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2005.02.12

NHKスペシャルはお勧めですよ

今まで、NHKスペシャル「司法大改革」第一夜「あなたは人を裁けますか、ドラマ編」を見ていました。
さすがNHKで大変に良くできているドラマだと思いました。

裁判員制度が対象にする事件は、死刑や無知懲役があり得る事件ということのようで、これは現実にはすべての裁判員は人が死んだ事件を審理することなります。
その一方、そうそう長期に休むことは出来ないですからどういう進行をするするのかな?と以前から疑問に感じていましたが、今回のドラマではその一想定例(?)が示されたのでしょうか?

ドラマは傷害致死事件であり、被告は事実を争わないという条件で始まりましたが、最初のスケジュールは1日目で審理を完結して17時で終了。仕事のある裁判員はその時間から仕事に向かう。
2日目は、判決で裁判員は裁判長と同列に並ぶから2日目も裁判所に来ることになっていた。

ところが、そこでドラマだから新展開があって裁判が延びてしまうわけです。
ドラマでは結局、都合4日になったようですが、それにしても人が死んだ事件を連続4日間とかで判決に達するというのは、かなり大変でしょう。

次に「出来るものなのか?」と思ったのが、裁判員を含めた審議で判決が決定してから、判決文を即座に作ることが出来るのだろうか?です。
確かに1ページぐらいであれば、即座に作ることも出来ますが、数十ページといった規模になると、判決文を書くこと、点検・修正などの時間を考えると判決の言い渡しは後日となる可能性があるでしょう。
そうなると、裁判員の拘束期間も延びるので仕事上の都合などを調整するのが難しくなると感じます。

明日は、模擬裁判の結果やアンケートの結果などについての放送だそうです。
人が死ぬといった事件での明白に間違っている判決は無いようですが、交通事故の事実認定などでは相当トンデモな判決が出ているのは多数の報告があります。
裁判員制度はなかなかそこまでは影響を及ぼせないかもしれませんが、チェック機能が強化されることにはなるでしょう。

2月 12, 2005 at 10:46 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (2)

2005.02.11

東京地裁の歩き方

東京地裁・刑事裁判・傍聴オフにMegumiさんが「私のような小市民がいってもいいのやら」とコメントされたので、裁判所に行くということを書いてみます。

一番の問題は月曜~金曜の昼間に開かれるので、仕事や学校に行っている人は、休まないと行けないということでしょう。

明日(2月12日)明後日の二日で、午後9時からNHKスペシャル・司法大改革が放送されます。
12日はドラマで、予告編を見た時に三浦友和演ずる裁判員に選ばれた大手企業の部長が「海外出張は取り止めだ」というところから始まっていて、「こうなるよな~」と思いました。こんな点も裁判に関わるという点からはお勧めしたいと思います。

わたしが見たり経験した(交通事故で自分が原告になったことがあります)民事裁判は、平たくと言うと書類審査の連続のようなもので、全く事情を知らない裁判を傍聴した場合、最悪だと「何をやっているのかさっぱり分からない」という場合もあり得ると思います。

自分が興味を持っている裁判であれば、多少は分かっていることを見に行くとなるので、「さっぱり分からない」というのはそうそう無いとは思いますが、ちょっと時間が空いたから法廷を覗いてみる、というのでは「分からない??」になる可能性はあります。

裁判員制度の導入では、迅速に分かりやすくという方向に努力するようです。

実際に東京地裁に行くと、素人にとっては実に時間の使い方のギャップに頭の中が右往左往してしまいます。では、実際に東京地裁に行ったらどうするか?を順を追って書いてみます。

地下鉄(東京メトロ)霞ヶ関駅A1出口を地上に上がると、大通りに面した歩道に出ます。
そのまま、まっすぐ歩くと右側の巨大な建物が東京地裁です。 オフィス・ビル的にかなり多くの人が出入りしますが、ガラス戸の入口は法曹関係者と一般に別れて誘導されますから、一般の口を入ります。

すぐに、荷物検査があってバッグのX線検査があるのは空港のゲート並みです。 ここでは、携帯電話を出して下さいと言われますからあらかじめ出せるようにしておきましょう。
なお、法廷内は撮影・録音は禁止なのでカメラを持っていると注意されます。

ゲートを抜けると、正面に受付のような半円形のカウンターがあります。 そこに、法廷ごとの「本日の裁判」といったものがありますが、この膨大さにクラクラします。
法廷番号・時間・裁判の番号、という組み合わせのせいで莫大な数になるのです。

ここでは、2月25日(金)午前11~ 東京地方裁判所 520号法廷(刑(わ)第5630号)が平和神軍をめぐる裁判だということなるですが、整理順が事件番号順担っているので、法廷番号だけを覚えていくと確認が出来ません。一通りのデータはメモし行くべきです。

