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2006.04.15

中西裁判・2006.4.14

今日は、中西 vs 松井裁判の口頭弁論でした。
「環境ホルモン裁判」に書いたように何が争いなのか良く分からない裁判になっています。
名誉毀損裁判では「どの表現が名誉毀損なのか」を明らかにすることが基本だと思います。これを「事実の摘示」と言います。原告の主張はワケが分からないと被告側も応援団も考えているので、前回の口頭弁論で「何が事実なのか説明せよ」という質問を原告側に行ったのですが、その回答が今日ありました。
弁護側と裁判所に届いたのは昨日だそうです。

先に「事実の摘示」つまり「この表現が名誉毀損をしている」とはっきりさせるのは当然ですが、具体的には「バカだ」といった表現に代表される相手(原告)を評価し貶めるといったことが名誉毀損の事実と考えて良いでしょう。
ところが、表現ですから「感想や意見」などもあるわけです。例えば「この部分はこうするべきだと考える」といった表現ですね。意見であっても不快に感じるつまり名誉を毀損するということはあるわけですが、法律の理屈の世界では「これは、事実の摘示でこっちは意見の表明」と分けて考えるのが常識のようです。

確かに「全体として言い分が名誉毀損である」とかやったらケンカはすべて名誉毀損になりかねません。
ところが、今回の原告側準備書面(現時点ではまだ応援団サイトにアップされていません)を原告弁護団が骨子を説明したところで、事実の摘示は何か?という被告側の質問に対して聞いている分には意見も感想も含めて「全部が事実」がといった内容のようです。

わたしのイメージでは裁判とは物事を整理することで結果としてアイマイな部分からはっきりしているところを抜き出して、社会が合意できる形にまで整理して判決が決まる、というものだと思っています。
つまり裁判の進行によって段々議論の幅が狭くなるものだと思っていました。ところが今日の原告側の主張はどう考えても議論の幅を広げるものでした。
ますますワケが分からなくなって来ました。

書類にはなっていませんが、大変に気になったのは原告側弁護士の誰かが「インターネットで(裁判の進行を)批判するのが悪いのだ」という趣旨のことを2回ほど発言したことです。
中西応援団サイトはいわばバーチャル傍聴席です。わたしは、apj さんと「サイトを作ろう」という話になった時から「裁判の進行を野次馬として見るサイトを作る」方向で考えたので、最初から掲示板が付いてるサイトになりましたし、裁判に提出される書類は被告側の有利不利を抜きにしてサイト上で公表するという方向で現在も進行しています。
つまり、原告側弁護士の「批判が良くない」とは「傍聴人が意見交換をしてはいけない」あるいは「傍聴人が居るのが良くない」というのと同義語だとなります。

4月 15, 2006 at 12:12 午前 裁判傍聴 |

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 環境ホルモン濫訴事件の口頭弁論が昨日行われたので、休暇をとって傍聴してきた。傍聴レポートは既に掲示板の方に簡単にまとめた。書証の公開は現在作業中である。 応援団のページを作り始めた時は、どう見てもおかしな訴訟であるから、裁判を丸ごと見せてしまえば被告... 続きを読む

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引き続き、傍聴記。 原告が準備書面(3)を提出、裁判長に促されて趣旨説明を、今回は中村弁護士がしました。 …苦しいねぇ; どうも原告側は、「原告がそんなこと言うはず無い」「そんなのは(被告が)が判っていて当然だ」って考えがあるらしい。 前者はまだ理解できる..... 続きを読む

受信: 2006/04/16 12:50:33

コメント

こんにちは。

相模大野で快速急行に乗り換えて、途中降りられなくて都内まで行ったcomです^^;

道中、apjさんとお話ししてたのですが…。
現時点で原告→被告(その逆も)で出された質問vs答えのマトリックス化して、何が争点なのかまとめた方が良いのでは、ってことになりました。
ちとがんばってみますか…。

前回の口頭弁論は場外乱闘で盛り上がりましたが、今回はどうなるのでしょうねぇ…。

投稿: com | 2006/04/15 11:12:40

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