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2006.03.20

愛媛県警事件・どれほどの情報溜めていた?

読売新聞より「個人情報延べ4400人、供述調書も…愛媛県警流出
愛媛県警の捜査資料がファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介してインターネット上に流出した問題で、県警は19日、捜査1課の警部(42)のパソコンから流出した被疑者や被害者、捜査協力者などの個人情報は延べ約4400人分に上り、窃盗事件などの供述調書も含まれていたと発表した。

県警が具体的な流出規模を明らかにしたのは初めて。ウィニーによる警察の個人情報流出としては、今回が最大規模になるとみられる。
「愛媛県警・Nシステム情報流出」を書いたのは「こんな情報まで取り込んでいたのか!」という驚きであったのですが、今回の報道で「やっぱりね」と思うところですが弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」さんが「何でもかんでも自分のPCに取り込んで、ため込む人だったのだろうと推測します」とスッパリと書いていらっしゃいます。

こうなると、どんな情報が流出したのか?という興味が出てきますが、これについては県警は
具体的な内容は「情報の拡散を招き、関係者の保護の支障につながる」として公表しなかった。
と当然だろうなという反応でした。
しかしながら、問題の警察官が一人でどれ程の情報を溜め込んでいたのか?はやはり問題でしょう。

これを明らかにするのには溜め込んでいたファイルや元の文書の数、さらには取り上げていた事件数(一人の警察官が関与する事件数を遙かに超えるだろと予想します)といったものが明らかになると分かると思います。

ネットワークを利用してメールのやり取りをしているだけですぐに何万という情報がPCに蓄積してしまいます。それをどう管理するかは非常に深刻な問題で「HDDを捨てるな」なんて話になるのも当然です。
問題の警察官はそういう危機意識が無かったのでしょうが、個人にとって強力過ぎるパソコンの情報蓄積力といったものは「情報を溜め込むとそれ自体が暴走(管理のしようがない情報の蓄積)」になってしまうと思いますから、ここを明らかになると良いですね。

3月 20, 2006 at 10:29 午前 セキュリティと法学 |

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コメント

手に入る限りの情報を溜め込むというのは、適切な検索手段さえあれば非常に便利なんですよ。Google が便利だと言うのと似ているかもしれません。

ですから、この例が特殊な性癖をもつ人間の特殊事例というわけでなく、利便性を追求すれば誰でもやってしまうようなことだ思うんです。

結局、利便性とセキュリティの間でどこに線を引くかと言う、ごく一般的な問題に帰着するのではないかと...

ただ、Winny が動いている PC で作業するのは、公開 Web サーバや匿名 FTP サーバ上で作業すると同じか、もっと危険なわけで、そんなところに機密情報を溜め込むのは、どんな基準でも許されないのですけどね。

投稿: kei-2 | 2006/03/20 23:45:30

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