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2007.03.23

ニセモノの食塩!

日経ビジネス NBonline より「中国で「ニセモノの塩」が氾濫
昨年来、広東省では低価格の偽物の食塩(以下「偽塩」)が食品市場に氾濫している。
食塩を扱う商店の90%以上で偽塩を販売しており、本物の食塩を買い求めるのが難しい状況にある。
広州市の新聞「新快報」によれば、2007年2月10日から同紙の記者が広州市の6つの区に10カ所ある食料品市場で食塩を扱う商店90軒を調査したところ、この内82軒が偽塩を販売していたと言う。

「食塩にまで偽物があるのか」と思われるかもしれないが、偽塩の正体は製塩工場の廃液からつくった不純な塩や、通常「工業塩」と呼ばれる化学工業原料の「亜硝酸塩」である。

2005年に中国塩業総公司の総経理が語ったところでは、中国の塩の生産量は世界第2位で世界全体の生産量の18%を占め、2004年の塩の生産量は4300万トン、その内訳は海塩が約60%、岩塩が約30%、湖塩が約10%であるという。
その世界第2位の塩生産国で「偽塩」が市場に流通する理由は、ひとえにその価格にあり、金儲け以外の何物でもない。

中国における食塩の市場卸売価格は1トン当たり2000元(約3万2000円)程だが、亜硝酸塩の工場出荷価格は230元(約3700円)であり、約9倍の価格差があり、亜硝酸塩を食塩と偽って販売すれば、ぼろ儲けが可能となる。
金が稼げるなら、他人が中毒になろうが、癌になろうが、気にしない。
社会主義市場経済の中国では、拝金主義の権化みたいな輩が跋扈している。
このような人命に関わる健康被害をものともせず、偽塩を販売するような連中は「下の下」の悪党に過ぎない。
こうした連中が販売する偽塩が市場の90%を占めるとなると忌々しき事態と言わざるを得ない。
まさかニセの食塩が流通するというのは考えてもいなかった。
しかし日本でも製塩事業は昔から政治的な抗争の背景にあったし、岩塩が取れる大陸では土地の支配権の争いもあった。
こと食品であるから日本のJAS管理のようなことは不可欠なのでしょうな。

しかし、食塩は人類よりも古くから流通していたのに決まっていて、それをニセモノを作るというのは考えられないな。
確か岩塩の採取では良質の岩塩を取ってくると高額で売れるのだが、採取の条件が厳しいので質と価格のバランスを見て適切なところで採取する、なんて話があったように記憶している。
9倍という高額になるから質をごまかすというのでは自由経済の敵にしかならない。

3月 23, 2007 at 12:40 午後 海外の話題 |

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