白河高校PTAが労働争議で解散・その3
「白河高校PTAが労働争議で解散・その2」に紹介していた新聞記事の予定通りに、福島地裁白河支部で第2回口頭弁論が開かれました。
apj さんが傍聴記を公開されたので、許可をいただいて転載します。
2007/06/19
年休をとって裁判傍聴:白河高校PTAの労働争議
本日は年休を取得し、福島地方裁判所白河支部へ裁判傍聴のために出向いた。酔うぞさんのところで既に紹介されている、福島県白河高校PTA雇いの事務職員の雇い止め問題の労働争議の第二回口頭弁論が13:30から行われるのを見るためである。まあ、大学だって法人化したので大学の職員もこの先労働争議とは無縁ではいられない、それならいっそ予習がてらに見ておいても損はないと考えた。
事件番号は平成19年(ワ)第36号 雇用契約確認等。原告は一労働者なのでネットではとりあえず名前を伏せておく。被告は、福島県立白河高等学校父母と教師の会(以後白河高校PTA、あるいは単にPTAと略)。
一号法廷(ラウンドテーブル)で行われた。裁判所には12:30頃到着。既に福島テレビの車が来ていて、しばらくすると門のところにカメラマンが集まっていた。13:00頃、法廷のある3階に行くと、裁判所の腕章をつけた職員が二人いて、受付ができていた。傍聴席は記者12、一般12で、4人がけの椅子を6つ並べてある(増設して6つになった)。記者席が余ると一般を入れる、一般が12人を越えると抽選、ということで、13:10から整理券が配られた。抽選になって外れたら何しにきたかわからんな、と思いながら整理券を持って一列に並ぶ。13:20になって一般の列に12人だったので全員傍聴席に移動。続いて記者さんと遅れてきた傍聴人が入った。
原告は、原告本人と代理人2人。被告は欠席。横浜地裁のような、傍聴席と法廷の間の仕切りはなかった。傍聴人は最終的に25人、うち記者8人。
被告欠席の理由は、白河高校PTAを解散したから対応できないということで、結審、次回7/10、2号法廷にて13:10より判決を言い渡すということになった。
弁論そのものは一瞬で終わった。高校関係者らしい人数人はそのまま立ち去り、原告代理人による会見が1階であったので、記者さんや支援の人に交じって一緒に部屋へ。
以下は、代理人からの状況説明。
まず、訴状は前回も今回も被告に送達した。白河高校宛に送達したら受け取り拒否にあい、白河高校PTAの現会長の職場と自宅を調べてそちらに送達したら、またもや受け取り拒否。郵便局員がとにかく置いてくるという、差置送達という方法で、送達できたと見なして訴訟手続きを進めた。教育現場や県立高校といった公の組織で起きることではないのではないか。
今回は、もう一回だけ被告に弁論のチャンスを与えようという意図で弁論を行ったが、またも無視されたため、結審となった。
労働運動としては、元の職場に原告を戻すところまで戦いを続けたい。
PTAの対応は極めて異常である。事務職員が不要というわけではないが、雇い止めを強行し、組合が入ったからという理由で解散した(団体の目的を果たしての解散ならわかるが、学校が存続する限り必要な団体を訴訟を理由に解散している)。
被告からは、解散したという上申書が1通出てきたのみである。訴訟手続きに必要な書類を送っても、全て受け取り拒否をしている。
解散するとしても、清算手続きが残されている。雇い止め問題には口を閉ざしたまま清算しようとしており、提訴しても出てこない。しかし、裁判所は、清算中の団体にも当事者適格を認めている。
被告欠席のため、このままだと請求が認められる可能性が高いが、雇用が継続しているという判決になった場合、賃金の支払い義務が発生し、最終的には会長が清算人になる(つまり会長が弁済するということ)。また、債権者に弁済してからでないと、清算手続きが無効となる。
裁判所からの呼び出しを無視するという対応をしている学校側当事者の校長は、社会科の教師である。
福島県ではPTA雇用の職員が県内に100人ほど居る。学校の事務費をPTAから出させている。白河高校の場合だと、PTA会費の収入は12万円減ったが、人件費を削った分100万円の余裕が出たはずである。その差額が、モップリース代や新聞購読費に使われている。
現在、清算手続きを強行しているPTAであるが、保護者への会費の返還が白河校長名義で行われている。
以下は私の見てきたことと感想。
任意団体であるPTAに裁判所が当事者適格を認めたというのが、ちょっと意外だった。法人格を持つのかどうかがそもそも疑問だと思っていたので……。
既に、原告を支援する会ができていた。福島県労連の議長の小川さんが中心、県の教職員組合の書記長も来ていた。せっかくなので名刺交換してきた。小川さんから、どこかで見た記憶が……と言われたが身に覚えがない(汗)。私の方は、特に支援ということではないが、ネットの方から来た野次馬です、と正直に自己紹介した。
