フリースタイルスキー猪苗代大会の大混乱・その2
福島民報より「本大会費、当初の5倍世界スキー」
国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー世界選手権猪苗代大会の事業費不足問題で、平成21年の本大会の事業費は当初見込みの約5倍に当たる13億300万円となることが28日の検証委員会で示された。
来年のプレ大会などを含む全体事業費は21億2200万円に上り、詳細な内訳も説明された。
検証委は10月5日の次回に最終報告案を協議し、開催の是非につながる福島県のかかわり方に言及する方針。
開会中の9月定例県議会でも開催の是非が議論される可能性も出てきた。最も経費がかかるのはFIS規則に基づき参加国などに競技映像をライブで配信する国際映像制作経費の4億1600万円。
内訳は国際映像制作費1億1900万円、映像配信のための衛星回線の使用料2億9700万円となっている。
競技実施経費は2億2500万円で、スキークロス、ハーフパイプ、エアリアル、モーグル・デュアルモーグルのコース設営費のほか、競技ごとの大型ディスプレー設置費がそれぞれ約630万円含まれる。ジャッジハウス設置費も計上された。
大会組織委が策定した財務計画は大会運営経費や輸送交通経費、選手や役員の宿泊・飲食経費などを加えた「大会運営費」の項目に2億5300万円を計上した。
しかし、今回の詳細な積算では約5倍の11億7600万円に上り、大会運営費の見込みの甘さが経費の膨張につながった。
すでに大会組織委の決算が終わっている17、18年度を含めた全体の事業費は大会組織委の財務計画の5億7900万円の約4倍となった。委員会では事務局が今大会を開催しなかった場合の損失について、FISや全日本スキー連盟などの行事登録料となる「カレンダーフィー」など数千万円になる可能性を明らかにした。
カナダのモントリオールで過去に世界選手権を返上した際の状況などを参考に、損失を提示した。
委員からは「歳出は示されたが歳入がないと判断できない」「FISとの協議を進めさらに削減すべき」などの意見が出た。
さらにこれ以上の財政負担は難しいとする猪苗代町の姿勢については批判の声も出た。検証委員会は10月5日に開く第7回委員会で、「大会への県のかかわりのあり方」を中心に協議する。開催の是非についての方向性を確認し、第8回委員会で最終報告書をまとめる。
当初、最終報告書は10月中旬を目標にしていた。開催の是非については言及しない方向だったが、県議会からの批判などを踏まえて、県議会の定例会中にある程度の最終的な姿を示すことになったとみられる。
相良勝利委員長は委員会終了後に「県民の理解を得られるのか得られないのかを判断基準に(開催の是非について)一定の方向性を示す」との考えを示した。会津地方の経済団体でつくる会津方部商工観光団体協議会は1日、県に対して行う要望活動の中で、多額の事業費が問題となっている国際スキー連盟(FIS)フリースタイルスキー世界選手権大会について、予定通り開催するよう要望する。
検証委員会が、費用の積算をしたということなのでしょうが、本来であればこれほどずれた責任はどこにあるのかまで踏み込まないと検証にならないと思うのですが、そこは県議会に丸投げするのでしょうか?
はっきりしたのが「予算が足りない」では、政治的決断がない限り中止になってしまいそうですが、それはそれで後々まで批判されることになるでしょう。中止か予算措置をして実施とするのか、どららを選択するにしても経緯と責任を明らかにしない限り問題は残ると思いますね。
9月 30, 2007 at 11:26 午前 国内の政治・行政・司法 | Permalink
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