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2005.08.13

福岡空港で離陸時に出火

朝日新聞より「NHK、事故機の火吹く瞬間放映 路線運休取材中に撮影
NHKは、トラブルを起こした旅客機のエンジンから火が噴き出る瞬間の映像を、ニュースで放映した。
福岡―ホノルル便は、赤字のため10月から運休する予定で、この話題をたまたま福岡空港で取材していたカメラマンが撮影したという。
いや「なんでこんなに見事に撮影したのだ?」と非常に不思議だったのですが、こんな理由だったんですね。
あまり判然としないのですが、何回も見ていると
上昇中に突然エンジンから黒煙を引くようになる
黒煙からなんか物体がバラバラと落ちるように見える
エンジン内で出火、エンジン排気口から赤く見える
炎を引くようになる
爆発的に火が出て、巨大な炎を引くようになる
炎は小さくなる
エンジンからバラバラと何かが出てくる
なんて感じであったと思います。

どうもある程度時間を掛けて進行したようで、大きなエンジンだからか戦闘機が鳥を吸い込んだ時(パリショーの Su27 の墜落)のように「一気に壊れた」という感じではないですね。
何かが壊れる→燃焼が不安定→さらに壊れる→爆発→それでさらに壊れる
なんてことかもしれません。

映像で見てもファンには異常がないようで、報道ではタービンの破損のようです。
それにしても、
午後8時20分、飛行機は福岡空港に着陸した。
しかし、着陸後も機内では電気系統のトラブルという説明があっただけ。
「修理中」「事故原因を調べて報告する」とアナウンスがあったが、
詳しい説明がないまま1時間半も待たされた。
これはどういうことだろう?「どう説明しようか?」とか議論でもしていたのだろうか?「オレがやる」で誰かがさっさと乗客を降ろすことを優先出来なかったものなのか?なんか航空会社として重要な部分が機能していないような感じです。

8月 13, 2005 at 10:14 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (2)

2005.08.12

日航123便墜落から20年

今日は日本航空123便が墜落してから20年ですが、10年ぐらい前に事実上の被害者の会である「8.12連絡会」の会長である美谷島邦子さんが中学校の同学年(クラスが一緒になったことはない)を知りました。

そういう点で、軽々しく評論も出来ないし一部のトンデモ本には不快感があります。
それはそれとして、元々航空少年(^_^;)ですからAircraft Accident in Japan"  table of contentsなんて記事を読んでいます。
個々のアクシデントに色々な感想がありますが、まとめて見てみると70年代前半に起きていた航空事故は今から見ると「どういうことだ?」という事故があったのだな、と感じます。
行方不明というのがけっこうあるのですね、事故の記録も詳細には取れなかったのか報告自体も短い内容です。

1985年8月12日に墜落した JA8119 機は1978年6月2日に大阪で「しりもち事故」を起こしていて、その修理ミスが圧力隔壁の破壊となって7年後に墜落したことになっています。
今回、1978年6月2日の事故の記録を読んでみましたが、かなり深刻な事故であったようです。
同機は、滑走路32L末端から約320メートルの接地点標識付近 に接地した後浮上し、最初の接地点からさらに約460メートル先の地点に機首高姿 勢で再度接地した際後部胴体の下面が滑走路面と接触した。  機長ら乗組員は当該接触に気付かなかったが、その直後管制塔から後部胴体が滑走 路面に接触し火が出たとの情報を得た。  機長は客室乗務員に旅客の異常の有無を調べさせたところ、2名の旅客から異常の 申し出があった。
本事故により旅客2名が重傷、旅客23名が軽傷を負った。
このような、飛行機が着地後に飛び上がってまた接地するという現象を「バルーニング」と呼び、事故になったりするので問題ありとされています。
大阪の事故ではどのように推移したのかというと
着陸進入は安定しており、接地点も通常の接地帯標識付近であったが、接地時の返し操作が適切でなかったため姿勢角が過大となり、接地後バルーニングしたものと推定される。
航空機関士は、バルーニングして引っ込んだスピードブレーキレバーをアームにしようとし、アーム位置をこえてスピードブレーキを作動させたものと推定される。
同機は、スピードブレーキが立ったため揚力が急速に減少し、バルーニングして約8秒後に滑走路末端から780メートル付近に姿勢角約13゜機首上げで落下着地した。
ちょっと分かりにくいですが、ジャンボジェット機では着陸接地すると主翼にエアブレーキが突き出すのが映画の着陸シーンなどよく見る光景です。
そのブレーキがバルーニングして引っ込んでしまったというのです。つまりフラフラと宙に浮いているような状態になったところに、エアブレーキを再度出したものだから「落下着地」した。その時に胴体後部が接地したということですが、これは「胴体後部から墜落した」ではないでしょうかね?
もちろん、墜落した機体の圧力隔壁は明らかに正しく修理されてはおらず、かつ破断しその理由として、疲労亀裂が多数発生したのですから原因あるいはきっかけであったことは間違えないでしょう。
しかし、垂直尾翼などは駿河湾に落ちたとされて引き上げられておらず、最終的にどういう壊れ方の進行で最終的に墜落したのかは、いまだに議論があるところです。
しかし、この機体を修理するべきだったのか、あるいは本当に修理可能だったのか、は大阪事後の記録を読むとかなり問題なのじゃないか?という印象があります。

