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2006.02.17

「帰還事業」で渡った人が帰国する

font color="blue">朝日新聞より「「帰還事業」で北朝鮮へ 女性の一時帰国、可能性高まる
北京で8日まで開かれた日本と北朝鮮両政府間の包括並行協議で、在日朝鮮人らの「帰還事業」により60年に北朝鮮へ渡った女性(69)の一時帰国を日本側が求めたことに対し、北朝鮮側が「早期に出国手続きを取りたい」と表明していたことが分かった。愛知県に住む妹の要請を受けていた日本政府は03年、北朝鮮の出国許可がない女性に「渡航証明書」を発行する異例の決定をしており、一時帰国が実現する可能性が高まった。
う~む・・・・・・。
わたしが「帰還事業」という言葉を知ったのは「凍土の共和国」 金 元祚著 亜紀書房を読んだときですから、1984年ごろでしょう。

1960年代に帰還事業とは北朝鮮を理想の地として日本から北朝鮮に渡る(帰還する)ことを指して、日本でも大いに「帰還するべきだ」と煽ったと言えます。
有名なのが「38度線の北」寺尾吾郎著 新日本出版社刊です。
この本は1959年刊ですから、60年代の帰還事業に影響がありました。そして出版社は日本共産党系列の新日本出版であって、1980年代になって北朝鮮批判本が出てくるのも国際政治情勢の変化があったとしか言いようがありません。

そして、一時帰国となるわけですがこれもまた国際政治情勢というか日本と北朝鮮の関係で実現したというべきでしょう。
手段を尽くしても個人の国を超えての行き来が政治的に抑えつけられるというのはひどい話だし、こと帰還事業については三十数年の時間が掛かっていて、全面的に往来の自由に至るのは見通しが付かないことにも注目するべきです。

2月 17, 2006 at 09:06 午前 海外の政治・軍事 |

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