« パロマ工業は・・・・・その8 | トップページ | 原付ナンバーの秘密? »

2006.08.02

プール吸い込み事故の暗黒面その2

読売新聞より「「何のふたか分からなかった」女児死亡のプール監視員
現場にいたアルバイト監視員3人は、遊泳していた男児が流水プールで見つけた吸水口のふたを、「何のふただか分からなかった」と埼玉県警の調べに供述していることが2日、分かった。
  • 7月31日午後1時半ごろ、流水プールで泳いでいた男児がプール内に落ちていたふたを発見し、
  • プールサイドの監視台にいた女性監視員に手渡した。
  • 監視員は無線で、管理棟の事務所2階にいた男性監視員に「何かのふたが外れている。重要なものかもしれないので来てほしい」と連絡。
  • 男性監視員と別の女性監視員、現場責任者の3人がプールに向かった。
  • 4人のうち現場責任者だけがふたを見て吸水口のふたと気づき、女性監視員2人に吸水口近くに立って「(吸水口に)人を近寄らせなくするように」と指示。
  • 自らはふたを補修しようと、針金や道具などを取りに事務所に戻った。
  • 責任者が戻る途中の同1時40分ごろ、事故が起きた。その間約10分だった。
  • 女性監視員は目の前で瑛梨香ちゃんが吸い込まれるのを目撃し、「吸い込まれたー」と大声を出した。
  • 事故に気づいた責任者が起流ポンプを止めに管理棟に戻ったという。
格子が外れた段階で、アクシデントであり運営を中断するべきでしょう。インシデントがアクシデントになるといいますが、格子を止めるビスがなくなった段階でインシデントであり、報告されているべきでした。

毎日新聞より「プール事故:「去年の針金交換」 ずさん管理常態化
現場責任者は、プールの管理運営を請け負ったビルメンテナンス会社「太陽管財」から、市に無断で業務の丸投げを受けた「京明プランニング」の社員。
ふじみ野市と「太陽」が委託契約を結んだ6月19日以降にプールを訪れて点検。
「去年のもの(針金)から今年のものに、吸水口のふたの針金をすべて自分で交換した」と説明しているという。
ただし、何カ所を固定したのか、針金を交換した詳しい日時などは不明。

また、県警の調べで、吸水口の60センチ四方のステンレス製ふた計6枚のうち、四隅ともボルトで固定したものは1枚しかないことが分かった。

流水プールは3カ所に吸水口があり、それぞれ左右に並んだ2枚のふたでふさがれていた。
事故のあった吸水口は左側のふたが外れ、右側のふただけが四隅をボルトで固定されていた。

残り5枚は針金だけ、または針金とボルトで固定され、何も留めていないボルトの穴だけの個所もあった。
6枚の格子の内で、精機に取り付けてあったのは、1枚。またまた一枚が外れて死亡事故になったわけですが、正規に取り付けてあった1枚と脱落して死亡事故を引き起こした一枚を除いた4枚のどれもが、正式に取り付けられていなかった。 これでは、取付状態の確認は全くしていなかったですね。 良くもまぁこれで、市営の施設として運営したものだと呆れますが、市はそもそも契約した管理会社が丸投げしていることを知らなかった。ではチェックの実態は?となると。

朝日新聞より「埼玉プール事故、管理会社など捜索へ
市教委によると、今季のプール開園前の7月5、7日、管理業者が水を抜いて、ポンプやプール側面を清掃・点検した。
市の報告書には清掃したのは「太陽管財」と書かれているが、業務を事実上丸投げされていた「京明プランニング」の可能性もあるという。

清掃には市職員も立ち会ったが、プールの床面に降りて、点検することはなかった。
プールサイドからの点検では、さくにボルトがなかったり、針金で留めたりしていたことは分からなかったという。

プールが開園した同15日以降も、市職員は2日に1度、プールを訪れていたが、管理業務が適切かどうかを、管理責任者に聞いたり、ざっと見回ったりしただけで、細かくチェックすることはなかったという。
開園前の点検に立ち会い、2日に一度の割合で訪れて一体何を見つけるつもりだったのでしょうか?
実質的に市職員の時間つぶし以外の何物でもないでしょう。 ひどい話だ。

8月 2, 2006 at 06:40 午後 事件と裁判, 事故と社会 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/11221718

この記事へのトラックバック一覧です: プール吸い込み事故の暗黒面その2:

» ふじみ野市プール死亡事件について トラックバック 地獄のハイウェイ
埼玉県ふじみ野市の市営プールで起きた悲痛な児童死亡事件は、 ふじみ野市の安全管理に関する無責任によるものといわざるを得ない。 安全柵が二重化されていないとかの設計上の問題や 外れた場合の緊急措置が決まっていなかったらしいという管理上の問題など 数え上げればきりが無いほどのお粗末なfont color=red安全管理/fontに慄然とする。 安全柵の取り付けがボルトでなく針金になっていた点を放置していたことは 市の管理責任が問われて当然である。 ..... 続きを読む

受信: 2006/08/02 20:10:44

» 安全こそ最大のサービス! トラックバック りゅうちゃんミストラル
埼玉県ふじみ野市で起きたプールでの事故についてはすでに書いた。小2女児、プールで死亡!その後も管理が丸投げだった。吸水口を針金で固定していたなどいろいろ報道されている。流水プール事故“丸投げ”管理だった(スポーツニッポン)プールの営業というのはサービス...... 続きを読む

受信: 2006/08/03 17:09:23

» 太陽管財 トラックバック キーワードマーケティング実験室
太陽管財に関連するブログを集めてみました.... 続きを読む

受信: 2006/08/03 22:01:27

» 小2女児プール死亡事故 トラックバック 共通テーマ
埼玉県の市営プールで小2女児が吸水口に吸い込まれ死亡。その後、業者に管理を丸投げしていた、管理がずさんだった、という事実が次々に明るみに。この事故について、あなたのご意見をお願いします。 ... 続きを読む

受信: 2006/08/04 18:21:04

コメント

コメントを書く