2005年8月15日追記

テレビで修理中の JA8119 機の写真が出てきました。この写真はわたしの記憶に無いものでした。最初はどこを撮影した写真なのか理解出来ませんでした。
間違えかもしれませんが、わたしは水平尾翼も垂直尾翼も取り外した胴体後端であると判断しました。
そして歪んでいるようにも見えました。

実際に胴体後端が歪んでいない場合でも、水平尾翼・垂直尾翼、圧力隔壁を取り外したのですから、APU(飛行機が空港で停止している時の動力源で小型のジェットエンジン)、水平尾翼・垂直尾翼を作動させるための油圧機構なども全部を取り外したことになります。

修理が問題だったとされたのは圧力隔壁で、圧力隔壁の残骸を検査すると修理方法が間違っていたことは確認されている。
しかし、垂直尾翼の多くや APU 部分は駿河湾に沈んでしまい引き上げをしていないのだから、発見されていない部分に修理ミスが無かったとは言えないだろう。
そして、事故調査報告書も「圧力隔壁が破断したから、垂直尾翼が吹っ飛んだ」しているわけで、直接の墜落に居たる原因となったのは垂直尾翼や APU など機構部分を失ったことが原因であって、圧力隔壁の破壊はそのきっかけであるとしている。

これで圧力隔壁の破壊で決まりだから、駿河湾に沈んだ部分については判断しないでも良い、というのはいかにも無茶だろうと思う。
こんなところをはっきりさせないから、トンデモ本が出てくるのであって日本の航空事故調査の仕組みがいかにも程度の低いものだ、と言わざる得ない。

8月 12, 2005 at 12:35 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2005.08.10

立花隆の小泉首相評論

nikkebp.jp ビジネススタイルり・立花隆のメディアソシオ・ポリティックスより「衆院解散、派閥解体で小泉首相が狙う次の一手」立花隆氏が自民党の派閥が小泉首相によってどうなってしまったのかを解説しています。
森前首相が小泉説得が出来ず「サジを投げた」と記者に話したのは有名ですが、この事件を立花隆氏は
森前首相に対して公然たる侮辱を加えたに等しい行為といわれても仕方ないだろう。
これが意味するところは、小泉首相は森派と訣別したということだろう。
と述べています、これにはさらに前の事情があって、その点は次のように説明しています。
自民党の旧体制の指導者たちは、小泉政権下の徹底的な冷遇措置で片端から政治力を失っていった。 経世会は橋本、野中を最後にとっくに力を失い、最後の世代の旧経世会指導者である青木も、綿貫も、今回の政争で政治力を使い果たし、次世代の額賀や藤井も力不足歴然で、事実上、この派閥は消えたも同然の状態にある。旧宏池会勢力(旧宮沢派)も、「加藤の乱」以後は、四分五裂状態がつづき、大宏池会構想も、構想があるだけでさっぱり実りがない。
亀井派は、前回総裁選以来、徹底的に干し上げられたし、今回の政争の影響で多くの議員が公認も得られないということになると、壊滅的な打撃を受けるおそれがある。
残る大派閥は森派だけだが、森前首相を徹底的にだめ男にすれば、森派は丸ごと小泉派になると小泉首相は思っているのではないか。実際、小泉政権下で急速に勢力を伸張したのは、森派だけで、若手はすべて小泉首相の息がかかっているから、事実上の小泉派といってよい。
要するに「自民党をぶっ壊す」と言っていた小泉首相はすでに派閥をぶっ壊してしまったのだ、ということです。今回の亀井氏ら郵政改革反対派の行動は結果としてみると「成算なしに単に反対のための反対をしたのだね」としか評価出来ません。

