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2006.04.23

社説がトンデモであった

毎日40の新聞社サイトの社説と朝刊記事を一度に開いて見ています。
共同通信の配信記事をそのまま載せている例など、記事のバッティングも多いし40見ても読む記事は10個も無いというレベルですがたまに「なんだ?これは」というのにお目に掛かります。今日紹介するのもこのレベル。

沖縄タイムス社説より「[オスプレイ]取り込まれてはならぬ
額賀福志郎防衛庁長官は、米軍普天間飛行場の移設先である名護市キャンプ・シュワブ沿岸部への垂直離着陸機MV22オスプレイの配備について「将来、米海兵隊の輸送ヘリをオスプレイに代替していく予定であるとは聞いている」(二十日、衆院安全保障委員会)と述べた。

V字形に滑走路を二本持つ普天間代替施設が建設されると、オスプレイの拠点となるのは明らかだ。

CH53大型ヘリ、AH1攻撃ヘリなども普天間から移駐することになるが、ヘリだけなら長い滑走路は要らない。
時期主力機となるオスプレイが固定翼も兼ね備えているからこそ千五百―千八百メートルもの滑走路が必要なのだ。


Osprey_overview 図面で見るとおり、翼端に付いたプロペラが水平方向・垂直方向に回転して通常飛行の時には飛行機のように、離着陸はヘリコプターのように垂直に離着陸する仕組みになっています。
正面から見た図面をよく見ると分かりますが、プロペラを水平飛行状態にするとプロペラの下端は地面よりも低くなってしまいます。
つまり水平方向ではプロペラを回転させることが出来ない。よって通常の飛行のように水平に滑走して離着陸することは不可能で、ヘリコプターと同様にに垂直飛行方向にしか離着陸出来ない構造である。

だから「オスプレイが固定翼も兼ね備えているからこそ千五百―千八百メートルもの滑走路が必要なのだ。」というのは意味不明だ。
確かに墜落事故や複雑過ぎる(史上最も複雑な飛行機とも言われている)など心配のタネではあるが、少なくとも社説として論理展開が間違っているし、滑走路が長い理由がオスプレイの飛行能力のタメでないとすると、社説の構造全体が崩れてしまう。

海兵隊が運用しているの通常型の航空機も多いわけで、何もわざわざオスプレイを持ち出さないないでも「基地機能の拡大の証拠」という社説は書けるだろう。
筆の走りすぎという範囲ではあるまい。

4月 23, 2006 at 09:30 午前 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

酔うぞ様、はじめまして。

オスプレイ、水平離着陸できますよ。

確かローター(プロペラ)を斜めに上げるんだったと思います。普通ヘリコプター以外の垂直離着陸機は、積載重量を増す事ができるので、滑走路を使って短距離離着陸します(垂直離陸時最大重量が約23トンで短距離離陸時が約27トンだそうです)。

オスプレイの最大離陸重量でどれだけの滑走路長が必要なのかは知らないのですが、1500m-1800m位はいるのかもしれません。

ただ、オスプレイは既存の輸送ヘリコプターの代替なので基地機能の拡大という話にはならないと思います。

投稿: ななしさん | 2006/04/24 14:59:34

Wikipediaに短距離離着陸についての記述がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4#.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3.E3.81.AB.E3.81.A4.E3.81.84.E3.81.A6

投稿: 通りすがり | 2006/04/25 7:04:00

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