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2006.08.29

滑走路を間違えて離陸失敗

朝日新聞より「別の滑走路利用を確認 米の旅客機事故
米ケンタッキー州レキシントンのブルーグラス空港でコムエアーのボンバルディアCRJ100型旅客機が離陸に失敗して炎上、49人が死亡した事故で、同機の操縦士と空港の管制官はともに、長さ約2100メートルの滑走路から離陸すると確認していたことが、交信記録の分析から明らかになった。
米国家運輸安全委員会(NTSB)が28日、明らかにした。

同機は実際には半分の長さしかない1050メートルの滑走路を利用しており、NTSBはなぜ誤認したのか、解明を急いでいる。
AP通信は、空港のエプロンから両滑走路に向かう誘導路が約1週間前に変更になり、早朝の事故当時の暗さと見た目の変化が間違いにつながった可能性があると指摘した。

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ということなので、早速Google Earth で見に行きました。
そうしたらこんな形の飛行場だった。

エプロンから長い滑走路に進入するには、短い滑走路の端を通り抜けることになるので、間違える可能性はあるでしょうが、方位が30度は違っている。
これを気づかないで滑走を開始するものかね?
滑走路の角度は10度単位で滑走路の番号になっているから、離陸許可を管制官が出すときに「何番滑走路」と指定したら、それだけで角度が決まってしまう。

滑走路間違えで多いのは、平行した滑走路を間違えるとかで、これだけ角度が違う滑走路に進入して気づかないというのは一体何を見ていたのだろう?
方位を見ていないパイロットというのはちょっと考えられない。

8月 29, 2006 at 02:12 午後 海外の話題 |

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受信: 2006/09/09 19:37:33

コメント

こんにちは!
普通なら考えられない事故ですね。パイロットも管制官も。更に2人以上いなければならない管制官でしたが「違反」で1人しかいなかったとか。しかも滑走路に入る航空機を見ていなかったとか。もう話になりません。

投稿: flight2005 | 2006/08/30 13:50:16

滑走路の番号を拡大してみたら、22にはいるべきところを26に入ってしまったのですね。

しかし、26では滑走路が足りないことは知っていたでしょうから、22(220度方向)に向かっているべきなのを、26(260度方向)だったのに気づかなかったとなりますね。

早朝とのことだから、前方は全体として西向きだから暗かったのだと思いますが、飛行場内のどこを走っているのか把握していなかったのでしょうね。

確かに話になりません。
とは言え、管制官が見ていて分かるものだろうか?
空港内監視レーダーはこの程度の空港じゃないでしょうし。

投稿: 酔うぞ | 2006/08/30 14:36:56

こんばんは。
普通は、グランドコントロールから「誘導路の何番を経由して滑走路に向かえ」と指示が出るのですが…。指示が間違っていたのか、聞き間違えたのか、慣れから来る油断があったのか…。ボイスレコーダーの解析が待ち遠しいですね。

投稿: com | 2006/08/30 22:50:58

com さん、どもども

細かい確認はしていないのですが、事故機は1500メートルの滑走路が必要だ、とされていて1050メートルの滑走路で離陸に失敗した。

という説明なんですね。

これが1050メートルで上がれないいものかね?
とも思うわけですよ。

確かにギリギリまで滑走しないとダメかもしれないけど、絶対にダメということもないように思います。

何があったのか結構なトンデモが出てくるかもしれない。

投稿: 酔うぞ | 2006/08/30 23:15:56

航空管制って結構たいへんな世界ですね。車と違って止まることも、ましてやバックも出来ません。それを仕切っていかなきゃならない。2人体制を一人で仕切っていたということは「慣れ」なんでしょう。ベテランの管制官とのことですから、一人でも出来てしまっていた。これは当該機の機長のようなとんでもない事態を起こすものがいないということが前提だから出来たのではないでしょうか。細かいところまで監視はしていない、要点だけチェックしていれば良い。