亀井氏・小林氏は「法案を否決したら、公認しないとは・・」とか言っているが、意味が分からない、重要法案だから政府提案の法案を与党でありながら否決したのであろう。本来なら否決する前に離党するべきことでは無いのか?
もし、否決したまま何も変わらないのであれば、小泉首相をレイムダック扱いにしたのは間違えないだろう。つまり郵政改革反対派の自民党議員は「小泉は内閣総辞職する」という判断だったのだろう。
この判断がかなり危険であることは、当事者は分かっていたのだろうと思う、つまりは危険ではあるが実行せざるを得ないところに小泉首相によって追い込まれたのだとすると、郵政改革反対の旗を揚げなくてはならないことになったところで、小泉首相の勝ちだった、ということだろう。

では民主党が今回の総選挙で勝利するのか?という疑問について立花隆氏は次のような見解を述べます。
選挙の結果次第で、改憲問題など、民主党の中で統一がとれない問題をもちだし、民主党の一部勢力に小泉首相が声をかけたらどうなるか。党を割って小泉勢力と合流するなら、自民党を完全に再起不能にしたうえで政権がとれるぞと声をかけたら、必ずグラッときて、小泉首相と合流してしまうような流れが民主党の中にある。
今からそこまで予測することはかなりはずれる危険をともなうが、私はごく近い将来に、小泉首相が民主党を分裂させるような動きにでてくると思う。
大胆な予測ではあるが、無いシナリオではないだろうし政界大再編の引き金が引かれた、と考えるのはアリだろうと思う。

8月 10, 2005 at 11:57 午後 衆議院選挙 | | コメント (4) | トラックバック (4)

衆議院解散の新聞各紙社説

衆議院解散選挙関係の新聞各社の社説を並べてみました。
地方紙と全国紙ではまるで視点が違い、全国紙の間でも改革賛成で以外の部分ではかなりトーンが違うことが分かります。

日経新聞社説   「改革」の実行力を競う選挙に
朝日新聞社説   郵政改革 民営化の灯を消すな
サンケイ新聞社説 反対派非公認 「改革政党」への脱皮促す
北海道新聞社説  郵政法案否決*国民が解散を受けて立つ
宮崎新聞社説   郵政民営化法案否決、大義名分のない衆院解散だ
琉球新報社説   郵政法案否決・小泉政権に大きな痛手/政局の行方は有権者の手に
沖縄タイムス社説 衆院解散の大義は何か
北國新聞社説   北陸新幹線 政権交代でも遅れさせるな