新聞報道に出ていた、PTAに代わる連絡会のようなものを作ったという話について。役員や学校サイドのメンバーが共通なら、法人格否認の法理を適用し、債務を負わせるという展開だと思ったのだが……ときいてみたら、支援する会でも新しい連絡会の実態を十分知らない様子だった。
また、清算法人(?)の代表者である会長が返金するのではなく、校長名義で返金が行われているという時点で、清算手続きとして違法というか無効ではないかということ。この点については小川さんも同意してくれた。逆に、これが無効でないとしたら、連帯して校長と会長が清算業務を行っている実態があるということになるから、ひょっとするとPTAの解散無効になった後の諸々の処理についても連帯責任ということになったりはしないのだろうか。
一番信じられないのは、裁判手続きにシカトを決め込んでいるのが県立高校の校長(社会科)やらPTAやらだということだったりする。これまで一体何といって、公民やら政治経済の授業をしてきたのだろう。三権分立について生徒に教えても、説得力を持つとはとても思えない。生徒の目の前で「司法手続きはシカトします」というのを現在進行形で実践中なわけで。大体、取り込み詐欺でもやってばっくれようかって企業なら訴状受取拒否もありうるが、県が運営している公の組織の長とそこにくっついている団体の長が、そろって国の裁判手続きをまるきり無視するというのは、一体ここは法治国家なのかと目眩がしてくる。
いずれにしても、解散したところで裁判逃れはできないし、最終的には校長あるいはPTA会長の個人財産を差し押さえることになっても責任を問われることになるのではないか。
また、清算手続に瑕疵があって無効とされた場合、解散して逃れたつもりが解散すらできていないことになる。PTAの他のメンバーは本当にこのことを認識しているのだろうか。
PTAといっても、それぞれ保護者の皆さんは職業人のはずである。ということは、職場で法務に関わってるとか労組の仕事をしているとか、そもそも行政書士や司法書士をしている、社会保険労務士をしている、という人だって混じっているのではないか。それが、裁判逃れの解散つまり偽装倒産のようなことをして通用すると思っているとは、とても信じられない。本当に正しい情報が伝えられているのだろうか。
とにかく不思議なことの多い事件である。
事件番号は平成19年(ワ)第36号 雇用契約確認等。原告は一労働者なのでネットではとりあえず名前を伏せておく。被告は、福島県立白河高等学校父母と教師の会(以後白河高校PTA、あるいは単にPTAと略)。
一号法廷(ラウンドテーブル)で行われた。裁判所には12:30頃到着。既に福島テレビの車が来ていて、しばらくすると門のところにカメラマンが集まっていた。13:00頃、法廷のある3階に行くと、裁判所の腕章をつけた職員が二人いて、受付ができていた。傍聴席は記者12、一般12で、4人がけの椅子を6つ並べてある(増設して6つになった)。記者席が余ると一般を入れる、一般が12人を越えると抽選、ということで、13:10から整理券が配られた。抽選になって外れたら何しにきたかわからんな、と思いながら整理券を持って一列に並ぶ。13:20になって一般の列に12人だったので全員傍聴席に移動。続いて記者さんと遅れてきた傍聴人が入った。
原告は、原告本人と代理人2人。被告は欠席。横浜地裁のような、傍聴席と法廷の間の仕切りはなかった。傍聴人は最終的に25人、うち記者8人。
被告欠席の理由は、白河高校PTAを解散したから対応できないということで、結審、次回7/10、2号法廷にて13:10より判決を言い渡すということになった。
弁論そのものは一瞬で終わった。高校関係者らしい人数人はそのまま立ち去り、原告代理人による会見が1階であったので、記者さんや支援の人に交じって一緒に部屋へ。
以下は、代理人からの状況説明。
まず、訴状は前回も今回も被告に送達した。白河高校宛に送達したら受け取り拒否にあい、白河高校PTAの現会長の職場と自宅を調べてそちらに送達したら、またもや受け取り拒否。郵便局員がとにかく置いてくるという、差置送達という方法で、送達できたと見なして訴訟手続きを進めた。教育現場や県立高校といった公の組織で起きることではないのではないか。
今回は、もう一回だけ被告に弁論のチャンスを与えようという意図で弁論を行ったが、またも無視されたため、結審となった。
労働運動としては、元の職場に原告を戻すところまで戦いを続けたい。
