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2005.10.01

ネット評論と濫訴を考える会9月

本家はもちろん、何人かの方々がご自分の blog などで取り上げていますが、9月29日午前11時半から横浜地裁で環境ホルモン濫訴事件の第3回口頭弁論が開かれました。

今回、被告の中西先生が反訴しました。 反訴の理由を「不当な訴訟を起こされたことに対する損害賠償請求」という正面からの反訴となりました。

現時点では、原告の訴状も公開されているのですがこれを読んだ方の感想は「何を名誉毀損と言っているか分からない」というのばかりです。
わたしは立場上かなり一生懸命に読んだつもりですが「原告は総合的に名誉を毀損されたと主張するのかね?」程度の理解にとどまっています。

「総合して名誉毀損」というのは「こんなトンでもないことを言うとは名誉毀損だ」というのに比べると分かりにくくはなりますが、それでも「こんな事もあった、あんなこともあった」と細々した事柄を挙げてその結果として「そりゃ無理ないね」と持って行くの普通の名誉毀損裁判でしょう。

今回の裁判ではそれすら分からないので、第2回口頭弁論で被告側弁護人の弘中弁護士から「名誉毀損の事実関係を説明してください」と原告に請求しました。
反訴があったので、弁護側の請求に対する原告側の対応はまだなされていませんが、ひょっとすると今回の裁判でも明らかにされなかったかもしれません。

裁判なのだから、取りかかる前(訴状送達の段階)で原告の主張は明白であるのが普通でしょうから、その観点からは異様な展開というべきでした。
それで「原告は単に時間稼ぎをしているのではないか?」という勘ぐりも出てくるわけですが、もし時間稼ぎのために裁判だとすると被告の中西先生はトンでもない時間をムダに付き合わせられることになりますから、裁判の結論が確実に出るようにするためには反訴は有力な対抗手段です。
しかし、次回の展開がどうなるのか分からなくなったとも言えます。 次回は、11月17日(木曜日)11時半、横浜地裁です。

10月 1, 2005 at 04:32 午後 裁判傍聴 | | コメント (0) | トラックバック (0)