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2006.11.23

ママメール

毎日新聞より「いじめ:実態認めぬ教師たち 「ママメール」恐れ遠慮も
いじめを苦にした子どもたちの自殺が続く中、いじめを認めない学校のあり方が問題となっている。
「いじめはどこの学校にもある」との指摘の一方、なぜ教師は認めないのか。
保護者への遠慮、指導力不足……。
一線の教師たちが口を開いた。【吉永磨美】

「対応の仕方を間違えたら(自分が)たたかれる」と漏らす。
「先生はうちの子を悪く見ている」。そんな保護者の反発は容易に想像できる。
さらに恐ろしいのは母親たちのメール。教師は「ママメール」と呼ぶ。
「『あの先生がうちの子をいじめた、うちの子が良くないと言った』などの悪いうわさをママメールで回される」と心配する。

神奈川県の公立高校の男性教頭も「いじめは裁判ざたになることがある。だから学校はピリピリしている。対応には慎重にならざるを得ない」と語る。
まずいじめを確認した時、保護者へ連絡する前に、教師たちが調べたことを逐一記録する。
それを加害側の保護者に見せ「この事実で間違いありませんね」と念を押す。
保護者が「間違いありません」と答えて初めて本格的な指導に入る。

教師には「1人で(問題事案を)抱え込まないで」と指導している。しかし「自分のクラスは任せてください」と公言し、報告や連携を怠る教師もいる。
「対応は教師間の連携が大切だが、他の教師に迷惑をかけたくないのか」といぶかる。

いじめを見つける前に、そうした教師への指導が必要になることもあるという。
この記事で注目するのは「ママメール」です。
今やメールは授業中でも飛び交っているので、情報は生徒や先生の動きとは無関係に流れます。
記事はいじめを問題にしていますが、容易に察知できるのは先生に叱られたといった情報も飛んでいくことになります。

学校が色々な問題に対応するために会議を開く前にママメールでは情報が共有されているわけです。
こうなると、学校で会議を開こうと思ったときには、すでに父兄が怒鳴り込んできている、対応した学校の職員や教師は問題があったことを会議が開かれる前だから知らない。なんてことになります。

そこで対応が問題になるわけで「とりあえず謝っておく」なんてことをすると、後から訂正できないなんてことになって、ますます問題は拡大(炎上)してしまいます。

つまり記事中の「教師間の連携」は極めて重要で、さらに言えばママメールの中に先生も入っていればよいのだと思います。

簡単に言えば「情報ネットワーク・情報の共有」といったことが極めて重要になってきている時代なのに、旧来の手法の中でなんとかできないか?とやっていることに無理がある、だと思います。
「ママメールが怖い」は分かりますが「ママメールは今後も無くならない。だからどうする?」と考えるべきでしょう。
まして「報告や連携をしない教師」では今後は無理だ、ということははっきりさせないといけない。

教師はプロフェッショナルで高度に専門的な職業ですが、学校という環境では事務管理なども含めてどんどん複雑化しているのに、スタッフ機能がさっぱり強化されていません。
教員に事務処理などを行わせる、という閉鎖完結型が良いとされた学校運営の基本的な考え方を改める法がよいかと思います。

11月 23, 2006 at 10:06 午前 教育問題各種 |

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コメント

 はじめまして。bunbunmewと言います。
 突然、申し訳ありません。ママメールを検索して寄せていただきました。小学校からのお知らせで、ママメールという言葉を初めて聞いて、調べたのです。
 わたしのブログにそのことを書いたのですが、ママメールの説明に、酔うぞさんのこのページを紹介しました。無断でごめんなさい。もしダメだったらコメントください。削除します。
 ママメールに先生も入ればいいと言うのに、とっても賛同します。
 

投稿: bunbunmew | 2007/01/31 16:21:32

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