詳細は以下をお読み下さい。


日経新聞社説 「改革」の実行力を競う選挙に
郵政民営化の是非が争点になるだろう。日本の経済・社会の将来を考えたとき、それにとどまらず財政、税制、医療、年金、農業、地方分権などの制度改革、規制改革や、少子化・若年雇用への対応を早急に進めなければならない。各党とも選挙ではぜひ、それらの改革の具体的な方向と実行力を競ってほしい。
朝日新聞社説 郵政改革 民営化の灯を消すな
重い意味があるからこそ、私たちは法案の成立を求めてきた。廃案、総選挙で道筋は不透明になったが、郵政改革の必要性はまったく変わらない。選挙結果がどうあれ、民営化の灯を消すことは許されないと考える。
サンケイ新聞社説 反対派非公認 「改革政党」への脱皮促す
求められているのは特定団体の権益にとらわれず、日本の将来に必要な改革を断行する国民政党である。
北海道新聞社説 郵政法案否決*国民が解散を受けて立つ
本来なら内閣総辞職が筋である。 有権者は既得権益やしがらみを離れて判断してほしい。結果次第でそう遠くない時期に再度の衆院選や民主党を巻き込んでの政界再編があるかもしれない。混乱はしばらく続くだろう。
宮崎新聞社説 郵政民営化法案否決、大義名分のない衆院解散だ
首相の解散権は「伝家の宝刀」と呼ばれる。国民から選ばれた衆院議員全員から議員資格を一気に奪う絶大な権限だ。それだけに行使に当たっては極めて慎重な対応が求められている。解散権を振りかざせば、健全な民主主義が機能しなくなるからだ。
琉球新報社説 郵政法案否決・小泉政権に大きな痛手/政局の行方は有権者の手に
小泉首相は参院での法案否決を受け、解散・総選挙に打って出た。果たして参院での法案否決を理由に衆院を解散できるのかとの疑問があるが、憲法学者の間では「法的に問題ない」との見解が多数である。  確かに、衆院の解散権は首相に与えられた専決事項とはいえ、今回の解散に大義名分があるかといえば疑問が残る。それは参院の法案否決による衆院解散という憲政史上に例をみない事態だからである。
沖縄タイムス社説 衆院解散の大義は何か
何よりも離島や山間僻地にある簡易郵便局がどうなるのか。この疑問と不安に首相は応えていない。  ユニバーサル・サービス(全国一律業務)は確保すると言いつつも、具体的な対応策について過疎地域の人々を納得させることができなかった。  反対に回った議員の反発もその点にあり、それが高齢者の多い「過疎地切り捨て」の懸念につながっていたことを見過ごしてはなるまい。  緊急課題といえる財政改革に加えて農政改革、年金を中心にした社会保障制度改革、公務員改革などを含めた抜本的な構造改革に理解を示している国民は少なくない。
北國新聞社説 北陸新幹線 政権交代でも遅れさせるな
選挙後の政権がいかなる形になるにせよ、北陸には後退させてはならない一線がある。北陸新幹線の二〇一四年度末までの金沢開業である。仮にもこれが遅れるようなことになっては、この地の損失は計り知れず、衆院選の出馬予定者もぜひ、そのことを意識してもらいたい。

8月 10, 2005 at 10:45 午前 衆議院選挙 | | コメント (2) | トラックバック (0)

オンライン操作で2億5千万円の詐取?

IT Pro より「ネット・バンキングで無関係口座に2億5500万円振り込み被害、学習塾の修学社
学習塾「シドウ会」を経営する修学社は8月8日、何者かがネット・バンキングで同社の口座から2億5500万円を無関係の口座に振り込み、現金で引き出したと発表した。
利用していたのはみずほ銀行のネット・バンキング。パソコンは社内に設置した1台に限定しており、操作する社員も二人に限っていた。同社は「社員二人は振り込み予約が実施された時刻には、すでに社内にはいなかったので、内部犯行の可能性は低い」としており、スパイウエアなどを利用した犯行の可能性もある。
要するに、インターネットバンキングで、操作担当者と利用端末が確定してい、それを使っていないことがはっきりしている、ということなのだろうけどこれでは「インターネットバンキングは使えない」となってしまうので注目していました。そうしたら続報が「【続報】2億5500万円の不正振り込みは専用端末によるものと判明」ときました。
ネット・バンキングではなく、ホストと電話回線でつながった専用端末であることが分かった。これにより、ネット経由での不正アクセスの可能性は低くなった。
同社が利用していたサービスでは、特定のパソコンを使った上でID/パスワードによる認証に成功しなければ、振り込み操作はできない。犯人は8月1日の 22時30分に、同社が持つみずほ銀行の口座から、翌日に2億5500万円をほかの口座に振り込むよう予約手続きをしていたことが分かっている。
ネット経由での不正アクセスによるものでないとすると、内部犯行や、同社内に侵入して直接端末を操作した可能性などが考えられる。
どうも今ひとつ理解出来ないのだが、この会社は銀行とインターネットバンキングではないオンラインサービスの回線を持っていたということなのだろうか?
だとすると、それを監視記録する装置はあったのかね? 実際には何があったのだろうか?

8月 10, 2005 at 01:47 午前 セキュリティと法学 | | コメント (9) | トラックバック (1)

衆議院解散・独断解説

郵政民営化の是非を理由にして衆議院が解散してしまったわけだが、あかん隊さんから質問がありました。
すみません。郵政民営化って、どうなるのが一番いいんでしょう?
わからないのです。無知蒙昧。民営化されると困る先生方が反対しているのですか?
民主党を始め、野党が反対しているということは、このままがいいってことなんですか?
わたしが解説するというのは無理で、わたしの独断となりますが、やはりこれは派閥争いという側面が大きいのだと思います。