さて、こんなに長さの違う滑走路を間違えるか?というのが最初の疑問。常識的に見た目で変だと思わないのかなあ。僕はごくごくしょぼい飛行機に昔乗ってましたが、離陸までどの程度の距離がいるかなんて、感覚でわかります。でもそれは単座複座あたりの話で旅客機だと燃料の量や旅客の人数で確かに滑走距離は変わるでしょうけど。しかし変。
今の旅客機ってダイヤルとスイッチで飛ばすといいます。高級なカーナビみたいなもので上空で巡航に入ったら自動操縦。そんなものがついていて、滑走路の方角が違うことの警告が出ないんでしょうかねえ?
機長がどこで滑走路をまちがえたのに気づいたかというと離陸を決断する速度V1の前ということになりそうです。離陸する前に必要離陸滑走路長を計算していますが、正規の長さの滑走路ならVIの前に離陸中止すればオーバーランして滑走路を飛び出すことはありませんが、加速中に滑走路が短いことに気がついたんでしょう。離陸開始速度には達していないが今離陸中止しても滑走路から飛び出してしまうだろうということで速度が充分についていないにもかかわらず離陸した。
ベテランの機長さんですからショートフィールドテイクオフという、手順を使ったことでしょうが、
それでも加速しきれずに失速したということでしょうね。

投稿: つばさ | 2006/08/31 0:31:42

2006年08月30日朝のテレビ朝日のニュース(CNNからだったか?)では,「CVRには機長,副操縦士,管制官のいずれも,滑走路を間違えた様子はなかった」と言っていたと思います。(出がけだったので,確実ではない)
また,他の報道だったと思いますが,
・誘導路が工事し終わったばかりだった
・誘導路灯は(部分的に)暗かった
・離陸速度には達していた。なのになぜ落ちたか不明
・管制官は一人(本当は二人必要)で,しかも離陸時に他のことに気を取られて見ていなかった
との情報もあります。

投稿: TuH | 2006/08/31 1:10:27

>これが1050メートルで上がれないいものかね?
とも思うわけですよ。

 その機種にはxxmの滑走路が必要と言うのは、最大積載状態で無風の時の必要滑走路長の事だと思います。
 ゆえ、どうしてもそれだけの滑走路が無ければ上がれないと言う事ではないと思いますが。
 確か、事故機は定員50名の所、47名乗っていたのですよね。
 短距離航路なので、燃料まで満載にはしていなかったかも知れませんが。
 それでもかなりの積載量になっていたのでは無いかと。

 酔うぞさんはPCでフライトシムやってたりしてましたよね?
 V2/VR速度を越える前に機体を浮かせる事ができるか、やって見ると良いかも。
 V1(離陸決心速度=この速度を越えたらもう滑走路内に止れない速度)、V2(離陸速度=離陸に最低限必要な速度)、VR(機首引き上げ速度)は、航空機の性能と積載状況、天候・風向・風速等から算出される速度なのですが、多少のマージンは取っているでしょうけれど、旅客機と言えどもあまり大きなマージンは取らないで決めるらしいです。

投稿: craftsman | 2006/08/31 14:10:19

>つばさ さん

>今の旅客機ってダイヤルとスイッチで飛ばすといいます。

 それはハイテク機の場合ですね。
 ハイテク機ならば、ハイテク機に対応した空港間の飛行であれば、離陸から着陸まで全自動も可能だと言う事です。
 しかし、小型の旅客機にそこまでの装備があるとも思えず、あったとしても短距離専門のローカル空港には対応設備が無いような気がします。

 エアバス社のハイテク機なんかは、いわゆる完全マニュアルの状態が存在しないなんて話しもあります。
 エアバス社のハイテク機のマニュアル操作モードは、オートパイロットのトリムを操縦桿でマニュアル操作するような感じだとか。
 こう言うのを「ダイヤルとスイッチで飛ばす」と言うのだと思います。
 しかし、普通の旅客機は、あくまでも飛行中なら全自動も可能だが、離着陸は基本的にマニュアル操縦だと思われます。
 部分的に支援装備はあるかと思いますが。
 例えば着陸時に、車輪の接地を感知したら自動でブレーキ/逆噴射を作動させるとか。

