« 中西準子先生 | トップページ | 家を包囲したけど空振り »

2006.03.30

ホームオブハート裁判・2006/03/28

3月28日の10時30分からホームオブハート裁判がありました。
被害者側からの証拠や陳述書の提出がありました。

非常に興味を惹いたのが「被害者(原告)がホームオブハートの所有する複数の不動産に仮差押えした」という話です。
書類を出したのですから、裁判所の決定(通知書)を証拠として提出したのでしょう。

ホームオブハート裁判については何度も書いていますから、色々ないきさつはありますが裁判で争っている所だけを取り出すと「消費者被害で返金請求裁判」だと言えます。
しかし何にお金を払って、それを返せと言っているのか?というと払ったお金の個々の名目は別として大枠は「自己啓発セミナーへの参加費」に含まれると思います。

そもそも仮差押えとは
仮差押えとは、金銭又は金銭債権に換えることができる請求権のため に、
債務者の財産を確保し、将来の強制執行を保全する手続をいう。
ですから、裁判所は「とりあえず請求が正当で、双方の主張に争いがある」と認めないと仮差押えなんて出さないでしょう。
わたしはホームオブハートに限らず普通は業者は取引が正当であると主張するでしょうから一旦成立した取引について裁判の結果が出ない段階で仮差押えが通用してしまったことに驚いたのです。

この点について、閉廷後に待合室での説明会で質問しました。
ホームオブハートからの異議は裁判所が退けてしまったので仮差押えが決定したのだそうで、説明によると異議の付け方がおかしかったことと、被害者の返金請求の原因である被害が半年間で自己破産に至るほどの支払ではまともな取引ではないだろうという判断を裁判所がしたのではないか、ということでした。

一般に差押えで争うとなると「払え・買った覚えない」といったことで事実関係を争うものだと思います。被害者とホームオブハートの間の金銭の授受については事実関係の争いが無いので、ホームオブハートがどういう異議を付けたのかが興味のあるところですが、裁判所が退けたのですから異議になってなかったではないでしょうか?

28日の法廷では、こんな証拠が出るといったことで別の被害者の陳述書がさらに後から出るといったことにも裁判長は肯定的で「まだ時間が掛かりますね」などと発言していました。
今後の予定では、夏前に一応書類のやり取りを終えて夏休み後に整理に取りかかって年末ごろに証人尋問になるか?というほどのペースですから関係者は大変です。

聞いていることを全部ここに書くわけにはいかないのですが、実に面倒な話でホームオブハートはオウムなどに比べると規模は思い切り小さいのですが、質的にはあまりの面倒さに普通であれば被害者が被害回復を諦めて投げ出してしまう可能性も大きいだろうと思います。被害者を応援する必要があります。

わたしは、ホームオブハート裁判は法の華など同じくカルト宗教系の経済事件だと考えますが、カルト宗教系の事件が顕わになったのは、バブル崩壊後のことでバブル期にはビジネス的な世界で集金していたのがバブルビジネスが崩壊したから個人をだます方向に変わって、消費者被害に切り替わったのだと思います。
つまりバブル清算の一環であると考えています。

しかし、一時期カルトビジネスといった言葉もあった通りで、時代の切り替わり目ではビジネスとカルトといったモノの間は良く分からなくもので、今でも怪しげなビジネスが跳梁していていますから、危険は続きますねそして巻き込まれるとこれほど大変だ、ということは伝えていく必要があるとますます思うところです。

3月 30, 2006 at 11:17 午前 裁判傍聴 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/9330827

この記事へのトラックバック一覧です: ホームオブハート裁判・2006/03/28:

コメント

コメントを書く