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2005.04.30

続・アルゼンチンが国債踏み倒し?

「アルゼンチンが国債踏み倒し?」で紹介したアルゼンチンの対外債務危機について CNN.co.jp「「債務博物館」が登場、財政火の車のアルゼンチン」という記事が出た。

危機的な状態にある同国の債務状況を伝えるための「債務博物館」がオープンした。子供たちにも分かりやすい展示内容で、国が抱える借金の窮状を伝え、財政再建への理解を深めてもらうのが目的だという。
アルゼンチンの2003年末までの対外債務残高は、1470億ドル(約15兆5000億円)に達している。同年の国内総生産(GDP)は1297億ドル相当。

一般に企業でも年間売り上げと同レベルの借入金があると経営危機となる、国家の対外債務も同じようなことなのだろうか?

と言っても、日本でも国内の国債ではあるが総額がGDPと同等だからもう限界であることは明らかだ。
他山の石というべきだろうか?

アルゼンチン経済については、生産の中心が一次産品なので長期的に経済は厳しいだろうと思います。
省エネルギーに有効なのはリサイクルで、鉄を代表として鉱物の精製ではなくリサイクルで素材を得られないか、という技術競争の時代になってきました。

通貨というものの意味も問題になるのは常ですが、国際経済は国家を越えているので北朝鮮でも自由市場経済が現れてしまうわけです。
難しいものです。

4月 30, 2005 at 11:57 午後 海外の政治・軍事 | | コメント (0) | トラックバック (0)

尼崎事故に巻き込まれた記者たち

毎日新聞より「尼崎脱線事故:1両目にいた久田記者 事故前後を再現」
NHKの小山正人チーフアナウンサーの放送は有名だが、共同通信ニュースによれば、朝日放送社員水原康雄氏も情報を伝えたとのこと。
毎日新聞の久田記者は1両目に乗っていて生還した。

時代だな、と思うのはこういう情報がどんどん出てくることで、JR西日本が事故直後に自分に都合が良い情報にまとめて公表したことがどんどん崩れてしまうことだ。

blog の普及で、参加型ジャーナリズムについての議論があるが、議論以前に実態としてこういう形で情報が流れる。
この直前に羽田の管制官が航空情報を承知していなかったという事件について、論評したわけだが、新聞は明示的には「18人の管制官が聞いた航空情報を失念した」というあり得るとは思えない記事を書いている。

まるであっちこっちだ。

4月 30, 2005 at 11:06 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

羽田の航空管制エラー

朝日新聞より「機長の3度の問い合わせにもミス気づかず 羽田管制官」

羽田空港の管制官が29日夜、日航機2機に、工事のため閉鎖中のA滑走路への着陸を指示した問題で、閉鎖を認識していた2人の機長が計3度にわたって確認のため問い合わせたにもかかわらず、管制官はミスに気づかず、指示を変えなかったことがわかった。
両便の機長はいずれも、国交省の調査に対し、「出発前の航空情報でA滑走路の閉鎖を確認していた」と話した。
同省によると、管制官18人は業務開始15分前の同日午後2時半に打ち合わせをしたが、航空情報を担当する管制官は「特になし」としただけで、ほかのメンバーからも滑走路閉鎖の指摘はなかった。調査に対し責任者の次席管制官は「閉鎖というと深夜のイメージが強く、自分の勤務時間帯だという意識がなかった」などと話しているという。

航空情報はノータムとも言いますが、毎回飛行機が飛ぶ時の注意事項です。

今回は羽田のA滑走路が工事で使用出来ない、という情報を指します。
機長は当然飛行前の打ち合わせで「A滑走路は使えない」との情報を受けていたので、管制官からA滑走路(北側からなら16R、南側からなら34L)への着陸指示を受けたので、事前の情報と違うので問い合わせをした、ということです。

18人の当日の管制官全員を任務から外した、とのことですがこの18人が全員聞いた情報を失念したというのはあり得ないでしょう。
この18人に情報を伝えなかったに違いない。
つまり責任は18人には無い。

少なくとも、明確にこの時間帯にA滑走路を使用出来ないという情報は管制官に伝わっていなかった、一方パイロットには伝わっていた。
これは同じ航空情報を使ってない、という意味に他ならないわけで、その責任は国土交通省航空局にあるでしょう。
事態は深刻だし管制官18人が揃って失念した、などというバカな話しにしていると、本当に大事故になるぞ。

4月 30, 2005 at 10:43 午後 国内の政治・行政・司法 | | コメント (4) | トラックバック (1)

