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2007.08.08

小林温議員・選挙違反で当選無効の可能性その2

「小林温議員・選挙違反で当選無効の可能性」の続報です。

神奈川新聞より「小林温氏陣営の出納責任者ら逮捕/神奈川県警

公選法は、いわゆるウグイス嬢など法律で定められた者を除き、選挙運動の対価として報酬を支払うことを禁じている。

神奈川新聞社の取材に対し、小林氏は「学生や、その知り合いという形でアルバイトを集めた」と説明。一方で「会場設営のためのアルバイトがビラ配りなどをしてしまったのかもしれないが、よく分からない。
現場の人に任せており、ボランティアとアルバイトがごっちゃになっていたのかもしれない」と話している。

読売新聞神奈川版より「アルバイトに口止めも

出納責任者は小林議員の公設秘書で、側近中の側近だった。
連座制の対象となる、小林議員派の選挙運動で中核的立場にあった。
県連、横浜市支部連合会のは運動員の配置やビラ配りの計画を立案するなど、街頭活動を指揮していた。

調べによると、買収された運動員の多くは県連学生部に所属する都内や県内の大学生。
一部は、事務所のアルバイトとして働いていた。

県連職員らは学生らに違法な報酬を伴う街頭での選挙運動をさせる際に「(アルバイトかと)聞かれたらボランティアと答えるように」と口止めしていた。

学生らは手渡しで現金を受け取っており、調べに「(現金を)もらっていいのかなと思った」などと供述している。

関係者によると、学生らは当初、選挙事務所のアルバイトだったが、年金記録漏れ問題などによる逆風で情勢が厳しくなり、県連職員らがビラ配りや旗持ちなど選挙運動を指示したという。

小林議員は中区の個人事務所に「法にのっとって選挙運動するよう指示していたが、強制捜査を受けたことを知り、驚いている。捜査の推移を見守り、要請があれば協力する」とのコメントを張り出した。

ボランティアとアルバイトがゴッチャになったから、アルバイト代を二十数人に支払ったとすると、選挙事務所にはアルバイトとボランティアで何人いたのでしょうかね?
アルバイトつまり給与を支払うことが出来るのは、事務職員・作業員だからアルバイトが全員この二つに相当するのであれば、ボランティアつまり運動員はその10~20倍にはなりますよ。
早い話が、事務職員は管理者であって管理されるのが運動員です。だから管理者と管理対象の比率となります。

これが1~2名ならまだ「ゴッチャになった」でも分かる。二十数名とか百数十万円という数字をどう説明するのか?

ところで、選挙事務所は早いところでは半年以上前に開設しますから、どこからが選挙運動か?という問題が出てきます。これもいささか解釈がアイマイですが、まあ一ヶ月前になったらアウトです。
それでも、それまではアルバイトでOKなわけで、特に現職の議員であれば「政治活動報告」のビラ配りや演説のスタッフなどの仕事をアルバイトにさせます。

つまり、選挙実務としては

  1. 最初は、アルバイトとして作業してもらう
  2. 選挙が近づいたら無給に切り替えてもらう

とすることが必須となりますが、これは難しいです。
アルバイトが活動している時期にボランティアが入ってアルバイト以上の活動をしていないと、学生諸君などに「無給・持ち出しでも付き合います」とは言わせられないでしょう。
本当に一文も出さないから交通費は持ち出しなんですよね。
最近の学生の多くはそれなりにアルバイトしていますから、給料の取れる仕事の時間を削って、身銭を切って候補を応援する。
となるわけで選挙運動や候補自身にそれだけの魅力がないと出来ないものなのです。

こういう裏事情から見ると、この事務所はどういう雰囲気だったのだ?と思うところです。

8月 8, 2007 at 10:04 午前 選挙 |

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