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2006.07.25

パロマ工業は・・・・・その2

北海道新聞より「交換部品96年製造中止 パロマ、不正改造誘発か 事故機種、道内2500台使用
パロマ工業(名古屋市)の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、同社は、不正改造による事故が相次いでいた最中の一九九六年までに、事故関連機種の交換部品の製造を中止していたことが二十四日、分かった。

部品の製造中止は九六年以降も発生した不正改造による事故を誘発した可能性があり、パロマ側の姿勢が問われそうだ。

事故を起こした機種は「PH-81F」「PH-101F」「PH-102F」「PH-131F」の四機種。
パロマ工業によると、計二十四万五千台を製造・販売し、道内では、数万台を売ったという。
事故機に構造が似ている「PH-82F」「PH-132F」「PH-161F」の三機種も含めると現在、道内では二千五百台以上がなお使用中という。

パロマ工業は八九年までに事故機種の製造を中止し、国の通達に従って七年後の九六年まで、交換部品の製造を続けたがそれで打ち切った。

パロマ工業総務部では「国の通達の供給期間(七年)を超えて、部品を供給する義務はない。
故障が生じて部品がない場合、製品の使用を中止するのが消費者側の通常の対応だ。
不正改造で使用を継続することは、メーカー側が予想できないこと」と話している。


これに対し、北海道消費者協会の根本芳紀常務理事は「メーカーには製品に対する責任がある。
事故の発生情報を十分に開示しないのに、使用中止の時期をユーザーに判断させるのは、消費者無視もはなはだしい」と指摘している。
パロマ側の主張は無理があると考えます。

「不正改造して使用し続ける」という表現には「使用者がみずから不正改造して」と取れますが、瞬間ガス湯沸かし器といったものを使用者(消費者)が自力で改造することはほとんどあり得ないことで、工事業者が改造したのがほとんどでしょう。
工事業者にはメーカであるパロマから取付を含む技術情報が通知されているわけだから「部品がないから交換しろ」という通知が行っているのが当然で、その通知の中には「改造は絶対にしてはならない」となっているはずです。

一方、修理部品の生産をやめた理由が「国の通達で7年間」とやっていたのですから市場にある使用中の製品の状況にかかわらずに生産を打ち切ったと取れます。
一方で部品供給を止めてしまい、その一方で市場(工事業者)に製品の新機種への交換を指示していない。
これは「あっちにもこっちにもいい顔をしたい」という姿勢のあられでしょう。あるいは「時間が経てば新品に交換してくれる」という甘えですか。

なぜ「新製品に交換」という指示を出さなかったのか?を想像してみると「部品がないから新品にしろ」とやったら、他社製品に乗り替えられる可能性があるから、でしょうね。
つまりは「問題先送り」であり「供給の都合優先」であり「役所の指示に従っていればよい」という姿勢や判断力の甘さの集大成が現れた、というべきなのでしょう。

7月 25, 2006 at 09:15 午前 事故と社会, 経済・経営 |

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こんにちは。「応急修理」が「不正改造」を誘発・・・!? ? パロマ工業(名古屋市)製のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、安全装置の劣化により発生した事故4件のうち2件は、修理業者が制御装置を応急修理していた機器だったことが23日分かった。同社の事... 続きを読む

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