PTAの対応は極めて異常である。事務職員が不要というわけではないが、雇い止めを強行し、組合が入ったからという理由で解散した(団体の目的を果たしての解散ならわかるが、学校が存続する限り必要な団体を訴訟を理由に解散している)。
被告からは、解散したという上申書が1通出てきたのみである。訴訟手続きに必要な書類を送っても、全て受け取り拒否をしている。
解散するとしても、清算手続きが残されている。雇い止め問題には口を閉ざしたまま清算しようとしており、提訴しても出てこない。しかし、裁判所は、清算中の団体にも当事者適格を認めている。
被告欠席のため、このままだと請求が認められる可能性が高いが、雇用が継続しているという判決になった場合、賃金の支払い義務が発生し、最終的には会長が清算人になる(つまり会長が弁済するということ)。また、債権者に弁済してからでないと、清算手続きが無効となる。
裁判所からの呼び出しを無視するという対応をしている学校側当事者の校長は、社会科の教師である。
福島県ではPTA雇用の職員が県内に100人ほど居る。学校の事務費をPTAから出させている。白河高校の場合だと、PTA会費の収入は12万円減ったが、人件費を削った分100万円の余裕が出たはずである。その差額が、モップリース代や新聞購読費に使われている。
現在、清算手続きを強行しているPTAであるが、保護者への会費の返還が白河校長名義で行われている。
以下は私の見てきたことと感想。
任意団体であるPTAに裁判所が当事者適格を認めたというのが、ちょっと意外だった。法人格を持つのかどうかがそもそも疑問だと思っていたので……。
既に、原告を支援する会ができていた。福島県労連の議長の小川さんが中心、県の教職員組合の書記長も来ていた。せっかくなので名刺交換してきた。小川さんから、どこかで見た記憶が……と言われたが身に覚えがない(汗)。私の方は、特に支援ということではないが、ネットの方から来た野次馬です、と正直に自己紹介した。
新聞報道に出ていた、PTAに代わる連絡会のようなものを作ったという話について。役員や学校サイドのメンバーが共通なら、法人格否認の法理を適用し、債務を負わせるという展開だと思ったのだが……ときいてみたら、支援する会でも新しい連絡会の実態を十分知らない様子だった。
また、清算法人(?)の代表者である会長が返金するのではなく、校長名義で返金が行われているという時点で、清算手続きとして違法というか無効ではないかということ。この点については小川さんも同意してくれた。逆に、これが無効でないとしたら、連帯して校長と会長が清算業務を行っている実態があるということになるから、ひょっとするとPTAの解散無効になった後の諸々の処理についても連帯責任ということになったりはしないのだろうか。
一番信じられないのは、裁判手続きにシカトを決め込んでいるのが県立高校の校長(社会科)やらPTAやらだということだったりする。これまで一体何といって、公民やら政治経済の授業をしてきたのだろう。三権分立について生徒に教えても、説得力を持つとはとても思えない。生徒の目の前で「司法手続きはシカトします」というのを現在進行形で実践中なわけで。大体、取り込み詐欺でもやってばっくれようかって企業なら訴状受取拒否もありうるが、県が運営している公の組織の長とそこにくっついている団体の長が、そろって国の裁判手続きをまるきり無視するというのは、一体ここは法治国家なのかと目眩がしてくる。
いずれにしても、解散したところで裁判逃れはできないし、最終的には校長あるいはPTA会長の個人財産を差し押さえることになっても責任を問われることになるのではないか。
また、清算手続に瑕疵があって無効とされた場合、解散して逃れたつもりが解散すらできていないことになる。PTAの他のメンバーは本当にこのことを認識しているのだろうか。
PTAといっても、それぞれ保護者の皆さんは職業人のはずである。ということは、職場で法務に関わってるとか労組の仕事をしているとか、そもそも行政書士や司法書士をしている、社会保険労務士をしている、という人だって混じっているのではないか。それが、裁判逃れの解散つまり偽装倒産のようなことをして通用すると思っているとは、とても信じられない。本当に正しい情報が伝えられているのだろうか。
とにかく不思議なことの多い事件である。
6月 19, 2007 at 08:22 午後 教育問題各種 | Permalink
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コメント
apj さん転載させていただきありがとうございます。
被告をPTAとしたのだから、法的には代表者であるPTA会長に賠償責任が及ぶことになりますね。
PTAを解散して、何かメリットがあるとはとうてい思えないのだけれど、どういう計算だったのでしょうか?
