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2006.06.19

宮崎シーガイアの記事

宮崎日日新聞の県内特集に「プライド シーガイアの現在」という記事があったので読んでみました。
破たんしたシーガイアを2001年6月にRHJインターナショナル(RHJ、米国、旧リップルウッド)が買収し、今月で5年が経過する。
節目を迎えたフェニックスリゾート社の取り組み、方向性などを報告する。

【1】サンホテル 独自性目指し“復活”
【2】トップの姿勢 スピードと現場重視
【3】社内改革 数字への意識高まる
【4】波及効果 本県観光の情報発信
【5】県民向けプログラム 余暇満喫へ充実図る
【6】新入社員 会社再生のシンボル
【7】丸山社長に聞く 「飛躍に知恵を結集」

もう5年も経ったのかという印象が強いですが、そもそも「再建策」の実際がどうだったのかロクロク覚えていません。
現在、シーガイアを所有するRHJは、ゴルフ場を除く施設をスターウッド社(米国)、ゴルフ場をトゥルーン社(同)に運営を委託。
ホテルはスターウッド社がもつ「ウエスティン」「フォーポイント」などのブランドのうちシェラトンが冠となった。

このためホテルオーシャン45、サンホテルフェニックスとも、世界トップレベルのサービスを提供する「シェラトンスタンダード」を求められた。
接遇をはじめベッドの規格、館内装飾までマニュアルに沿って実践。
利用者が世界中どこのシェラトンに宿泊しても、同質のサービスを受けられるようにするためだ。

ただ、これはホテルの独自性を奪う結果にもつながる。
案内板一つにしても効果的に配置できず、シーガイア全体のパンフレット設置もできなかった。
差別化の必要性とコスト抑制の狙いが一致し、今年3月末、同ホテルに関しスターウッドとの契約を打ち切った。
「あらま?!」といったところです。 ホテル・ゴルフ場など複合リゾート施設で「切り売り」されて、ホテルがシェラトンになったのは覚えていました。
それを外したんですね。

親分がRHJ(旧リップルウッド・ジャパン)で、ホテルをスターウッドに任せた。スターウッドはシェラトンとしてホテルを運営した。ということなのでしょう。
そこでシェラトンブランドを外すつまりスターウッドとの契約を打ち切った、のでRJHはゴルフ場の運営をしているトゥルーンがホテルの運営にも関わる。ということになりました。それで、こんな発表があったわけです。
4年ぶりに「サンホテルフェニックス」が“復活”した今年4月1日、フェニックスリゾートの丸山康幸社長は、大勢の来賓を前に「フレンドリー、カジュアル、ウオームの3つのキーワードの下、より親しまれるホテルにする」と宣言。
宮崎市塩路のシェラトン・フェニックス・ゴルフリゾートは、この日をもって高級リゾートホテルから親しみがあるホテルに生まれ変わり、独自性を発揮し始めている。
要するに、新体制での衣替えところですが、もちろんオーナーであるRHJの判断があったわけだし、これまでの数年間の「債権」の実際がどのようなものであったから衣替えに至ったのか?が最大の興味です。
RHJインターナショナル(RHJ、旧リップルウッド)から派遣されているフ社の奥村友紀子最高財務責任者(CFO)は「(グレニー氏には)経営の観点から、やり残したことがあった。
運営会社が考えるいいホテルと、利用者が求めるいいホテルとは必ずしも一致しない」と、毎年22億―35億円の純損失を計上した財務上の視点を指摘する。
後任は「経営のプロ」で人選が進んだ。
会社再建のスピードに変化をもたらす責任者として「GE(ゼネラル・エレクトリック)など民間に加え長野県の部長職という経歴があり、行政にも明るい丸山氏に白羽の矢が立った」
丸山社長は昨年2月の就任後、時間をかけて現場を回り積極的にスタッフと意見交換した。
こういう経緯があって、「サンホテルフェニックス」になったわけです。 宮崎シーガイア、フェニックリゾートといえば巨大総合リゾートだとだけ承知していましたが、こんなことになっていたようです。
フェニックスリゾート社は赤字が膨らんだ三セク時代の1996年4月を最後に、新入社員採用を中止。正社員は95年の3458人をピークに現在は800人ほどに減り、ここ数年は契約社員やアルバイトらを含め、総枠1300人前後で対応してきた。
正社員が3458人とはすごい。これでは身動きが取れないでしょう。今でも1300人というのは大変なモノで、これを一つの事業体として経営すること自体がかなり大変。

ずいぶんと色々あったのですねぇ。全部は紹介できませんが、なかなか面白い記事です。お勧めしますよ。

6月 19, 2006 at 08:47 午前 経済・経営 |

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