投稿: craftsman | 2006/08/31 14:34:07

craftsman さんこんにちは。

> しかし、小型の旅客機にそこまでの装備があるとも思えず、あったとしても短距離専門のローカル空港には対応設備が無いような気がします。

あまり聞き慣れない機体で小型ですしどれくらいの装備なのかわかりませんね。
もちろん自動離着陸なんてことまではとても出来ないでしょうが、離陸前にジャイロをセットして現在地点を打ち込んでという航法装置も積んでいないのかな?
つまり自動操縦状態でなくても離陸滑走路の方位が明らかに違ったら「違うだろう!」というアラームぐらい鳴らせないのかな?という素朴な疑問です。

投稿: つばさ | 2006/08/31 18:07:09

craftsmanさん

原因は別にして離陸失敗で映像に残っている有名なのが、エアバスが機首を上げたまま森の中に突入しちゃうがあります。

これに比べると、今回のは1キロぐらい先に激突してバラバラなんですよね。

ということは一応飛んで、その後失速したと考えるべきなんでしょうね。

こんな事になるのかな?
という気がするのですが・・・・・・。
実際に機体が浮き上がらないのであれば、1キロ先に激突するものか?
そんな疑問も出てきます。

投稿: 酔うぞ | 2006/08/31 18:48:32

こんばんは。
ポンバルディアCRJ-100ですか…IBEXがCRJ-100とCRJ-200で運行してますね。

http://www.ibexair.co.jp/character/comfort/crj.html

パイロットの決断…comの推定ですが。
1:加速途中で滑走路を間違えたのに気が付いた。
2:離陸しても失速しない、最低限必要な速度は、1km程度の滑走路では確保できない…けど短すぎて止まれない…と判断した機長は、一か八か離陸→旋回→着陸を試みた。
3:物理法則は厳格に適用され、失速→墜落した。

滑走路の地図を見る限り、エプロンから滑走路22の端まで行くには、8-26滑走路を横切って行くわけですが、この際滑走路通過のクリアランスが出るはずですよね…このグランドコントロールの指示も含め、管制側の指示が不適切、操縦側のリピートが不適切、ってのが重なった結果、誤った滑走路進入、ってことになったのでしょうかね。

22から離陸ならば、一番端まで行くわけでしょうし、移動速度を考えると、26に着いた時点で「早すぎる」と思うはずですし…操縦側もボーンヘッドか?とも思うわけで。

工学…装置を安全に動かす、ということの興味があるので、事故調の調査結果が早く出て欲しいですね。

投稿: com | 2006/08/31 21:29:17

ポンバルディアCRJ-100は結構新しい設計の機体のようですね。コックピットの写真を見るといわゆるグラスコックピットで、計器はLCDなどのディスプレー表示ですね。アビオニクスに相当金がかかっていると思われます。
飛行機の設計屋さんってどうも地上にいるときは2の次って意識があるような気がしますけどぼくだけでしょうかねえ。タキシング中はこのディスプレーをカーナビ状態の表示に出来ないんでしょうか?もっと言えば、滑走路に発信機を仕込んでおいて電車のATSのように進入できなく出来ないのでしょうか?同時に管制塔にアラームを鳴らせば、管制官が背中を向けていようが、大変な事態が起きているのがわかります。

飛行機の官製っていまだに言葉のやり取りですね。金のかけられない、安物の軽飛行機は別にして、高価なアビオニクスを積み込んだ旅客機などはデータ通信を併用できないものかと思います。軍事技術転用で実用になりそうですけどね。確かに最後に頼りになるのはアナログな技術と人間だというのはわかりますが、反面今回のように必ず間違うのも人間です。