県はとりあえず「PTAの問題だから関知せず」と発表していますが、ここまで混乱すると話を整理する責任はあるでしょう。
今回の裁判についてだけ言えば、結審してしまったので、次回7月10日に判決で裁判の争いが全く無かったから、被告の全面敗訴で原告の主張のすべてが認められてしまいます。
いくらなんでも、裁判に全く応じないというのは、ひどすぎると思う。
投稿: 酔うぞ | 2007/06/19 20:36:03
こんにちは。
これまでの経過からすると予想どうりの展開ではあります。
PTA側は判決後の対応くらいは立派な対応をして欲しいものですが、
特別送達を受け取り拒否する手合いは何するかわかりませんね。
以前郵便局でバイトしたことがあって、
何回か特別送達も配達したことがあるんですが、
>>郵便局員がとにかく置いてくるという、差置送達という方法
は経験しませんでした。
これはもう、配達する人にとっては最後の手段というやつですね。滅多にあるもんじゃないです。
私の経験ではいかにもカタギじゃなさそうな人も受け取ってはくれましたから、
もし、学校で受け取り拒否なんかされたら、「もう何も信じられない。」って気分になったでしょうね。
投稿: mino | 2007/06/20 7:59:23
minoさん
もし、学校で受け取り拒否なんかされたら、
「もう何も信じられない。」って気分になったでしょうね。
はい。それほど異常な事態ですね。
apj さんが
一体ここは法治国家なのかと目眩がしてくる。
とおっしゃっていることに集約されていると思いますが、これでは「法律なんかオレには関係ない」と宣言しているわけです。
今後どう展開するか?も非常に興味を惹かれる点ではありますが、もう現時点で教育上の問題として捉えた場合に極めて悪い影響を及ぼしていることは間違えないでしょう。
法治は近代国家では問題解決の最終手段であって、人類が何千年も掛けて作り上げてきた人類の知恵というべきものです。
誰が見ても問題だ、ということになってしまいました。
どうなるのでしょう?
投稿: 酔うぞ | 2007/06/20 8:39:00
始めまして。知人から知らされてお邪魔しました。
何だか情けない話しですね。本来のPTAに関係無い部分で、解散が行われてしまったこと・・・。この方を解雇することより、この方をPTAで雇用をしていかなければならないことが問題でしょう?ここの地区では、学校職員が事務を行っています。小中から高校まで。そこで関わることで、PTAのTを成していると考えているのでしょうか。
現在、私の引退した地方協議会(県連)も、訴訟を抱えています。当事者は、逃げて姿を現しません。解散と言う逃げ道もあったと思いますが、子ども達に、子どもたちがPTAとなった時に、説明のできない行動だけはやめよう!とがんばってきました。
来月、控訴審の判決がでます。私たちが見本を見せずに、どのように子どもを育てていくのか・・・本当に疑問です。
投稿: ELK | 2007/06/24 17:53:55
ELK さん、コメントありがとうございます。
そちらのブログもちょっと拝見しました。
わたし自身は、白河高校にも福島県にも全く縁のない野次馬ではありますが、法的な判断については色々と考えている者です。
今回の、裁判沙汰の元になったPTAが常勤職員を雇用する、ところからかなり問題じゃないか?と思うのですが、それ以上に「特別送達を受け取らない」というのはちょっと聞いたとこと無い話でそれも教育観関係者やって良いこととは思えません。
おかげさまで、色々なデータや情報を教えていただいたので、地域によっては潜在的に白河高校と同じような事件が起きる可能性があることも知りましたが、それにしてもここまで強引に法律を無視してまでコトを進めるというのはかなり特殊な状況なのだろう、と想像します。
時代は、今までは通用したことも日本標準や世界標準でやらないと非難されるような時代に変化しつつあるわけで、それへの対処を誤ると大変なことになる、という実例でしょう。
投稿: 酔うぞ | 2007/06/24 18:20:48
私は、昭和40年代に白河高校を卒業したOBです。私の息子も同校を卒業し、また卒業しようとしています。
今回の問題を受けて、私論です。極一般的だと思う事を話させていただきます。
