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2007.01.15

不二家は出直しするしかないか

「不二家、予定通りに・・・・・」の続きです。

最新更新日時
     
記事のタイトルおよび概要

1月14日 03時00分     不二家:数年前も期限切れ卵…従業員証言 常態化の疑い
                                    2~3年前にも同工場が消費期限の切れた卵を使ったシュークリームを出荷していたことが分かった。
昨年9月に設置した社内の構造改革チーム「2010推進プロジェクト」の調査に対し、パート従業員の1人が証言していた。

同社によると、この従業員は消費期限を1日過ぎた卵をシュークリームに使用していたことを認めたという。
ただ、使用した食材の記録などが残っていないため、出荷数量や出荷先、詳しい時期までは調べられないという。

これまで判明した管理不備の事例は、いずれも昨年の出荷分だったが、新たに明らかになった消費期限切れの卵使用は数年前で、少なくとも数年間はずさんな管理が行われていた疑いが濃くなった。

同社幹部は11日の記者会見で「継続的に常態化していたと受け止めている」と話していた。

1月14日 19時20分     不二家:ISO認証で事実関係の調査依頼 経産省
                                    経済産業省は同社が取得しているISO認証が「実態に適合していない可能性がある」として、ISOや日本工業規格(JIS)などの認証制度全般を統括する財団法人「日本適合性認定協会」に事実関係の調査を依頼した。

これを受け、同協会は不二家のISO認証取得を担当した民間認証機関に調査を要請。
臨時審査の結果、品質管理の問題点が確認されれば、認証が取り消される可能性もある。

1月14日 21時38分     不二家:チェーン店で「ペコちゃん焼」の販売継続 東京
                                    東京都新宿区の飯田橋神楽坂店は独自商品の「ペコちゃん焼」を販売し、営業を続けている。

同店などによると、ペコちゃん焼は同店がフランチャイズ店になった67年直後から販売を始めた。
ペコちゃんの顔をかたどった生地にあんを入れ、1個105円。子どもの握り拳ほどの大きさだ。
当初は全国十数店舗で売られたが、現在はこの店だけという。

販売を続ける理由について、「原材料は店で直接調達し、この場で焼いて販売している。一切工場とは無縁」と説明。
一方で、今回の問題を「重く受け止め、フランチャイズの一員として、本社にも社会的責任を全うするよう強く進言していく」としている。

店頭には14日も常時20人程度の行列ができ、従業員が休む間もなく製造にあたった。

1月15日 03時00分     不二家:消費期限切れの牛乳、パート従業員に押し付け
                                    消費期限切れの牛乳を使用したパート従業員は、工場内で使い切れなかった牛乳を別の部署から押し付けられていたことが同社の調査で分かった。
同社幹部は「工場からの廃棄物が増えると、是正報告を求められる。弱い立場のパートにしわ寄せがいった」と話し、再発防止策を検討している。

関係者によると、同社は季節や連休などによる変動要因を元に各商品の需要を予測し、それに見合った量の材料を仕入れている。
ところが、昨年10~11月ごろには商品の需要が予測を大幅に下回り、埼玉工場の牛乳が大量に余ってしまった。
このため、牛乳を最も多く使用するシュークリームの製造ラインに、他の部署から余った牛乳が集中した。
牛乳を受け取ったのは、正社員や契約社員に比べて社内での立場が弱いパート従業員だったという。
「ISO14001」を取得し、廃棄物削減などに取り組んでいる。
廃棄物が増えると是正方法を報告することが義務付けられており、この報告義務が従業員へのプレッシャーになっていた面もあった。

さらに、牛乳が余っても廃水処理場に流してはいけないという社内ルールがあったにもかかわらず、牛乳の廃棄方法を明確に決めていなかった。


同社は「牛乳が余ることを、
そもそも想定していなかった」

といい、今回の問題を受けて牛乳の廃棄場所を新たに定めた。

ただただマネージメントの情けないところが次々に出てきますが、ISO14000を取得していて廃棄を想定していないとはどういうことです?
よくまぁ審査を通ったものですね。
どういう審査をしていたのかを問題にするべきでしょう。

廃棄するのが大変だから他部署に回すというのは、たしか雪印でも同じ事があったはすです。

最初から期限切れの材料が来るわけ無いし、それなりに受け入れ検査や記録はあるでしょう。
それが工場の中で何だかワケ分からなくなってしまって、雪印の場合は後から検査したら細菌の巣になっていた。
仕入れ・加工・出荷が順調に行われているときには、極論を言えば検査も管理も不要です。
滞ったときにこそ管理が必要で、検査もは管理の一部を校構成しています。
それを管理不可能な状況に追い込むと、検査しても不合格ならどうするのだ?といったことに展開していくわけで、管理が面倒だから他部署に回した方が簡単だ、という管理体制は管理とは言わない。

これで分かることは、不二家には管理が出来ていなかった。これではISO14000もISO9000も取消になる可能性があるでしょう。

1月 15, 2007 at 10:36 午前 医療・生命・衛生 |

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コメント

はじめまして。

> 予定通りに・・・・・

という部分に反応してしまいました。
仕事柄『食』を扱う企業にイロイロ穴が開いていることをみてますが、今回の一連の件は、あまりもにシナリオチックな感じがします。

事故に見せ掛けて自決なのでは? という気がしてなりません。

投稿: ミヤモト | 2007/01/15 15:32:49

http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/blog/index.php?logid=3991&#comments
不二家報道のさなかに,自分のところの
安全管理体制がなってないことが明らかに...

うちらの組織も,報道側にすっぱ抜いて貰った
ほうが良かったような気がする.周辺の住民へ
被害があったらどうする気なんだか...

投稿: hrgy | 2007/01/15 15:35:16

トラックバックありがとうございます。

わたしは製造業系ですので、食品については実務より管理の方に注目していますが、廃棄処理などが総合的に動かない仕組みだった、というところが問題なのだと思います。

確かに、問題になったのは事故と呼べるようなことでしょうが、その原因はずーと続いている問題でしょう。

一つ注目したのは、「予想を超えて余ってしまった」という報道がありましたが、これは近代的経営から見ると失格ですね。

今や、オンデマンドといったことで注文と生産・販売を連動して、あらゆる部分で在庫削減を図っているのが普通の企業ですから「予想が外れた」では通用しない。

ひょっとすると、すでに企業の形態として現代ではやっていけないのかもしれません。

投稿: 酔うぞ | 2007/01/15 15:41:32

酔うぞ さん

早速の返信、ありがとうございます。

機能しない仕組みがイロイロあったんでしょうね。

> 企業の形態として現代ではやっていけない

同感です。
洋菓子は食に関するビジネスの中でも、難易度が高い方です。
まず、製造に手間が掛かります。
そして搬送にとてもコストが掛かります。
さらに商品の寿命が短い。

そして今の時代では不二家のような量産型のケーキを選ぶニーズは減ってきています。
時代が不二家を必要としなくなってきていると感じるところもあります。

投稿: ミヤモト | 2007/01/16 0:02:24

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