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2006.03.04

捜査資料流出・岡山県警

毎日新聞より「岡山県警:捜査資料が大量に流出 1500人分、ネットに
県警倉敷署の巡査長の私有パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに流れた。警察の内部情報流出としては、過去最大規模。

資料は同署刑事1課勤務の40代の巡査長が99年9月~02年10月ごろ、県警が公用の使用を認めた自分のパソコンで作成。02年10月ごろ、このパソコンが故障したため、署長の許可を得てパソコンを自宅に持ち帰り、家にある別の私有パソコンに一時的にデータを移した。巡査長は県警に「移したデータは消去した」と説明したが、同課の調べで、普段は使わないフォルダーに全データが残されていたことが分かった。

県警は昨年6月、公用使用を認めたパソコンにファイル交換ソフトを入れていた場合、削除を全職員に指導。私有パソコンでも同ソフトの使用を禁じた。

巡査長は今年1月からウィニーを使用。パソコンの記録から流出は今年2月下旬ごろだったらしい。
これは非常に大問題というべきでしょう。
話を整理してみると、結果は情報流出で取り返しがつかないのですが、では事前にもっと何かできたのか?を考えてみると実行されたのであれば、これ以上はちょっと対策が無いのでは?と思います。

事実関係を整理してみます。
私物のPCで作業することを認めていなかった。
故障したので自宅のPCで作業した。
データを削除したつもりになっていた。
本人が知らないところに保存されていた。
Winny の削除は昨年6月に指示した。
しかし本年1月に Winny を入れたら、2月に流出したらしい。
これでは対策するといっても個人にPCを使わせない(シンクライアントなどで監視する)ぐらいしか対策が無いでしょう。
どうやれば個人にPCを使わせないようにできるのか?を考えると明らかに無理です。
その一方で、Winny は確かに情報流出で有名ですが、スパイウェアの技術は多くのアプリケーションが使いたいことの一つで無くすことはできない。
両方とも無くならないのですから、重要情報の流出を防ぐことはできない、となります。

また「重要情報の流出」と書きましたが「何が重要情報か?」という問題もあります。いやはやどうしたものでしょうかねぇ?

3月 4, 2006 at 11:46 午前 セキュリティと法学 |

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どこの有名企業社員や警察関係職員、学校教員が ウィニーで情報バラまいたか一目でわかる超便利サイト。 ほぼ日更新中! http://www.geocities.jp/winny_crisis/ 聖職官もみんな違法ファイル交換 続きを読む

受信: 2006/03/06 13:41:39

コメント

情報流出の多くは、Windowsがフェイルセーフになってないから起きていると思います。

Winny入りWindowsは、倒したら確実に火事になる石油ストーブみたいなものです。人が通るところにおいておけば、そりゃ確実に、いつか火事になるでしょう。倒れたら自動的に火が消えるとか、形状的に倒れないとか技術的な工夫は幾らでも出来ます。

欠陥ストーブなら人が死ぬけど、欠陥ソフトでは人が死なないから、修正されないってだけでしょうね。法律作るなり、研究開発費出すなりして、セキュアなWindowsしか出荷・輸入出来なくすりゃいいんですよ。Winnyの責任ばかりで、Windowsの責任が出てこないのが、むしろ不思議です。

投稿: Beyond | 2006/03/04 12:48:19

>情報流出の多くは、Windowsがフェイルセーフになってないから起きていると思います。

その通りですが「社会一般がコンピュータを使う」なんてことが人類史上に無かったことで、確かに Windows はしょうもないとは思いますが、その甘さは簡単でもあるわけでプログラムの生産に大きく寄与しました。

もし、他のOSも同じく簡易に扱える安いもので、ネットワークに接続できるのであれば、 Windows と五十歩百歩じゃ無いのかな?とも思うところです。

もちろん Windows が免責されるという意味ではないですよ。
悩ましいところですな。

投稿: 酔うぞ | 2006/03/04 14:45:04

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