか。 それは置いといて・・・。F-22はもう購入は不可能でしょう・・・。
ご存知のとおり米国では輸出の出来ないような法律までありますからね。軍事機密の塊で実はそこまで公開されていないのです。 ゲームもどうやら出鱈目に作っているらしいです。しかしステルス機能はもちろん必要不可欠になっていくことでしょう。 

投稿: 名無資産 | 2008/01/19 1:11:12

まず、実験施設がなくてフランスに頼んでいる時点で唯の遊びだと思われ。

投稿: 774 | 2008/04/21 19:05:10

お初ですが
>少なくても「17、18年ごろには国産戦闘機が実用化できる」なんて可能性は皆無でしょう。
いえ、十分可能です。心神の様な試作機はYF-22みたいなものですので本気になれば可能になります。問題は野党ですけど。これからの試験で問題点を克服しエンジンや機体を大型化、キャノピー何かをどうにかすればどうとでもなります。
>実験施設がなくてフランスに頼んでいる時点で唯の遊びだと思われ。
フランスにとっても有益になるから頼んだのでは?イギリスはF-35を導入するのでそれに追い付く、又は抜ける様な機体を作るにあたって日本のステルス技術が欲しかった。日本は安くて機密が守れるような施設が欲しい。という利害関係でやったのでしょう。フランスはラファールやミラージュなどで戦闘機製造は得意ですがステルス技術は未熟ですからね。

投稿: 蒼空の死神 | 2008/05/07 23:11:56

これはいわゆる第五世代戦闘機に分類されるのですか?
そしてアメリカから口出しされて開発中止になる可能性はありますか?


それにしても、原作版雪風みたいなデザインですね。エアインテークはさすがに違いますけれど・・・

投稿: | 2008/06/02 20:15:03

>フランスにとっても有益になるから頼んだのでは?
他にいくつか候補を挙げていたようですが、施設使用料が安く、日程を合わせることができたフランスの実験施設で行ったとされています。
簡易な実験施設はありますが、航空機のステレス性を確認する規模の実験施設を作るのと、他国の施設を使用させてもらうのでは額が違いすぎるので無難な選択だったと思いますが…

>そしてアメリカから口出しされて開発中止になる可能性はありますか?
F-2のときもアメリカは必要以上に口を挟みましたが、三菱は実際に不可能だといわれた複合素材で作った翼を持つF-2を作りました。三菱の開発陣はこんな人たちですw
すでに、心神への口出しは行われていますが開発中止はないと思いますよ?

投稿: 通りすがり | 2008/06/29 23:10:44

心神はかなり「本気」を感じますね。
エンジンも開発中ですし。
ただあのサイズそのままってことはないんでしょうけど、ウェポンベイのペイロードをかんがえて。
ところであのスマートスキンセンサーは
これからの起こりうるステルス機同士
の戦闘を考慮してるってことなんですかね。

投稿: アウチ | 2008/12/13 4:26:55

心神という名はいやだな。おじさんはずばり、ゼロがいいです。三菱がらみならその方が本気を感じます。本田も小型機を作ったし、各社に協力させて日本の技術を世界にアピールしたいですね。パワーがあってコンパクト、軽い、抜群の運動性能と新しいGスーツで高速曲技の得意な機体、豊富なオプション(武器)、おじさんは日本の航空機産業が世界一であってほしい、出来るよね。防衛省さん。

投稿: 通りすがり2 | 2009/08/21 18:44:56

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