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2006.09.25

ドイツ・リニア線で衝突死亡事故その2

毎日新聞より「リニア事故:指令センター指示ミスの疑いさらに強まる
リニアモーターカー「トランスラピッド」実験線でリニア車両が工事車両と衝突、23人が死亡した事故で、オスナブルック地検は24日、指令センターが、全地球測位システム(GPS)で工事車両の位置情報を得ていたにもかかわらず、リニア車両の発車を許可していたことを明らかにした。日報にも工事車両が出動していることが記されており、指令センターの指示ミスの疑いがさらに強まった。

地検によると、工事車両にはGPSの発信装置が取り付けられ、事故当時は、軌道の支柱のうち「120番」にいることがセンター内に表示されていた。通常はGPSデータに加え、日報で工事車両が出動しているかどうかを確認する手順になっている。当日は出動だけが記録され、引き込み線への帰還記録はなく、軌道上にいることが容易に確認できたはずだという。

事故当時は運転士3人が乗り込んで手動運転をしていた。地検は「この情報がリニア車両の運転士に伝わっていれば、発車することはなかった」としている。
これは人為的ミスと言うよりもシステムの問題だろう。
しかし、車輌に運転手が乗っているというのもちょっと意外であります。
時速400キロといった速度では運転手が出来ることはほとんど無いのではありませんかねぇ?

テレビによると、運転指令が許可しないと運転手は車輌を発進させることが出来ない、インターロックになっているのだそうですが、それならなんで整備車両が出ているのに発進指令が出せるシステムだったのか?となるでしょう。

新幹線では線路をブロックに区切って、一つのブロックには複数の車輌が入ることが出来ない仕組みにしていますが、これは鉄道の世界では世界標準でしょう。新幹線が始めた高速鉄道では世界中で安全が確保されていますから、今回のリニア事故は「鉄道のノウハウを使っていなかったのか?」という印象です。

9月 25, 2006 at 08:54 午前 海外の話題 |

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コメント

 どうも実験線ということで運行管理の安全面に甘さがあったのではないかという気がしてます。その工事車両の位置を折角GPSで把握までしておきながら、その情報と軌道上(ニュース映像から見る限り1本線で複線でも途中駅が有るようでも無いように見えます)にテスト車両が有ることとのインターロックが確実に取れてないのではないでしょうか?間に人が入ってGPS情報見て、それからテスト車の発進可否を人が出すのはインターロックとは普通は言わんですよ。確実にロジックで片方が入ったら残りは(幾つかの複数車両が有るのか、たった1車両なのか定かでないですが)入れないようにプロテクト出来てないと。具体的に細かいプログラムどう作るかはSEさんの領分ですが、ざっと素人が思うには、まず車両のGPS情報の受信があって、それが軌道上(全長30キロですか)に有ることの検出ですか。検出と同時に他の車両(衝突したテスト車も含め)の位置信号(同様にGPSなのか別の手段なのか)を受信、確認。これら二つの信号をプログラム上で論理比較し、出力は軌道上に先に何か入っていれば後続車両は軌道への進入不可で後続車へ発進OKが出ないのと同時にアラーム通報の流れでしょう。OKの場合は軌道上に先行車が無い(始点終点間にGPS検知無し)の確認でテスト車に進入OK、発進OKで、単線だからそう複雑なダイヤを組むような話でも無いように思えますが。

投稿: テスラ | 2006/09/25 14:42:24

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