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2007.03.07

酒の席は・・・・

FujiSankei Business i より「無礼講 ほどほどに 上司に暴言 降格適法 札幌高裁
酒を呑んで、上司の悪口で盛り上がるのは、昔も今も変わらないサラリーマン・OLの習性。だが、場をわきまえずに盛り上がりすぎると大変なことに-。酒好き必見の判決が、札幌高裁で今年1月に出された。(赤堀正卓)

判決の趣旨は、「管理職の地位にあった原告が、職場の費用で設けられた酒席で、上司に対して暴言。それを理由に降格処分とされたことは適法」というもの。1月19日に札幌高裁(末永進裁判長)で出された。

判決文などによると“荒れた”宴会が開かれたのは、2004年7月と8月。

当時、職場の総務部長だった原告は、7月の酒席の2次会で酒の勢いもあって、仕事に対して自分とは異なる意見を持っていた上司に対して暴言。

「今までのような発言をしていたら、後ろから石をぶつけられるぞ。お前の後継者の立場や家族の将来もないようにするぞ。死んでも葬式に出る職員は一人もいないぞ」と発言した。

翌月の酒席では、別の上司にも「お前は辞めろ」などと発言し、十数分間にわたって激しい口論となった。

そのため、12月に出された人事で、「管理職としてふさわしくない」と、4階級の降格処分となり「総務部長」から「係長」になった。

裁判で原告は、「酒席における発言であるから職務と関連性が乏しく、発言があったとしても、職務に必要な適格性を欠くことにはならない」と主張していた。

一審の札幌地裁滝川支部では、「4階級降格させるのは裁量権を逸脱している」と、原告の主張が認められていた。

しかし、高裁は支部判決を破棄。酒席が職場の費用で設けられたことなどを指摘した上で、「酒席とはいえ、どのような発言をしても責任を免れるものではない。とりわけ、事務部門の長である総務部長には、酒席においても、節度ある言動が求められる」と、原告敗訴の判決を出した。

判決について原告は、「こんな判決では、酒の席で何も言えなくなる」と、最高裁に上告中だという。
高裁の判決が1月だとのことですから、ニュースではないですが地裁では原告勝訴で、被告が控訴して高裁で原告の逆転敗訴ですね。

タダねぇ、これはかなり悪質でしょう。
一度目で厳重注意で「二度目はクビだぞ」というのが普通じゃないでしょうか?

推測するに、以前からこういうことを繰り返していたのではないか?と思うわけで、それだと周囲が止めないというか無視していたという実体もあったのでしょうか?
いずれにしても、結果として「問題視せざるを得ない」ところに達することは何事にもあるのですね。

原告の主張が「酒の席ではナンでも言える権利」というのではちょっとこれは通用しない。
上告中なんですか・・・・・・。

3月 7, 2007 at 10:13 午前 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

飲酒した脳が体を支配しており、その人が暴言を吐いたとしても飲酒した脳に責任を負わせる事は出来ないと私は判断します。法的に問題になるのは飲酒した脳が事件を起こしたのが初めてなのか再犯なのかだと考えられ、過去に一度飲酒した脳が事件を起こした事があれば、今回は飲酒すれば事件を起こ可能性がある事を前提に飲酒したわけですから、飲酒した脳ではなくて正常な状態の脳の所有者が管理責任を問われる事になります。事件を起こした脳の所有者が管理職であれば一般の社員以上に飲酒した脳の管理責任を問われるのは当然だと私は考えます。

投稿: 田吾作 | 2007/03/07 13:14:01

> 推測するに、以前からこういうことを繰り返していたのではないか?
私もそう思います。そうだとしたら、今まで何も処分しないでいきなり降格さした会社もかなり間抜けです。

投稿: Ikegami | 2007/03/07 13:17:38

事件番号等が出てきました.「土地改良区の費用」と言うからには,農業関係の協同組合事業所関係者の争いですか.

判決固有情報
事件番号 平成18(ネ)137
事件名 地位確認等請求控訴,附帯控訴事件
酒席での暴言と降格処分
裁判所 札幌高等裁判所 第2民事部
裁判年月日 平成19年01月19日
結果 破棄自判
原審裁判所 札幌地方裁判所 滝川支部
原審事件番号 平成17(ワ)10
原審結果 その他
判示事項 土地改良区の費用で設けられた酒席等において,総務部長兼出納責任者の地位にあった者が,監事及び理事に対し,暴言を発したことを理由とする管理職からの降職処分が有効であるとされた事例
裁判概要 酒席で上司を批判したことで管理職から降格となった処分の適否が争われた裁判。

投稿: はりがや | 2007/03/07 13:55:32

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070207133015.pdf
判決文を見ますと,何度も繰り返していたみたいですね.

投稿: はりがや | 2007/03/07 14:01:26

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