確認したら(自信があれば直行しても良いですが)、さらに億に進んでエレベータホールに行きます。ここでは、多く人が居るエレベータに乗れば法廷のある階に止まります。「いつも止まるからボタンを押したことがない」などという会話が聞こえます。

後は、法廷に入って傍聴するだけです。
先に書いたとおり、撮影・録音は禁止ですが、メモは取れるので速記が出来る方はいいですね。

実際、裁判が1時間も続くことは普通は無いと思います。
終われば、弁護士や当事者、あるいは応援団の方々と話ができるのであれば、裁判所内に打ち合わせコーナーのようなところもあるので、報告会などが行われる場合もありますが、基本的には東京地裁を出ることになります。

問題は出てきたらなのですが、霞ヶ関だから文字通り何もない(^_^;) 何人かで「じゃお茶でも」ということ自体がほぼ不可能。
そりゃ弁護士さんや原告・被告ともなれば仕事ですから、次回に備えての打ち合わせとかありますが、それは弁護士事務所などやることですから、基本的に野次馬である傍聴人にとっては真っ昼間の東京地裁前で「さ~てどうするか?」となります。

これが正直な話し、一番きついですね。何回か行けばここらの時間つぶしのうまい手を見つけることが出来るかもしれません。

2月 11, 2005 at 11:53 午後 裁判傍聴 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.02.09

二つの裁判の日程

ちょっと説明したように「事件と裁判」カテゴリーを作ったのですから、情報を整理していこうと思っています。
現在、わたしがちょっと関わっているのは「ホームオブハートをめぐる裁判」と「平和神軍をめぐる裁判」になります。

二つの裁判の日程は次の通りです。

平和神軍をめぐる裁判
2月25日(金)午前11~ 東京地方裁判所 520号法廷(刑(わ)第5630号)

こちらは刑事事件の控訴審間違えました初公判ですから、弁護士 vs 検事となります。
罪状認否や被告人の意見陳述などもあるでしょうね、なかなか興味深いです。どんな風になるのでしょうか?

なお、インターネット上の発言(表現)をめぐっての裁判はほとんど全部が民事裁判でありました(全部かどうか確信がない)逆に言うと、今回のの裁判は非常に珍しい刑事事件で起訴された事件です。その意味では注目するべき裁判です。


ホームオブハートをめぐる裁判
3月8日(火)午後1時15分~ 東京地方裁判所 611号法廷(48部名誉毀損等事件)
3月16日(水)午前10時10分~東京地方裁判所  611号法廷(13部損害賠償請求事件)
4月26日(火)午後1時15分~ 東京地方裁判所 611号法廷(48部名誉毀損等事件)

こちらはすべて民事訴訟ですから、割と手続き論が続くことになるでしょう。
前回(1月31日)は、まったく事務手続きとでも言うべき、今後の進行について裁判所と原告・被告の双方が取り決める(合意する)といった内容で、証拠について見解を述べるといったことはありませんでした。たぶん4月以降の法廷で証拠の提出とかになるのでしょう。


全部を傍聴に行くとけっこう忙しいです(^_^;)

2月 9, 2005 at 10:42 午後 裁判傍聴 | | コメント (1) | トラックバック (2)

東京地裁・刑事裁判・傍聴オフ

悪徳商法?マニアックス東京地裁オフの紹介がありました。

ウェディング問題を考える会第2回総会前日の、2月25日(金)午前11時、時間の取れる方は、東京地裁 520号法廷(5階)に来てください。
そこで、「日本平和神軍 vs 平和神軍観察会」刑事事件の、第1回公判が行われます。

なお、第2回総会では、平和神軍観察会の管理人さんが「特別講演」をやってくださる予定です。WEB上の表現が名誉毀損で起訴された珍しい例だそうです。

これで種明かしということになりますが、わたしはウェディング問題を考える会の会長を引き受けた時からウェディング社の商法や経営の問題とウェディング問題は別のものである、と言い張ってきました。
ウェディング問題を考える会の掲示板にはウェディング社を揶揄する掲示も少なく無いですが、少なくとも会長の意向としてはいわばどうでもよろしいです。
どんな会社にもさらに個人にも色々ありますもの、ほめられることも非難されることもあって当然、それを一方方向に推し進めることが問題です。

ネットワークは個人の発言力を格段に高めました。東芝事件の後は企業はネットワーク対応をどうするのか、といったセミナーなどが開催されています。

当分の間、企業(団体)vs個人HPといった裁判沙汰は続くでしょう。
平和神軍vs平和神軍観察会は珍しく刑事事件として公判が開かれます。
わたしも裁判マニアではないので刑事事件法廷は見たことがありません。
これは是非見に行かなくては(^_^)

といったウロウロの結果として、ウェディング問題を考える会はテーマを拡大して、企業vs個人HP問題への対応を中心とする「(仮称)インターネット表現の自由を考える会」になるようです(って会長もよく知らない(^_^;)

2月 9, 2005 at 11:34 午前 裁判傍聴 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.02.08

個人情報保護法の運用は大丈夫なのか?