そもそも郵政民営化について、民主党の多くは郵政民営化推進のはずなのです。もちろん民営化の方法論で賛否が分かれるということはあるでしょうが、今回の参議院の採決の趣旨が小泉政権への信任の可否であったからこそ郵政民営化そのものではないところで賛否があったということです。

そこであかん隊さんのご質問の「郵政民営化はどうあるべきか?」へのお答えですが、日本の郵政は以前は郵政省が全部握っていて国営でした。現在は公社化されましたが、実質は同じでしょう。事業として郵便事業と郵便貯金・簡易保険の金融事業があります。
そもそも郵便については万国郵便条約で国際的に決められているものです。
一方、金融事業は実は世界最大の銀行と言えます。

わたしは世界最大の銀行が国営銀行であるというのは許されないと思っています。つまり郵便貯金・簡易保険は完全民営化するべきだと考えます。
一方、郵便事業もきわどいのですが、万国郵便条約の意味するところは郵便事業は国家が責任を負うべしとなっていますから、その意味では国営であるべきだと思っています。

もっとも、宅配便をはじめとするメッセンジャーサービスが世界的に普及している現在、郵便事業が儲かるものかどうかは怪しいので、いつまでも国営事業として続けるものかどうかは考えるべき時期なのでしょう。

反小泉のリーダは亀井ですが、派閥の歴史はこのようなものです。
池田→前尾→大平→鈴木→宮沢→加藤派
佐藤→田中→竹下→小渕→橋本派
岸→福田→安倍→三塚→森派
三木・松村→三木→河本派
河野→中曽根→渡辺→江藤・亀井派
小泉は形式上は森派ですが、派閥活動をほとんどやらない「変わり者」として有名でした。
戦後の政治は田中角栄・福田赳夫の「角福戦争」と言われる抗争が有名で、その後に中曽根が登場します。これらが弱ったところでスポット救援のような形で三木政権ですね。
結局、旧来の派閥構造の上では田中派つまり橋本派の力が落ちて、福田・中曽根の争いと見ることが出来ます、これは群馬県のライバル関係であり同じく群馬の小渕をもり立てるなどキングメーカとして駆け引きをしている関係です。

そこに「変わり者の小泉」ですから、これは派閥の弱体化とセットで考えるべきでしょう。
類似の例としては三木政権によく似ているように思います。衆議院解散の様子も似てますね。

一晩経つと色々の意見はありますが「郵政民営化はけしからん」という意見は少数であるように感じます。つまり亀井としては「虎の尾を踏んだ」というべきなのでしょう。
さらにどういう計算をしたのか本人に聞きたいところですが、比例区で当選した議員が反対に回っています。小泉は「反対したら公認しない」と言っているのですから、比例区から再出馬出来ないという意味です。つまりこれは「小泉は解散せずに総辞職する」という情報で反対に回ったとしか考えられないのです。
現在の選挙制度は小選挙区制であり、これは二大政党による容易な政権交代を目指すとされていて、選挙実務では党公認であるかどうかによって大幅に有利不利があります。
さらに政党交付金という国の金が使えるか使えないかという問題もあって、何があっても当選できるという実力者でないと無所属で選挙に臨のはとても大変です。

こんなことを考えると今回の「衆議院解散」は亀井にはまとも計算が無かったのではないか?と強く思います。
反対派の議員で「我々が自民党だ」とかバカなことを言っている人が居ますが、あれでは支持者だって「バカじゃないか?」と思うでしょうね。
だからこそマスコミの観測は「新党を結成して戦い、選挙後に自民党に合流」というシナリオを提示したのでしょうが、それも一晩経ったら消えてしまったようです。
つまりは反対派(亀井)の動きは成算がなかったわけで、はっきり言ってムチャクチャです。

その点、民主党の岡田は「郵政民営化が問題の全てではなく、政権交代が目的だ」と郵政民営化の肯定をしていますから、こっちの方がよほどまともでしょう。
さて選挙の結果はどうなるでしょうか?