滑走路を間違えるというのは実際かなり聞く話です。思い込みというのは恐ろしいですね。

さてどういう状態で墜落しているのかという写真を見ていないので推測です。

条件がよければ1kmは見とうせます。滑走路のエンドはわかるでしょう。2kmとの違いもわかりそうです。素人ではないのだから、1500mであがる機体なら、1500が目の前の滑走路のどのくらいかは考えそうなものです。
滑走路に入るときに26の滑走路表示を見逃しているというところからも、視界が悪かったのかな、あるいは機長の体調に異常があったのか?

滑走路に入る前に管制官から許可を得るわけですが、一人でやっていたということは、グランドコントロールはいなくて、その管制官の許可を得たはずですが、普通滑走路に入っていいよという許可を出すときは、滑走路上に機体ないかアプローチに機体がいないかをちらりとでも見るのが心理というものですが・・・よほどローカルで、10分~20分ほかの機体はいない状態なんでしょうか。だとすれば管制官、忙しいのではなく、よほど気を抜いていたということになります。

機長は滑走路のセンターラインに乗って、さあ行くぞ、という状態のときに、滑走路の短さに気づいていない。わかってたら離陸始めません。加速しはじめてから、滑走路端が見渡せたかあるいは滑走路に引いてあるこれで滑走路の半分の距離ですよというラインを見たかどちらかのような気がしますが、のこる滑走路は500mほどでしょう。止まれない。あがらずにオーバーラン事故になるか無理やり上がるかの選択です。パイロットの心理として、オーバーランしても乗客の命が守れる見込みがあれば離陸せずという判断もありでしょうが、どちらも事故になるならあがるほうを選びそうです。
地図を見る限りまわりは市街地ではなさそう。
タイヤさえ地面を離れれば何とかなるという心理だったのではないでしょうか。浮いて数十秒耐えればあとは普通に飛べるのですから。
1500mで上がる機体が1000mであげようというわけですからまだ操縦かんを引いちゃいけない速度でしょうね。失速速度ぎりぎりとか。とりあえず慣性がついてますから空中には浮いたというかはねたというか、そんな状態でしょう。まだ舵も充分に効かないでしょうし姿勢を維持できなかったか、ひょっとすると翼端失速で翼端から転がったかですね。
気象とか、故障とか、パイロットに何かあったかということを除いても、こんな推測をしてしまいます。

投稿: つばさ | 2006/09/01 0:48:16

>地図を見る限りまわりは市街地ではなさそう。
 滑走路端のすぐ先が道路で、道路の向うはなんでしょう?・・・上からみると楕円形の建造物・・・スタジアムかなんか?
 いずれにしても平坦では無いから、飛び越えるしか無さそうな。
 速度不足の状態でローテーションを掛けて、無理矢理上がろうとしたとして・・・。
 迎え角を大きく取っているでしょう。
 迎え角が大き過ぎれば、一瞬だけ機体は地面を離れても、その後で機首が下げられるだけの高度が無ければ速度が落ち、失速・・・でしょうね。
 飛行を行ったと言うよりも、滑走路端まで走ってジャンプして着地したって感じじゃないでしょうかね。

投稿: craftsman | 2006/09/01 3:06:14

 ああ、勘違い。
 KEENLAND RACE COURSEの方向に向いているのは、滑走路じゃないですね。m(__)m
 26の先は・・・。
 何か工場かなんかの建物があるようですが、滑走路の軸線からは外れている感じ。
 他は、農地か荒れ地かに、雑木林って所でしょうかね。
 確かに、上がらずにオーバーランした方が生存率が高かったかも。
 とは言っても・・・。
 オーバーランして障害物にぶつかった時には、パイロットから死ぬ訳で。
 やはりパイロット的には、無理矢理でも飛び上がろうとしてしまうかも知れませんね。

投稿: craftsman | 2006/09/01 3:21:01

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