個人情報保護法を調べているうちに非常に根本的なところに疑問符が付きました。
この法律は個人情報管理手順法とでも言うべきもので、主題を企業が集めた個人情報の管理について定めているのですが、管理の範囲から外れた場合に管理下から流出するだろう、とか情報収集の手順は明確になっていて当然だ、といった範囲で考えているようです。

この範囲だけだと、個人情報を収集することについて法的な規準があるよ、というのは良いのですが、持っている個人情報や新たに入ってくる個人情報を元にやり取りをする時の範囲などについてどうも法的な判定基準が無いように見えます。

個人Aさんが、企業(個人情報取扱事業者)Xとやり取りをするのは
A←→X の二者関係になります。

法律は「第三者提供」という概念を書いていますが、どうもこれが第三者ではあっても企業側に立つ第三者を想定しているように見えます。別の企業Yの出現です。
A←→X→Y
このXからYへのAの個人情報提供を想定して「第三者提供」と言っているようです。
しかし、個人にして個人情報の本人であるAの第三者はあります。Bです。
B←A←→X
これは、AとBは家族であるという場合が典型です。

確かに、XからYへの情報提供については法律が問題視するでしょうが、家族間の情報の共有は当然のことです。そこで業者XからA家に電話があった時にBが電話に出てAに変わって個人情報に基づく例えば契約などを進めるのは、どうなのか?というと常識的に考えて「その場で適切に対処」ぐらいしか無いと思うのですが、法律でこの種のことについて言及したところが見つかりません。

銀行の対応なども「本人!」と強化されていてとてもやっかいになってきています。
なんかここらへんの法律運用の全体像が不明確になってきました。
今、調べているところです。

2月 8, 2005 at 11:33 午後 セキュリティと法学 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2005.02.06

第二回ウェディング問題を考える会

「ホームオブハートをめぐる裁判など」と題して「事件と裁判」というカテゴリを作りました。
わたしにとって事件と裁判は「ウェディング問題」です(^_^;)
なにしろ会長です。

ウェディング問題を考える会の会長を引き受ける意味はわたしから見ると、当時匿名であった悪徳商法?マニアックスのオーナーの Beyond 氏と株式会社ウェディングの担当者の米盛社長室長と間でほとんど話し合いをすることなく、刑事・民事事件になってしまったからで、Beyond 氏から相談を受けた側として見ると「会社が個人HPのオーナーを訴えた」ですから、これだけでも事件です。

ところが、

話しを聞いていくうちになんで会社(米盛氏)がロクロク話をしないで、法的解決に向かったのか?というと、Beyond 氏は当時は匿名路線を守る方向ですから、会社との話しに出てくる時も「どこの誰である」と明らかにしなかったのです。

インーネット的な論理ではこれでもOKで「内容で判断しましょう」ですが、一般のビジネスマナーの観点つまり米盛氏の視点から見ると「名前を名乗らないとは怪しいヤツだ」ということになるもの無理ないところです。

これは、どちらもあるでは意味正論ですから、どちらかが歩み寄れば解決するわけですが、そういう仲介をする人も組織も無かったのです。
わたしは、「この問題は誰にでも起きる問題だから、広く問題提起する価値はある。一般論として扱うことを条件に会長を引き受ける」となりました。

そして、第一回総会でそのように述べて「ちゃんと話せば大半の問題は法的な措置などにはならないはずだ。しかし、話し合いが出来ないと簡単に法的な措置になる。これは単に話し合いが出来ないだけなのであるから、まことに不幸な話しで、なんとか話し合いが出来る場のようなものが出来る基礎にこの総会がなれば良い」といった趣旨のことを話して、結果としてウェディング社は法的な措置を撤回しました。

問題は二種類あることが分かります。
一つは、会社が資金力を使って個人HPを攻撃することが出来る。という事実。
二つめは、会社の論理とインターネットの論理、あるいは会社と個人といったある意味で文化の違う社会がインターネット上で接触した時に、話がこじれても相談する先が無い。という事実。

この二つのうち、後者については世論の動向の問題や仲介する人が居ればよいといったことですが、
前者については誤解から確信犯まであるでしょうから本質的にはいつまでも続くでしょうし、インターネットが社会に浸透し需要度が上がると事件も増えるでしょう。

そういう意味では、第二回ウェディング問題を考える会総会はこの問題を取り上げることになります。つまり正に「事件と裁判」に踏み込んでいくことになります(^_^;)

2月 6, 2005 at 08:57 午後 事件と裁判 | | コメント (0) | トラックバック (0)