法律論を盾にする方々、または、それぞれの立場を重視する方々には、受け入れられないかと存じますが、私の考えとしては、皆様がたの、のんきな考え方には、苦言申し上げます。
皆様方は、教育をどう考えているのですか?いまの世の中、経済的にも十分過ぎるくらい満たされた環境の中、諸先輩方々は、法律論を持ちだし、面白いように話さされているように思われますが、法律は、道徳の延長では無いのでしょうか?確かに、不当解雇、よくわかります、でも、給与をもらう会社があっての話ではないですか?私たちサラリーマンからすれば、超不可思議な世界です。不当解雇?って何ですか?一生懸命働いていていても、会社が無くなったら、終わりです。普通は、終わらない様に何とかするのでは。私の妻もパートで仕事をしています。いつも帰るのは、八時過ぎです。年収は200万そこそこです。苦しいから休みたいと言えば、ズーット休ませていただけます、つまり、首!・・・・じゃ、告訴しますか。
そのような、極限の家庭もありますよ。参考までに。
原点に帰りましょう!
投稿: 白河高校OB | 2007/07/07 21:07:03
白河高校OB さん、コメントありがとうございます。
法律論を盾にする方々、
または、それぞれの立場を重視する方々には、
受け入れられないかと存じますが、
私の考えとしては、皆様がたの、のんきな考え方には、
苦言申し上げます。
皆様方は、教育をどう考えているのですか?
いまの世の中、経済的にも十分過ぎるくらい満たされた環境の中、
諸先輩方々は、法律論を持ちだし、
面白いように話さされているように思われますが、
法律は、道徳の延長では無いのでしょうか?
言い方の問題かとは思いますが、わたしは
「法律は最低限の道徳である」 と考えます。
法律を守っていても道徳に反することは十分にあり得る。
従って、法律に違反した場合にはすでに十分に反道徳的である、
というのがわたしの考え方です。
また、今回の問題は近代社会では世界中で採用されている「裁判による決定」を実力行使で回避できるかのような行為を取っています。
「法律よりも現実を」という考え方は実力行使の是認があり、それは法治の否定にもなりかねず、さらにその先にはテロとか戦争といったものにも繋がりかねないのです。
これに対抗するためには「法的な対処を無視する」事については「特に厳しく法的に対処する」ことが必須であって、そこをアイマイにすることは法治国家として日本を危うくしかねない。そんなことになれば「道徳なんて無くて良い(実力があれば良い)」になってしまいます。
大げさだ、とのご指摘かと思いますが、法律は基本的に日本国内では一律に適用されるのであり、法的解決は世界中で共通しています。
この事はどうやっても外すことが出来ない事です。
逆に言えば、わたしが「酔うぞの遠めがね」でこの問題を継続して取り上げているのは、こと発端である雇用問題を取り上げているのではありません。
雇用問題はただいま現在もあらゆるところで常に起きています。
それらを「酔うぞの遠めがね」でいちいち取り上げていないからことからも明らかなように、今回は始まり雇用問題であったけど、新聞報道された「訴訟回避のためにPTAを解散する」という時点から法律問題になっているから、「酔うぞの遠めがね」が取り上げているのです。
もちろん、わたしの他の書き込みをご覧になれば、教育問題や雇用問題についても書いているし、非常に注目している分野です。
しかしながら、横浜市の住人でもありまた福島県の教育について特に情報もないので福島県の教育問題について特に論じる立場になく取り上げてもいません。
そんな事情の上でも問題にするべきは、近代社会の最重要な約束事である「法律に誠実あること」が危ういということを問題にしています。
投稿: 酔うぞ | 2007/07/07 21:45:16
早速のご返答誠にありがとうございます。
確かに、お話の内容は重々存じ上げます
。
また、いろいろ書き込みも閲覧させて頂いております。
しかし、今も、昔も、実際この様な問題は山積していたと思います。
何故、この様な環境で、今、この様な問題が起きているのか。
検証する必要は、あると思われますが、これから、裁判が、どの様結論を出すのか、関心のあるところです。
ただ、哲学的になるかも知れませんが、勝つために生きるのか、負けても生きるのか?