8月 10, 2005 at 12:54 午前 衆議院選挙 | | コメント (2) | トラックバック (1)

2005.08.08

内閣府HPはリアルタイム更新だった

内閣府ホームページで罷免された大臣の名前を確認しようとしたらすでに無い
つまり内閣府ホームページの更新はリアルタイムなわけだ。
これはちょっと感心したな。

とは言え、島村農相の時評提出を拒否して罷免したというのは、乱暴ではある

こんな暑いときに選挙なんてのは勘弁してくれ。
日本は結構広いから例えば、補欠選挙は春秋の楽の季節に設定してある。
それを真夏に選挙か・・・・。逃げよう・・・。

8月 8, 2005 at 05:44 午後 衆議院選挙 | | コメント (2) | トラックバック (1)

郵政民営化法案・参議院で否決

郵政民営化法案は参議院本会議で否決されました。
こうなると、衆議院と参議院で採否が逆転しているわけですが、ルールとしては衆議院で2/3の多数決で決するとなりますが、小泉総理は「即座に衆議院の解散」と言っているので、解散しちゃうんでしょうか?
閣僚はどうするのかねぇ?

ところで、反対討議で「郵便貯金を郵便局の業務から分離すると郵便事業が成り立たない」という話がありましたが、それは郵政民営化と全く無関係に大問題でしょう。
そもそも世界最大の国営銀行なんてものがこの先何年も続けられるわけがない。
それをどうするの?

郵便事業を民営化しない、というのには合意するところですが、郵便貯金・簡易保険は国営から早急に切り離すべきです。
まして郵便事業の穴埋めを金融でカバーしている、なんのは基本的に論外です。

さて、総選挙になったとすると(暑いのに選挙はイヤだ)自民党は分裂選挙ですね、ただ小選挙区制なので選挙区単位で考えると、有権者は郵政民営化法案に関する判断を直接投票で下すことができるのかは、賛成・反対の候補者が揃っている場合だけですから、なかなか微妙です。

8月 8, 2005 at 01:52 午後 衆議院選挙 | | コメント (5) | トラックバック (0)

6ヶ国協議休会

6ヶ国協議が休会して月末再開となったが、これは意外でした。
「じゃどういう結末を予測していたのだ」と突っ込まれると回答はないのですがね(^_^;)

わたしの解釈は、今回はもう話としては出るだけ出てしまって、なんらかの結果を出さないわけにはいかないのではないか、と思っていたのです。

その「何か」とは以前の「原子力発電所の提供」のようなはっきり言えばある種のアドバルーンのようなものかもしれないが、それでも何かは出るだろうと考えたのです。
事実、この種の国際会議としては異例に長時間を掛けたわけだし、会議を進行させるために日本独自の問題といことで拉致問題には言及しなかった。
それでも少なくとも「現状維持・何も変わらず」で止まってしまった。

いまや世界は相互依存なのだから北朝鮮が長年続けてきた事実上の鎖国も年々不可能になってきたというのが現実なのだ。さらに北朝鮮の経済的な苦境はウルトラC的な解決が不可能になってきていて、それは今後も変わることはない。

実際に起きるかどうかとなると大いに疑問ではあるが、クーデターによる政権崩壊や内戦になるという可能性も無いとは言えない。
日本にとって何が困るといって、1000キロと離れていないところで戦争状態になったりするのが一番の問題でしょう。
確かに長期的には中国大陸のインフレや経済格差の拡大による政情不安の可能性といった中期的な危機についても考えておくことが必要だとは思いますが、短期的には北朝鮮問題が一番の大問題だと思います。

それが「会議は踊る」状態になったのでしょうか?

8月 8, 2005 at 11:30 午前 海外の政治・軍事 | | コメント (1) | トラックバック (0)

ひどい青森県の条例

Respose より「個人情報保護法を理由に処分者の実名公表を見送り…青森
青森県教育委員会は3日、酒気帯び運転で事故を起こした46歳の中学校教諭と27歳の高校教諭を同日付けで懲戒免職処分とすることを決定した。これまで実施されていた氏名公表については、県の個人情報保護法を理由に公開が見送られることとなった。
この条例には「本人、または第三者の権利利益を不当に侵害させる恐れがあるときは保有する個人情報を提出できない」という規定があり、これまでどおり実名を公表した場合には「第三者である学校や生徒の名誉を傷つける」と判断されたようだ。
こんな条例は許されないだろう。
「第三者の名誉を不当に侵害させる恐れのある場合」では「全部」にしかならないだろう。
明らかに個人情報保護法の解釈間違いであって、この条例は個人情報保護法とは無関係の「情報隠し条例」以外の何物でもないと思う。

8月 8, 2005 at 10:55 午前 セキュリティと法学 | | コメント (0) | トラックバック (0)