警察官が霊感商法その2
昨晩書いた「警察官が霊感商法」では、問題の会社がどこなのか確実な情報が無かったので、検索結果を「まあここなのでしょうね。」と書きましたが、紀藤弁護士のブログに記事が出ました。
弁護士紀藤正樹のLINC TOP NEWS-BLOG版より「神世界について」
この記事で問題の会社が有限会社・神世界と確認出来ました。
朝日新聞より「霊感商法拠点に神奈川県警警視が関与 名義人と保証人」
神奈川県警の警備課長(51)名義で賃借されている東京都港区内の高級マンションの一室を舞台に、不当に高額商品を買わせる「霊感商法」が行われていた疑いが強いことが19日、分かった。保証人も、課長の元同僚の警察署警備担当次長(47)がなっていた。商法を展開していたのは山梨県内に拠点を置く宗教色のある有限会社で、県警は近く、詐欺容疑で捜査に乗り出し、警備課長らの関与についても調べる方針だ。
県警などによると、この商法に関与した疑いが持たれている警備課長と警察署警備担当次長は03年4月ごろ、この部屋の賃貸契約の名義人と保証人になっていた。いずれも警視で、かつて同じ職場にいたという。
調べでは、この部屋は、同社が各地で「癒やし」や「セラピー」などを掲げて運営しているサロンの一つ。女性を中心にした客の悩みや美容の相談を受け、ペンダントやお守りのような宗教的な物品を購入させていたとされ、県警は一連の売買が詐欺にあたるとみている。
同社を巡っては、「霊感商法で高額なグッズを買わされた」などとして、多くの客との間でトラブルが続発。客からの相談を受けている弁護士によると、関連店舗は全国に100前後あり、被害は1000人以上、被害額は100億円近くにのぼるという。
一方、県警は、警備課長が複数回、このマンションに出入りしていることを確認した。さらに、課長の銀行口座に数人の警察官から、それぞれ数十万円単位の不自然な現金の振り込みがあったことも把握。振り込んだのは、課長のかつての同僚や課長が警察学校の教官をしていた時の教え子らで、県警は問題商法の被害者とみている。
県警本部の警備課長は、警備警察の運用上のトップで、大規模なスポーツ試合などの警備のほか、警備に伴う捜査を担当する。問題商法に関与していた疑いのある警備課長は、将来の部長候補と目されていたという。
読売新聞より「神奈川県警の警備課長、仏画「霊感商法」に関与」
神奈川県警警備部の警備課長(51)(警視)が、「霊感商法」の拠点とみられる東京都港区の事務所の名義人になっていることが19日、同県警の調べで分かった。
警備課長は、高価な仏画を販売するなどの「霊感商法」に関与していた疑いがあり、県警は20日に解任を決め、調べを進める。県警はほかにも関与した警察官がいないかを捜査しており、警察組織を利用した霊感商法事件に発展する可能性がある。
事務所は高級マンション内にあり、山梨県に本社のある会社の出先の拠点となっている。県警は9月から内偵捜査。警備課長が事務所の賃貸借契約の名義人になり、頻繁に出入りしていることや、警備課長の口座に不自然な多額の入金のあることを確認した。
調べによると、同社は「占いによる運勢・姓名の鑑定」などを主な事業とし、全国各地に数十か所の事務所を展開。「ヒーリング(癒やし)」や「祈願」などを名目に客を勧誘し、仏画や書、書籍などを数万~数十万円で販売している。県警は法外な金額で売りつけていたとみている。県警警察官5、6人も物品を購入していたという。
マンションの管理人が9月、「人の出入りが多い部屋があって不審だ」と住民らから苦情を受けて調査し、契約者が警備課長と判明した。
マンションの賃貸借契約書には、連帯保証人の欄に警備課長以外の警視の名前が記載されている。県警は、警備課長を中心とする霊感商法グループの実態解明を進める。
この事件は元が有限会社で、配下の「サロン」が霊感商法で高額の商品を売りつけた、という構造に見えます。
カルト宗教問題では宗教団体の活動そのものが社会常識から見ておかしいとされて、その一つとして高額商品の販売による被害が発生しています。
「カルト宗教」とされる団体は普通は宗教法人で登記していますから、宗教法人ではない団体が「カルト宗教ではない」と主張したりしています。
以前から、この手の話はいくつかあるのですが100億円の被害が事実であれば、大事件と言うべきで、まして警察の組織が利用されていたというのでは本質的に組織としての警察の責任問題も出てくるでしょう。
12月 20, 2007 at 09:35 午前 事件と裁判 | Permalink
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コメント
カナロコに実名出ています。
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「ヒーリングサロン」を舞台にした霊感商法疑惑で、神奈川県警は二十日、関与の疑いが浮上している警備部警備課長の吉田澄雄警視(51)を解任し警備部付とする人事を発表した。部下の警察官らを勧誘した経緯や銀行口座にあった不自然な入金などについて事情を聴いた。
県警は同日、詐欺容疑で、サロンを全国展開している山梨県甲斐市の有限会社「神世界」の本社と傘下の企業グループの関係先などを一斉に家宅捜索する。
投稿: Ikegami | 2007/12/20 12:18:42
実は、最近は個人名をカットしてアップしているんです。
なにとぞご賢察いただきたく(^_^;)(とか言ったりして)
投稿: 酔うぞ | 2007/12/20 18:27:47
実名報道云々・・・。
ニュースソースとして、所謂公的報道(一般マスコミ報道)の内容に基づき、個人意見を述べる範囲で、個人情報保護法etc(私はetcの部分が曖昧な判断を含むために、その判断が国民の主張を萎縮している事実を大に取り上げたい)の範疇で、私は、「国民の正当な権利を妨害することは許されない」との判断により、あっちこっちで、近年起きた「国・政府に後始末の責任が有る超重大問題」について、実名或いはハンドル名で、その原因を作った政治家・官僚の責任を追及するために、声を最大ににして書き込んでいます。
その理由は、国民の自由な意志・意見並びに主張の機会を、有無を言わさず違法行為と断定しかねない(する)現政府が、国民を無条件で暗黙のうちにその政治・政策方針を了承させ、思想的に自由な発言の機会を奪うという憲法上許されない行為を、現政府自らその不当性を認める事無く行使することは明らかに違法であることを(せざるを得ない程度の軽い判断は不可能であると言う意味)、国民として政府に認識させる必要があるものとして主張します。
投稿: 昭ちゃん | 2007/12/21 0:33:11
昭ちゃん
ちょっと考えたのですけど、わたしは
「知らせることよりも記録する方を取ろう」
と今は思っています。
世の中にはヘンテコな事件は常にあって、わたしが記事にした事件でも意外な結末に至ることが一年に一度ぐらいの割合で起きているのですが、結末がこんな事だから元記事を消すのか?といった状況を考えてみると、「事件そのものはあったのだから、記録の部分は消さない」というのが正しいのではないのか?
と考えているのです。
ま、これが常に正しい判断なのか、こっちの方向で良いのかも分からない(迷ってはいる)ところですが、今はこんな考え方であります。
投稿: 酔うぞ | 2007/12/21 8:42:21