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2006.07.26

パロマ工業は・・・・・その3

朝日新聞より「パロマ事故、70年型でも同じ改造
パロマ工業(名古屋市)製の湯沸かし器で一酸化炭素中毒事故が相次いだ問題で、経済産業省が指摘した7機種より前に製造、販売された同社製の別の湯沸かし器でも、安全装置を短絡させる不正改造が見つかっていたことがわかった。
一瞬どういう事か理解出来ないですが、昨日書いた「パロマ工業は・・・・・その2」では

パロマ工業は八九年までに事故機種の製造を中止し

とありますから、改造が行われて事故を起こした製品は80年代に製造されたものだと考えられていた、ということです。

朝日新聞の記事は
事故を巡る損害賠償請求訴訟でパロマサービスショップの元経営者が証言していた。不正改造は以前から行われていたにもかかわらず、パロマ工業は、簡単に安全装置の短絡ができる構造を機種変更でも改善せずに放置していた可能性が出てきた。

北海道恵庭市で95年に1人が重症になった事故の裁判記録によると、元経営者が不正改造を指摘したのは「PH―6号F」という型の湯沸かし器。 パロマによると、この型は70年6月に売り出された。
これは95年1月に起きた事故の裁判での99年2月の証言のようです。
この事故で問題になった製品が、70年代の製品であり、それに問題があることが事故としては95年に判断出来たということでしょうが、96年に80年代の同様の設計の製品の部品供給を打ちきっているということになります。

これはどういう事か?

事故情報の管理を全くしていなかった、ということになりそうですね。
昨日書いた記事では

パロマ工業総務部では「国の通達の供給期間(七年)を超えて、部品を供給する義務はない。
故障が生じて部品がない場合、製品の使用を中止するのが消費者側の通常の対応だ。
不正改造で使用を継続することは、メーカー側が予想できないこと」と話している。

と言っているようですが「製品に責任は持ちません」と言うのと同じ事ではないか?

7月 26, 2006 at 09:51 午前 事故と社会, 経済・経営 |

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コメント

問題となっているセーフティシステムが故障した場合に発生する症状は「点火しなくなる」ですから、修理を依頼して「部品がもうないです」と言われたら、買い換えるのは普通だと思います。
それをセーフティを短絡して「とりあえず使える」ようにした施工業者が違法行為を行っているわけで、言っていることはおかしくないように思われます。
パロマが不法改造を推奨、あるいは容認していたというなら問題ですが。

投稿: | 2006/07/26 13:55:12

>パロマが不法改造を推奨、あるいは容認していたというなら問題ですが。

今のところ、どうもこっちの方らしいです。
(業者が証言しているという話がある)

さらには、ワケが分からないのは「違法改造を止めてはいない」ですね。
ここで事件になった日付が関わってきます。

少なくとも現在の製品は改造不可能になっているようですが、事件になった後に回収も部品供給もしている様子がないのです。

これで「改造があったとは知らない」は通らない。
知っていたけど無視したとなるでしょう。

それが許されるのか?という問題と、業者によって非常に多数の違法改造がされているのはなぜか?ですね。

メーカの期待としては、「新製品への交換」のはずですから、それが部品を供給せず、新製品も買ってくれず、違法改造が多数出た。

こんな話しに何らかの背景がない、とは思えないんですよ。

現在の一番の基本的な判断基準は、松下のファンヒータ回収広告をどう評価するか?でしょうね。
パロマは今の言い分を押し通すと、「松下のやり方は、やり過ぎだ」ということになってしまう。
そんなことになったら会社が持ちません。
結構難しいところに自分で追い込んじゃった、と思いますね。

それにしても、91年の事故は70年代の製品といった具合に10年ぐらい経過した製品が事故を起こしているのです。
そうなると、回収する側の仕組みが機能していなかった。不具合になる前に取り替えるとか、事故にならない部分が壊れるといった、設計が出来ていなかったのが問題、とは言えます。

投稿: 酔うぞ | 2006/07/26 14:38:24

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