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2007.10.27

紀元会・集団暴行殺人事件・その4

「紀元会・集団暴行殺人事件・その3」の続報です。

信濃毎日新聞より「小諸の紀元会事件で女数人に逮捕状暴行関与の疑い

小諸市の宗教法人「紀元会」施設内で9月下旬、会員の奥野元子さんが会員らの集団暴行で死亡したとされる事件で、傷害致死容疑で15日に逮捕された21人以外にも数人の会員の女が暴行にかかわっていた疑いが強まり、小諸署捜査本部は27日にも同容疑でこの会員らを事情聴取する方針を固めた。既に逮捕状を取っており、容疑が固まれば逮捕する方針だ。

事件は当初、奥野さんの同居家族4人がすし店内で集団暴行したとみられたが、その後、家族のうそと判明。会創始者の長女ら会員の女21人が逮捕された。

捜査本部などによると、逮捕した会員らの一部供述などから、さらに7人前後の会員がかかわっており、30人以上で奥野さんを集団暴行していた疑いが強いことを突き止めた。

調べによると、会員たちは共謀し、9月24日午後11時半ごろから約1時間にわたって、同会施設内で、奥野さんの全身を多数回殴るけるなどし外傷性ショックで死亡させた疑い。

捜査本部は創始者の長女らが中心になって集団暴行をあおったとみている。これに対し、紀元会側は、いさかいの場に居合わせた会員が自発的に加わって起きたとして、組織的な関与を否定している。

一方、小諸署が証拠隠滅容疑で5日に再逮捕した、奥野さんの二女と、その夫について、長野地検は26日、犯人隠避罪に切り替えて長野地裁に起訴した。

地検によると、、奥野さんの二女とその夫は、集団暴行に加わったほかの会員の女たちをかばうため、奥野さんの夫(傷害致死罪で起訴済み、さらに犯人隠避教唆容疑で再逮捕)の指示に従って、すし店内での事件を偽装した上、警察に虚偽の報告をした。

「紀元会・集団暴行殺人事件・その3」に紹介した紀元会の「記者会見」によれば、

勉強会には80人ぐらいはいた。5時以降は50人以上残っていた

とのことなので、50人の中から30人以上が暴行に加わったとなると、半数が暴行に加わったことになってしまいます。
その一方で、会員で暴行を目撃した人がいますから、暴行に加わった人と、加わらなかった人がいて、さらに一部の報道では「(現場に)集まれと指示が放送された」といった内容の記事がありました。

実際に、暴行した集団に加わった人と、集団で暴行することを知らなくて集団に加わらなかった人のグループ分けされていて、さらに暴行した集団の内で実際に暴行した人と、しない人に分かれたのだろうと見ることが出来ます。

これではどう見ても組織的行動ですが、これが刑法で取り締まれるものなのでしょうか?
捜査の終結をまって解散命令を出すべきでしょう。
もっとも、宗教法人に解散命令を出せばそれで全てよいのか?と言うと、宗教法人ではない団体でも同様の問題を引き起こす可能性はあるわけで、その場合はどうするのか?
けっこう問題は大きいです。

10月 27, 2007 at 10:13 午前 事件と裁判 |

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コメント

>宗教法人ではない団体でも同様の問題を引き起こす

 成田のホテルでミイラを作ってしまった、ライフスペースも宗教団体ではなかったですね。自己啓発セミナーの体裁を取ってました。
 祈祷師と信者が共同生活をしているうちにメンバーを殺してしまった事件は数え上げればキリがなく、しかも、ほとんどが宗教法人ではありません。
 多額の収益事業をやっている場合は宗教法人だと税法上の利益がありますが、零細団体はどうでもいいのです。

投稿: Inoue | 2007/10/27 11:29:16

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