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2007.05.03

裁判員が自信を持って良いわけがない

読売新聞より「裁判員制度、最高裁長官が「自信持って参加を」と呼びかけ

最高裁の島田仁郎長官は2日、憲法記念日を前に記者会見し、2009年に始まる裁判員制度について、「制度の認知度や参加意欲も少しずつ上がっている。制度開始前にさらに多くの人が前向きな気持ちになれるよう、環境整備に総力を挙げて取り組みたい」と抱負を述べた。

昨年12月の内閣府調査では約65%が参加の意思を示す一方、半数以上が「責任が重い」などの理由で不安を感じていると回答した。この点について、島田長官は「裁判官と十分に意見交換をして、一緒に結論を出すのだから心配ない。自信を持って参加してほしい」と呼びかけた。

なんか違和感のある発言だと思っていたら、落合洋司弁護士がガッチリと批判しています。

弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」より「[話題][裁判制度]裁判員制度、最高裁長官が「自信持って参加を」と呼びかけ

この話を聞いて、「そうか、心配ないんだな、自信を持とう」と思うような人は、人の運命を左右する裁判員になる適性に問題があるおめでたさ、安易さの持ち主と言えるでしょう。

この問題の深刻さを、このような安易な発言でごまかそうとする最高裁長官も、長官としての資質に問題があるのではないかと思います。

わたしは裁判員制度に当初から賛成していますし、今でも反対ではありません。
その理由は、いくつかのトンデモ裁判やトンデモ法曹関係者の情報に接して「社会に対して畏れを持たない司法は無いだろう」と感じたからです。

少なくとも社会に畏れを持っているのであれば、刑事裁判に自信を持って参加しちゃいかんでしょう。
これは職業裁判官だって同じ事だ。

最高裁長官がこんなコメントを出すような状態だから、社会が裁判に関わるべきだと。
裁判を信用しなくなったのだと。

遠因はこういうところにあるのだと思う。

5月 3, 2007 at 01:22 午後 裁判員裁判 |

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