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2007.01.30

裁判員フォーラム問題を分析する

読売新聞より「裁判員フォーラム、共催新聞社が日当払い動員
最高裁は29日、裁判員制度の広報のために全国で実施している「裁判員制度全国フォーラム」で、共催した新聞社が人材派遣会社などに依頼し、1人当たり3000~5000円の日当を支払ってフォーラム参加者を動員していた事例が4件あったと発表した。

最高裁によると、今月20日に大阪市内で開かれたフォーラムで、産経新聞大阪本社が1人5000円を支払うことを条件に人材派遣会社から70人を動員したことが発覚。

また、昨年1月の千葉市でのフォーラムでは千葉日報社が1人3000円で38人を集めていた。

同フォーラムは、最高裁と各地の地方新聞社などの共催で、2005年10月から全国の県庁所在地などで順次開催しており、これまでに計64か所で開催された。

最高裁の事情聴取に対し、産経新聞大阪本社の担当者は「当初、定員の半分以下しか希望者がいなかったので、危機感を覚えてやってしまった」と話したという。
最高裁は、「金銭を支払って参加を募るのは、制度に対する国民の理解を深めるフォーラムの趣旨、目的に沿わない不適切な行為」としている
実はわたしはフォーラム参加を申し込んだことがあります。

その結果がちょっと意外なことになったのですが、ここに書いた「最高裁からお手紙♪」です。

東京新聞のシステムの不具合でうまく参加申込が受け付けられなかったということで、最高裁と東京新聞の連名のお手紙が来ちゃったのです。

で、これで感じるのは最高裁は新聞社にかなりの圧力というか強力な協力依頼をしたのでありましょうね。

東京新聞のシステムの不具合も、常識的な判断としてはあまりに時間がないところで特急でやったからでしょうね。

そういう「成果重視」でありながら「現場無視」的な体質が「金を払ってでも参加者を集める」となったのだろうことは想像に難くありません。

冷静に考えれば、新聞社ほどの組織的に人脈のあるところが「金を払ってでも人集め」というのがヘンですよ。
仮に公募の参加者が少なくても、時間を掛ければ人脈で人集めすることになんの問題もないでしょう。
だから「時間がなかった」のだろうと想像するのです。

サンケイ新聞の説明記事を見ますと
  • 12月21日(木) 社告で募集を開始
  • 12月25日(月) 朝刊に告知広告
  • 12月28日(木) 夕刊に告知広告
  •  1月 6日(土) 夕刊に告知広告
  •  1月 8日(月) 朝刊に告知広告
  •  1月10日(水) 締め切り 550人の定員に200人強の応募しかなかった。
  •  1月20日(土) 「裁判員制度全国フォーラム in 大阪」開催
12月25日(月)からの週は28日が木曜日で実質的に年末休暇の時期でしょう。
つまり正月休みの時期に募集をしたが集まらなかったとなりますが、なんで12月の初めやそれ以前から募集しなかったのか?
ましてや、1月10日締め切りでは、1月なってから参加しようと思った人は参加できない。
いくら何でも要領悪すぎると思いますが、新聞社のそれも広告する部署がこんなことが分からないわけがない。
12月の初めやそれ以前に募集を開始したり、1月20日の直前まで参加申込を受け付けるといったことが出来なかったところに問題があるでしょう。

それ以上に、正月休みだから期間が一月延びるといった社会常識が発揮でなかったところにこそ問題があるし、それは最高裁の判断によるところが大きいのではないだろうか?

こんな事で、庶民の裁判への参加が円滑にいくものですかね?

1月 30, 2007 at 11:14 午前 裁判員裁判 |

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