« サイトにアクセス→処分 | トップページ | 携帯電話から携帯端末に »

2007.07.21

通信についての縦割り行政

朝日新聞より「ブロック!有害サイト 警察と携帯各社が団結

夏休み中の子供が携帯電話の出会い系サイトなどに接続して犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、警察や行政、携帯電話会社が、有害サイトの閲覧を制限するフィルタリングサービスの普及に力を入れている。携帯各社が加盟する電気通信事業者協会は「新規申し込みの際、フィルタリングの要否を必ず確認しているので、利用してほしい」と呼び掛けている。

大阪府警少年課はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの協力を得て、フィルタリングの利用を呼び掛けるチラシを120万枚作成。府教育委員会を通じて府内の全小中高約1860校に配った。全児童・生徒にチラシを配布しての啓発活動は全国でも異例という。

同課は「夏休みになると自由な時間が増え、子供が犯罪に巻き込まれやすくなる。子供だけでなく、親にもフィルタリングを知ってもらうことで犯罪を抑止したい」と話す。大阪市内のある中学校は三者面談の席で保護者と生徒に説明しながら、チラシを渡した。

一方、京都府は電気通信事業者協会に要請し、今月2日にJR京都駅でイベントを開催。特設ブースを設け、子供向け携帯電話の展示やフィルタリングサービスの案内をした。早速、近くの携帯ショップへ行き、サービスを申し込む来場者もいたという。

何年も前からこの種の「対策提案」は見ていますが、極めて不思議に思っているのが

何で学校が出てこないのか?

です。
基本的に警察主導で、コンテンツや配信、契約などの問題のはずなのに総務省系統は出てこない。
学校も出てきません。

携帯電話機は各社とも子供向け向けのサービス(フィルタリングサービス)の他に子供向けの電話機を発売しています。
先日は、航空会社で問題になった機種でありますが

記事を読んでも「フィルタリングサービスを設定せよ」と親に要求するトーンなのですが、そんな難しいことを要求するよりも、学校が「子供用携帯電話しか認めない」と取り締まってしまえばよろしい。

先日、中学校を訪問したときに生徒同士の会話を聞いていたら「携帯はまだ早いよ。高校からでよい」と話していました。
これは一つの価値観ですが、当事者である生徒の間でもこんな話題になっている。
一方、大学生になると「携帯メールが必須」という大学が沢山あります。

中学で携帯電話そのものが不要と言いつつ、大学になると持っているだけでなく使いこなすことを要求されている。
これを何とかするのは高校の3年間しかない。
いったいどうやって、中学生を大学生(社会人)と育てていくのか、という観点でネット利用の教育プログラムを考えるべきなのに、こんなところで縦割り行政をしていること自体が大問題だと思う。
日本の将来をどう考えているのか?

7月 21, 2007 at 11:59 午前 ネットワーク一般論, 国内の政治・行政・司法, 教育問題各種 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/15831883

この記事へのトラックバック一覧です: 通信についての縦割り行政:

コメント

>何で学校が出てこないのか?

私は、そんなことで学校が出てくる方がおかしい、と考えます。校門の内外関係なく、学校が関与するのは根本的に間違い。校内は学校側が携帯持込・使用の可否を含めて管理監督、校外は親権者が管理監督、で十分。

でも、それで事が済んでいないからこうなるのは判っているけど・・・。

投稿: 昭ちゃん | 2007/07/21 12:47:29

>校内は学校側が携帯持込・使用の可否を含めて管理監督、校外は親権者が管理監督、で十分。

いや、これを言いたいわけよ。

一方で「子どもたちの携帯電話はどうあるべきか」を全く議論しない、むしろ高機能の電話をどんどん売りつけていると言っても良い。

その使い方について「親が責任を持って・・・」と投げ出している。

結局は縦割りだと思いますよ。

早い話が会話能力のようなモノになりつつあるのに「特別なもの」として見てみないフリをしているのですよ。

その結果が東京都のワケの分からない条例になったりしてます。

もっとコミットするべきですよ。

学校では携帯電話を取り上げると休み時間に返しています。
面倒だからほとんど取り上げない。

つまりは学校は管理できていません。

投稿: 酔うぞ | 2007/07/21 13:22:27

「未成年は携帯買うのに親の承諾が必要だから責任は親にある」の論理ですね。でも、買う金を子供がバイトで稼いでいるのが多い。
携帯持つ子の親はもっと真剣に考える必要があるのに何もしない。で、それを見ている学校も便乗して何もしない。

やはり、親が責任持つべきです。

投稿: 昭ちゃん | 2007/07/21 15:15:33

>府警少年課が携帯電話会社の協力でチラシ作成、教育委員会を通じ府内の全小中高に配布・・・

毎年恒例、長期休暇を前にした儀式で終わっては困りますね。

我が町では、夏冬休みに必ず、市・防犯協会・交通安全協会・警察・小中校教員父母に自治会・子供会まで巻き込んでの防犯パトロールをしていますが、ほとんど儀式です。
事前にパトロールの日時とコースは、回覧・市広報などで公表済。パトロール中、おっかなそうな未成年集団が集まっていても出会っても、明らかに事件が起きていない限り声はかけずに通り過ぎる、です。
そう言えば、チャリンコに「防犯パトロール中」って看板付けて走るのを推奨したのもこれらメンバー。

子供が有害サイトに巻き込まれても、この手の犯罪摘発は警察しかできないから、縦割りがまかりとおるのかなー。

投稿: 昭ちゃん | 2007/07/21 16:06:11

コメントを書く