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2006.03.23

ネットワークとカスケード

Matimulog さんの記事「裁判所siteにリンクしたら電話しろと」は、タイトル通りで「裁判所のサイトにリンクしたら電話しろとあった。時代錯誤だ。電話の数に対応出来のか?」なんて話になってます。

「裁判所もかよ」とは思いますが、最近は企業サイトなどでもどうやって連絡しら良いのか分からないといったものを含めて、インターネットに流れる情報も自分でコントロールしようという風潮がちょっと強くなった気がします。

何回も書いていますが、わたしは近代産業社会が軍隊の指揮命令系統の考え方をほとんど全ての業界で取り入れて20世紀に大幅に経済の成長、病気の克服、寿命が大幅に伸びた、といったことで総合的には人類社会の福祉に大いに貢献した、と考えています。

実際に学校や企業などの中では、指揮命令系統とは関係の無い、県人会とか学閥といった組織があります。このような組織でも構造としては「会長・・・・・」となっている場合が多いので、指揮命令系統と同じような構造で頂点から枝分かれているカスケード構造である、言えます。

会社などでは業務用のカスケード構造を上から下に描いたとすると、県人会・学閥などはいわば横向きのカスケード構造であって、この二つの系統が重なるとネットワーク同然の機能が成立しているのだと思います。


会社などの組織に属していない家庭や地域になると、個人のつき合いとが出来ますが、この場合の情報伝達は多くの場合は個人から個人にであって「誰それに伝達してくれ」というの玉突き的な情報伝達はマレです。これはネットワーク構造なのですね。
最初に書いたように、カスケード構造が社会的に全面的に取り入れられたのは20世紀になってからのようで、ネットワークによる情報伝達の方が先にあったのであろうと思います。例えば橋の下に落書きするといったことは何百年も前から行われていました。


インターネット利用の広がりで、またネットワーク型情報伝達が広がってきたわけですが、企業などにとっては縦方向のカスケード構造、横方向のカスケード構造の上にネットワーク型構造が乗ってくるとイメージすると、これは3次元構造になってしまいますね。

会社の組織図に描くのにも3次元構造では極めて描きにくいです。もちろん説明も出来ない。
そこでカスケード構造の中に無理矢理ネットワーク構造を押し込もうとしているのではないでしょうか?
それが「リンクしたら電話しろ」になっていくのでしょう。
それは分からないではないですが、それこそ「木に竹を接ぐ」ではないでしょうか?カスケードはカスケード、ネットワークはネットワークとしてそれぞれの役割ややり方があって、取って代わるの極めて難しいでしょう。
つまりは摩擦としての「リンクしたら電話」とか「言いっぱなし(情報発信だけ)のインターネット利用」といったネットワーク利用とは言えない例も等分無くならないでしょう。

3月 23, 2006 at 01:32 午後 ネットワーク一般論 |

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