何の為に生きるのか、今の若者に納得できる結論を出さなければ、その為には、法律に従順で、法律のなすがままに生きていくという。素晴らしい生き方をしていかなければならないのでししょうか。白河高校は、旧白河中学からの歴史を誇ります。バンカラの中で育ってきた私には、理解できません。家族を愛す、地域を愛す、国を愛す、すべてを愛す。
厳しさの中に、愛があります。
自我を通す、それも素晴らしい。
自我を殺す、それも必要。
人生、何が大切か、権利を訴求する事も必要。
譲り合う事も必要。何故、そこまでになったのか、今後は、法曹の世界で立派な答えを出して頂ける事を期待しております。
投稿: 白河高校OB | 2007/07/07 22:40:30
白河高校OBさん
何故、この様な環境で、今、この様な問題が起きているのか。
検証する必要は、あると思われますが、
これから、裁判が、どの様結論を出すのか、
関心のあるところです。
裁判は争いがないので、判決は「なぜ問題が起きたか」については、おそらく言及がないだろうと思います。
民事裁判では片方が出廷しない場合、反対側の請求に争いがないことを認めた、とはっきりと判決文に書かれます。
その上で、金銭的な判決になるのですが、今回は
1 雇用継続の地位確認
2 毎月給与を支払え
というのが訴状の請求です。
わたし自身どうなるのか注目しているのですが、地位確認は反論が無いのですからこれは確定と言って良いでしょう。
問題は、給与の支払いでこれがどうなるのか?ですね。
裁判に至った事情などについては、判決の中では全く触れられないでしょう。
単純に原告側の請求を書き並べるだけ、となるはずです。
民事訴訟では、当事者が出廷せずに敗訴を選ぶことは珍しくありません。
今回、極めて珍しいのは裁判所からの通知(特別送達)を受け取り拒否したことで、行方不明の場合には裁判所の掲示板に貼り出す「公示送達」が使われますが、受け取り拒否は聞いたことが無い。
これについて、裁判所が何か述べるのかに興味のあるところです。
(判決文の送付はどうなるのだろう?)
なお、被告はPTAであり代表である会長です。
つまり学校は裁判では当事者ではありません。
こんな状況なので、教育問題や地域の問題については「裁判になってしまったのは・・」といった観点からも、実情に詳しい地元でこそ議論を深めていただくのが適当だと思っています。
投稿: 酔うぞ | 2007/07/07 23:07:24
はい、現実的にはその通りです、地元でも私よりも素晴らしい諸先輩方々がいらっしゃいますが、なしの礫です。いろいろ心配して、情報を集めてみましたが、そちらに詳しく載っていましたので投稿してみました。
いろいろ、情報ありがとう御座いました。
今後、金銭的な問題になれは、PTA会長個人の責任と言う問題にはさせておけないので、現役、OBを含めたところで、きちんとした対応をしていかなければならないと思います。
ところが、その様な危機感が、地元にあるかどうか、現状では良く判りません。
OBとして、それらしい関連した文書が来るのかと思ったのですが、今の所は、何も動きがありません。
正直、残念なところです。
投稿: 白河高校OB | 2007/07/07 23:34:31
ふと、ある警句を思い出しました。
18世紀のイギリスの批評家、詩人のサミュエル・ジョンソン(英語辞典の編纂でも有名な人だとか)の言葉。
英文は Patriotism is the last refuge of scoundrels.で、
日本語は、
愛国心は悪党の最後の逃げ道である。
愛国主義は、無頼漢たちの最後の避難所である。
scoundrelsを「憶病者」としている例もあるそうです。
投稿: プリニウス | 2007/07/09 1:24:27
福島県の方に発信します。
なぜ、今なのか。
県知事が変わり、色々な部分において激変している。
そんな中、「自称正義を叫ぶ方々」が、そこにのって「俺達はこんなに頑張っているんだ!」と手柄にしたいように見えます。
そうですね。法律が味方していますから。
ぜひ、かの事務員さんと同じように「長く勤めていたこれだけの人を正規の職員にしました。」と発表してください。
スキルはどれほどのものでしょう。
また、もし、福島県の教師で「試験もなく長く勤めていたから正規職員になる権利」を応援している人がいるとしたら、他の生徒達の卒業後の進路を知らないおめでたい方だと思います。
少し市民感情の旗色が悪くなると、9年も前の事件を和解してみたり・・・セコイです。
白河高校OBさん、多くの人は今、黙っているだけです。
結論が出たら動き出すところもあると思います。
「正義を叫んでいる人」だけが「正義」ではありません。
今まで、さまざまな形で頑張ってきた人、戦ってきた人、さまざまです。
そうそう、白河高校OBさん、うちの父の年収は200万でした。子供ふたり大学まで出しています。
大黒柱の年収200万。
都会では考えられないですね(笑)
投稿: 県民 | 2007/07/09 10:29:13
ってかこのサイトに載っている職務内容ですが
「先生へのお茶だし」って仕事ですか?
