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2006.01.15

人口問題・ロシアの場合

朝日新聞より「ロシアで一夫多妻制論議沸騰 チェチェン実力者発言受け
ロシアのラジオに13日出演したチェチェン共和国の親ロシア派実力者、カドイロフ第1副首相は、チェチェンで繰り広げられている独立派との武力紛争の結果、女性の方が約10%ほど男性より多くなった、と指摘。チェチェンの人々の多くが信仰するイスラム教に従って「生き残った男性は4人まで妻を持ってよい」との考えを示した。

極右として知られるジリノフスキー連邦下院副議長がまず賛成。「ロシア全体で認めるべきだ。一夫一妻制しか認めない家族法の改正を進める。私も第2、第3の妻をめとる」と語った。ロシアの公的なイスラム指導者タジュドジン師も「深刻な人口減の問題の解決に資する」と賛意を示した。

ロシアでは飲み過ぎなどによる男性の平均寿命の短さも深刻なだけに、女性のスリスカ下院第1副議長は「平等と男性保護の必要から、一妻多夫制も認めるべきだ」とジリノフスキー氏らに反論している。


ロシア男性の平均寿命はソ連時代より下がっていて、色々な情報がありますが一説では54歳とも言われています。
それが一夫多妻・一妻多夫という話になるのかね?とは思いますが、ロシアの人口は移民による流出もあって現時点で人口減少であり、同時に出生率は人口が維持できるレベルではない、という完全に人口減少の方向に向かっています。
それでこんな冗談のような話も真剣に扱わざるを得ないことになっているでしょう。

日本の少子化問題を巡る議論はどうもこういうせっぱ詰まった状態(あるいは仕方ないが来る未来)を直視することなく雰囲気だけで論じていると感じますが、人口問題は言わばデジタルな数字以外の何物でも無いわけですから「少しは改善した」といったような話では気分や雰囲気の改善でしかな、悪くすると先送りなのです。
ロシアの問題提起は正に他山の石です。
もっとも確かイスラム国家でも「一夫多妻はお金が掛かって実現できない」のだそうですが。

1月 15, 2006 at 10:51 午前 人口問題 |

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受信: 2006/01/15 19:30:13

コメント

経済的理由だけが問題であるならば、男女同権で働ける社会なら、大きな問題にはならないような(笑

ただ、経済力が豊かになってくると財産の相続ということをうまく解決しないとならないわけで、一夫一妻ですからいろいろとややこしいのに、多夫多妻になったら、如何に大変なことかと A^^;;

相続なんて関係ないくらいの家庭の方が多夫多妻はやりやすかったりして(笑

投稿: Tiger | 2006/01/16 12:53:40

結局ね人口問題に絡まって、少子化問題、年金問題、健保問題・・・・・・・と色々な問題があるのだけど、それを「女性の労働力問題の解決」とかやっちゃうと「群盲像を撫でる」になってしまうのだと思う。

つまり今必要なのは「象とはどんなものか」という説明をすることなんだね。

はっきり言えば少子化問題に対応するためには、今のざっと倍の出産をするようにしないといけない。
これは間違えなく、女性の労働力を失うことになるわけで、GDPにどう影響するのか?といったことととか、児童手当の規模をどの程度まで拡大するのか?といった戦略的なところを考えないといけない。

簡単に言えば「あっち立てればこっちが立たず」の典型であって、それも三体問題問題どころか多体問題になっているのだから、そら直感的に分かるワケがない。

というワケで道は遠いです。

投稿: 酔うぞ | 2006/01/16 13:11:14

人口をタダ増やしたいなら、夜間停電とかが簡単そう(笑

問題がややこしい・・・というか人口が減って困るのは、今までいろんなことを先送りにして、今、解決できないことは、子孫に解決して貰おうということをしてきたからですよね。酔うぞさんもキーワードして使っているけれど。

早い話、人口が減ると、どこかで破綻するわけですよ、今の社会は。

ところが、当事者は下手するとまだ生まれていないかもしれないし、生まれていても選挙権もなかったりするわけで、誰も真剣にならないし。でも、真綿で首を絞められているというか。

将来、当事者になってみれば、俺の責任ではないだろう、ということになること必至で、まあ、自分の面倒は自分で見られる人以外は、姥捨てされることになりそう。

というか、年金払わねーなんてのも、その先駆けみたいなものでしょう。自分には何分の一も返ってこないのに、今のジジババの為にがんばるのは嫌だって。

投稿: Tiger | 2006/01/17 12:37:30

どもども

いやぁ、社会問題シミュレーションというのは本当にシュミにするには良いもので(^_^;)
いくら突っ込んでも正解がないクロスワードパズルようなものです。

一番強烈なのは、日本においては人口構成が安定するのには100年掛かるということで、人口構成に依存することになる年金は100年以上通用するような政策を立てなければならない、ということです。
これは実際的には無理ですね。

実際に15~17歳ぐらいの高校生を相手にしゃべると「君たち今後55年から60年ぐらいは働くことになる」と言ってしまうわけで、やはり100年先にはどうなっているのだ?というのをそれなり整理したいのですが、実際の政策として反映しそうもないですからね「外国に行くのも選択肢に入れておけ」と言うべきなのかな?なんて考えてしまいますよ。

投稿: 酔うぞ | 2006/01/18 9:33:15

正解がないというか、筋肉と一緒で、日々、精進しなければ崩れ去っていくというか。

まあ、「白馬の王子様が来て、幸せになりましたとさ」というようなはことは起こらないんだから、せっせと真面目に働けやと云うしかないですね A^^;;

逆に言うと、真面目に働いたものが馬鹿をみる、もしくは不安になるような社会は、誰も真面目に頑張ろうとは思わなくなるから、間違いなく崩壊するだろうと思います。

投稿: Tiger | 2006/01/18 11:38:37

白馬の王子様は無理かもしれんが、悪性の新型インフルエンザかなんかが蔓延して年寄りが殆ど死んでしまうなんて神風でも吹けばかなり解決してしまうのかもしれない。

そう考えると日本のみならず中国や他の先進国でも人口ピラミッドの形見れば似たような問題は抱えてるな。でもって最近「新型インフルエンザへの注意」なんて国際ニュースをよくみかけるわけで、誰か偉い人たちがなんか企んでいるんじゃないかと邪推してみたりする。

投稿: alpha2 | 2006/01/18 15:26:07

    >白馬の王子様は無理かもしれんが、悪性の新型インフルエンザ
    かなんかが蔓延して年寄りが殆ど死んでしまう
    なんて神風でも吹けばかなり解決してしまうのかもしれない。

それが計算できたのが戦争で、二十世紀は戦争の世紀だったわけです。

投稿: 酔うぞ | 2006/01/18 22:26:24

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