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2007.10.17

紀元会・集団暴行殺人事件・その2

「紀元会・集団暴行殺人事件」の続報ですが、かなり複雑です。

中日新聞より「二女の言動で母親を呼び出しか紀元会集団暴行

長野県小諸市の宗教法人紀元会で奥野元子さん(63)が集団暴行を受けて死亡した事件は、当日の「勉強会」と呼ばれる集会で、法人の「次期総裁」とされる少女(15)に対する奥野さんの二女(26)の言動をめぐり、ほかの信者から「娘が悪いのは母親が悪い」として奥野さんが呼び出され、暴行された疑いのあることが16日、小諸署の捜査本部の調べで分かった。

事件が起きた先月24日の会合は、信者が日常生活の反省点などを「総裁」と呼ばれる女性に報告する勉強会だった。
二女夫婦を含む信者50人以上が参加したが、女性は姿を見せず、奥野さんも出席しなかった。

関係者によると、この席で、少女に対する二女の言動に腹を立てた周りの複数の信者が、二女夫婦に対して暴行
少女の親族で紀元会創始者の娘(49)が暴行をあおったという。

さらに一家への批判が高まって奥野さんが呼び出され、信者たちに暴行されたとみられる。
捜査本部は16日、傷害致死容疑で21人を送検した。

調べでは、21人は9月24日夜から25日未明にかけて、紀元会施設内で開かれた会合で、奥野さんの夫(35)や長女(37)とともに、奥野さんに殴るけるの暴行を加え、死亡させた疑い。

捜査本部によると、奥野さんが暴行を受けている間、制止する信者はいなかったという。逮捕された21人や家族のほかにも暴行に関与した信者がいるとみて、調べを進めている。

読売新聞より「紀元会暴行「内また踏め」…扇動の声、死亡者家族が供述

長野県小諸市の宗教法人「紀元会」の会員ですし店経営奥野元子さん(当時63歳)が死亡した事件で、集団暴行の現場に居合わせ、逮捕された奥野さんの家族が「内またを踏みつけると痛いから、そこを踏みなさい」と言う会員の声を聞いたと小諸署捜査本部の調べに供述していることが16日わかった。

奥野さんの遺体には、内またや腕に暴行の跡が集中しており、捜査本部では暴行を扇動した者がいたとみて調べている。

調べによると、暴行現場は、講義などに使われる「大和紀元会館」の2階大会議室。現場にいた50歳代の女性会員が読売新聞の取材に話したところによると、暴行が行われた9月24日、会員らは日中から教団の作業があり、夕食後に「集まって下さい」と連絡があった。
大会議室に入ると数十人が集まっており、奥の方に誰かを囲む人の輪ができていた。

大きなどなり声が聞こえたため見に行くと、奥野さんが横たわって会員たちに殴るけるの暴行を受けていたという。

女性は、その後、奥野さんの家族4人だけが翌日逮捕されたことを知り、自分が見た状況と違うため不審に思ったが「誰にも言えなかった」という。

女性は「今思えば、どんなに罵声(ばせい)を浴びせられても止めに入れば良かったが、怖くて後ろに下がってしまった。自分もいけなかったと悔やんでいる」と涙を流した。

信濃毎日新聞より「事件当夜、二女夫妻にも暴行、夫が隠滅を提案か

小諸市荒町2のすし店経営奥野元子さん=当時(63)=が9月下旬、同市北囁(きたささやき)の宗教法人「紀元会」の会員らに同会施設内で集団暴行され、死亡した傷害致死容疑事件で、事件当夜、会施設内で開かれた「反省会」で、二女夫婦も暴行を受け、その内容について、元子さんの夫=同罪で起訴=が家族内のけんかとしての隠ぺいを提案していたことが16日、小諸署の捜査本部の調べで分かった。

捜査本部は、集団暴行事件について、会幹部があおっていたとみて追及。同日も同会施設を家宅捜索し、同日午後、15日に逮捕した21人の容疑者の身柄を長野地検に送る。

調べによると、9月24日夜に会施設で開かれた「反省会」で、奥野さんは生活態度が悪かったとして暴行されたとみられる。その場で一緒にいた二女と夫も暴行を受けた。
その集団暴行について、被害者の夫が、暴行はすし店内で家族間であったけんかとして隠すことを提案した。

逮捕した15-80歳の21人のうち、同市乙、無職窪田康子容疑者(49)ら会幹部が、同会施設内で行った集団暴行に関し、中心となってあおっていたとみられるという
。捜査本部は、犯行当日に施設内で開かれた「反省会」の詳細な内容や、21人の事件へのかかわりについて調べている。

会関係者らによると、窪田容疑者は会創設者の娘。最高幹部の側近だったとみられる。

16日の家宅捜索は午前8時に開始。鑑識の捜査員が敷地内外を撮影。敷地北側の白い4階建ての建物からは、午前中から押収品を運び出した。

小諸市は16日、紀元会に関する市民相談窓口を市民課に設置した。同課は「市民に不安があるといけないので」としている。

結局、

  1. 15歳の少女がの権威が重要で
  2. それを批判したから、被害者を暴行して死亡させ
  3. 同時に暴行された被害者の家族が事件の隠蔽を提案し実行した。

という誠に不気味な事件であるようです。
オウム真理教でも似たように権威付けがありましたが、ここらはカルト問題では共通で、紀元会では創始者について「キリストを超える」とも言っていたようです。
単に宗教上の権威付けの争い(論争)であればほぼ無害でしょうが、法律を超えるといった事にしてそれを実行するから、法律違反になるわけです。
現実の被害が起きないと法的措置は出来ませんが、カルト問題では常に方の外に行ってしまう危険性があることをよく示している事件のように思います。

10月 17, 2007 at 09:11 午前 事件と裁判 |

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