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2006.04.12

アスベスト汚染・ようやく疫学データ

産経新聞より「4キロ先でも基準以上の濃度 クボタ旧工場の石綿調査
クボタの旧神崎工場(兵庫県尼崎市)周辺のアスベスト(石綿)被害で、アスベストを扱っていた当時の気象データをもとにアスベスト繊維数濃度を推定したところ、大気汚染防止法で定められている基準値を超える濃度が、工場から4キロ離れた地域まで及んでいたことが11日、分かった。大阪府立公衆衛生研究所の熊谷信二課長が調査、報告した。

熊谷課長は当時の気象データをもとに、旧神崎工場周辺のアスベスト相対濃度を算出。その結果、南南西の方向に最も多く飛散し、実際の中皮腫患者の発生分布状況と一致していることが分かった。
患者の発生状況に一致しているというのは、1848年のロンドンのコレラ発生が井戸であると解明した、ジョン・スノーの研究と同じですね。

クボタは中皮腫患者への見舞金支払いの範囲を「工場からおおむね1キロ以内に居住」と考えたようですが、どうも半径1キロではくくれないようで環境基準では半径4キロ、対象居住者数12万人とのことです。

環境リスク学で評価しないと水掛け論になってしまいそうですね。
それにしても、後知恵ではあるけどもっと早く対策出来たのですよね、総合的に判断することがいかに必要かを示すニュースだと思います。

4月 12, 2006 at 11:26 午前 医療・生命・衛生 |

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