« 新聞社が宅配にこだわっている | トップページ | 新しい裁判とその実態 »

2006.03.12

情報流出・特効薬は無いのでは?

北國新聞社説より「情報のネット流出 「公私混同」体質が危ない
システムの構築には熱心でも、パソコンを取り扱う社員への教育や、情報を扱う際のルールづくりなどがおろそかになっていた。こうしたケースはまだまだ多いのではないか。

自民党は、業務上知り得た個人情報を漏らした民間企業の従業員に懲役や罰金を科す個人情報保護法改正案の今国会成立を目指している。
個人情報の保護は、法的な措置やシステムの整備より先に、個人情報に接する社員教育がまず重要である。業務で取り扱う情報を私用のパソコンに保存するなどの行為については、例外を設けずに禁じるべきだろう。
なんかなぁ、いささか乱暴な意見だと感じますねぇ。

情報流出と個人情報保護法改正案の従業員が金銭目的で故意に情報を持ち出した例はほとんど無いことは分かっているので、わたしが社説を書いたとすると個人情報保護法改正案はスジが違う、と書くでしょう。

しかし、この社説の意見などが世間の中心的な見解かな?と思うと、そりゃ「社員教育」なのか?と強く思います。
お役所を批判している見方は「管理がどうしようもない」であって、社員じゃなくて管理者・経営者教育でしょう。
最近でこそコンプライアンスなどと「法令遵守」を言いますが、ちょっと前まで大企業の経営者が法的知識が無いことを当然とし「我が社の法律は」などと都合良くやっていくのが当然としていたのですから、かなりの力を注がないと正常な状態にはならないでしょう。
その点で社説のような「これで、解決」的な表現は間違えを拡大する心配があると思います。

3月 12, 2006 at 10:38 午前 セキュリティと法学 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/9050887

この記事へのトラックバック一覧です: 情報流出・特効薬は無いのでは?:

» 情報流出 トラックバック 七五白書 (しらけないために)
 先月末ごろ、海上自衛隊(海自)の秘密扱いデータが大量に流出したのを皮切りに、神奈川、栃木、岡山、愛媛の各県警で捜査情報の流出が広がっているのが明るみになりました。  情報流出は一昨年から続いていて、病院の診療記録や刑務所の受刑者情報、原発の検査データ、東京地裁では競売関係の個人情報など。きのうもNTTグループと住友生命で顧客情報などの流出が報じられています。  いずれの場合も、直接の原�... 続きを読む

受信: 2006/03/12 19:41:03

コメント

酔うぞ様

ご無沙汰しています。 伯爵です。

IPAからまともなny対策案が出ていますね
http://www.ipa.go.jp/security/index.html

そのほかにも、いくつか面白そうなセミナーの
案内が出ています。
安全なWebとか重要インフラ保護関連

内閣官房情報セキュリティ対策推進室
http://www.bits.go.jp/index.html
ここが出した対策基準を政府機関は達成する
ことになってるんですけどね。実現するのは
相当に厳しいですね

民間では、人権j無視みたいな規則が
珍しくなくなってきています。システムと
規則と運用と教育がセットにならないと
効果はなさそうです。

白浜 今年こそ参加したいなぁ
まだ、第10回の広報はWebにはありませんでした。

/\M/\
  伯 爵

投稿: 伯爵 | 2006/03/14 0:37:54

ごぶさたしています。

ここ数日、これはネットワーク社会がカスケード社会を押しのける摩擦ではないのか?という気がしてきました。

読み終えたら書きますが「ウェブ進化論」ちくま新書はお薦めですよ。

投稿: 酔うぞ | 2006/03/14 9:46:51

コメントを書く