「郵便物の届け」って仕事ですか?
「掃除?」
誰が頼んだのでしょう?
県から委託されていたのですか?
生徒、掃除しますよね?
なんだか大昔、一般的に福島の女性が自主的にやっていた内容ですね。
これ、仕事なんですか?
本来のPTAの決算関係などもやってないくらいの内容に見えますけど。
学校関係の事務手続きは、忙しい時期が限られていますから何人かの常勤職員でできるでしょう。
電話受けも出来るのでは?
投稿: 県民 | 2007/07/09 13:42:15
県民 様
おっしゃりたいことはなんとなく分かるのですが、それは単なる感情論でしょう。
>なんだか大昔、一般的に福島の女性が自主的にやっていた内容ですね。
>これ、仕事なんですか?
これなど、ひどく男尊女卑的、時代錯誤的な物言いに聞こえます。
当たり前のことですが、雇用関係にあり、勤務時間として拘束された時間内に、職務として命ぜられていた内容であれば、当然、これらは仕事です。
>学校関係の事務手続きは、忙しい時期が限られていますから何人かの常勤職員でできるでしょう。
>電話受けも出来るのでは?
で、白河高校では常勤職員ではなく、訴えた方がその仕事をされていたんですよね?それは仕事ではないと?
それとも、決められた時間に職場に来て、上記のことを行うのは、完全ボランティアで誰かがやればよい、ということでしょうか?
投稿: qur | 2007/07/09 17:30:16
え~業務内容で論争になるのは、わたしには本旨ではないのでわたしが考えていることを書きます。
今の学校は、何十年どころか10年前とも大違いの環境にあります。
特に高校では、情報が必修になりました。
また、総合的学習の時間は小学校から高校まで必修です。
これらの授業は10年前には無かったものです
すべての公立学校にはネットワーク環境が用意されていますが、その活用は学校に任せられていると言えば聞こえがよいですが、単に放り投げられています。
これらのことが積み重なって、学校における事務処理量も大幅に増加していますし、先生も教材作りが大変になっています。
総合的学習の時間のための教科書は無いので、すべて手作り(企画)になります。
わたしはほぼ数十の学校に社会人講師として伺っていますが、共通して言えることは「事務処理能力の大幅拡大の必要性」です。
事務処理や授業の準備なども教員以外の人が出来れば、先生方はもっと授業に集中できると強く感じます。
多くの高校で、校内のネットワーク環境やPCのメンテナンスを情報担当の先生に依頼しているのが現実で、その一方で「ネットワークの安全教育」と言われても先生も無理でしょう。
大阪の池田小学校の事件以来、学校の安全管理も厳重にせざる得ないので、地域の方も簡単に学校に入ることが出来ない、というところも多いのです。
こうなると、学校のさまざまな仕事(植栽の手入れなど)でも簡単には手伝えない、という現実があります。
「なんでこんな事になっているのだ?」というのは学校の実情の表れで、それはそれで現実として受け入れるしか無いでしょう。
一見簡単な事も実行するのは大変、というのが今の学校です。
それ故、法律や各種手続きを守ること、どこにも申し開きが出来る公明正大な処理を常に要求されている場であると言えます。
投稿: 酔うぞ | 2007/07/09 18:09:13