2005.04.28

赤本がピンチなのだが

朝日新聞より「入試の「赤本」真っ青?著作権クレーム 損害賠償訴訟」

入試問題に使われたエッセーや論文をそのまま掲載していたところ、「著作権が侵害された」とクレームをつけられたためだ。原告らが会員となっている著作権管理団体「日本ビジュアル著作権協会」から昨年、「赤本」での著作物の使用状況について問い合わせを受け、今春の受験生用の「赤本」では、掲載に承諾が得られなかった作家らの文章について削除したという。
同協会によると、会員の作家らが99年から学校や塾で使う教材の出版会社、進学塾などを相手に相次いで著作権侵害訴訟を起こしており、今回はそれに続くものだ。入試の過去問題集をめぐり出版元を訴えたのは初めてという。

そこで「日本ビジュアル著作権協会」を検索してみた。


JVCAと略するのだそうが「JVCAの歴史」というページに

JVCAは平成6年、教材会社による写真の無断使用による著作権侵害に立ち向かうため、カメラマンや写真エージェンシーなどが結集し発足しました。

いやはや「教材会社による」と直撃である。
著作権法33条(教科用図書等への掲載)
公表された著作物は、学校教育の目的上必要と認められる限度において、教科用図書(小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校その他これらに準ずる学校における教育の用に供される児童用又は生徒用の図書であつて、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作の名義を有するものをいう。
2前項の規定により著作物を教科用図書に掲載する者は、その旨を著作者に通知するとともに、同項の規定の趣旨、著作物の種類及び用途、通常の使用料の額その他の事情を考慮して文化庁長官が毎年定める額の補償金を著作権者に支払わなければならない。

要するに教科書として確定したものについては著作権料について国が仲介するという意味なのだろう。
ところが、赤本などの受験参考書は教科書ではないから著作権の扱いは一般書籍だということになるのだろ。

しかし、これはどうなのだろう?
「ナニガシ大学の平成17年入試の問題・・・・・」といった記事であれば、正当な引用ではないか?
どう考えても作品を掲載するのが目的ではなく、「入試問題」の方が圧倒的に著作物としての重点があると思うのだが・・・・・。
仮に「作家ナニガシの作品は、○○文庫から出題された」と解説しても意味が通るわけで「その中の何行目の上から何文字を空白を埋めよ」なんて書くのだろうか?

どうも、この著作権の主張は無理があるように感じるし、「教材会社の」と明白に狙いを定めて著作権というかなり一般的な権利について管理団体として動くというのは、著作権の扱いや管理団体のあり方として違和感を感じる。
裁判で判断するとどうなるのだろうか?

4月 28, 2005 at 08:54 午前 国内の政治・行政・司法 | | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.04.26

今日裁判(所)

ホームオブハートとToshi問題を考える会「最新情報」にある通り、今日は渡橋地裁の裁判を傍聴してきました。
いつも通りに地下鉄霞ヶ関駅から裁判所の入口に近づくとなんか歩道などに大勢の人が居るし、中にはテレビの取材もある、「???」状態で6階の法廷のある階に上がって外を見ると、脚立を持っているカメラマンとかまで居るのです。

「なんだなんだろう?」と思いながら帰って帰ってきて分かったのが、
萩原健一被告が否認 東京地裁 恐喝未遂事件(産経新聞)
テレビが取材するほどの事件かよ?と思います。

さて、ホームオブハートをめぐる裁判は当事者は大変だろうけど、見ている側からは民事の裁判としては大変に面白いもので、先日、テレビで橋下弁護士が説明していましたが、日本の裁判所では書類のやりとりばかりで、単なる事務手続きの確認だけで淡々と進行して、5分ぐらいで終わってしまいます。傍聴人として聞いていても反論を口頭で言わないのだから面白くありません。

それがホームオブハートをめぐる裁判はとにかく複雑であるから、書類の内容の確認とか、その言い分に注意をするとか裁判所意見が出てくるなどと、ある意味で傍聴人でも分かる進行が多いからです。

民事裁判であるから、原告(ホームオブハートとToshi問題を考える会・会長)と被告(ホームオブハート・トシオフィス他)の直接的な争いつまり攻守です。
今回の裁判のように複雑な問題では裁判所に対するアピール競争の側面があります。
そのために書類つまり意見の公開の順序といったものもあるそうで、そういうことを知った上で見ると「今回、この説明をした理由はこういうことだろう」などと想像しています。つまり裁判全体を通じた「今日はこういうことになって、次回は・・・」という流れを見ています。

ところが今日の裁判は「流れの停滞じゃないのか?」でありました。
まぁ複雑な事件であるから、色々と事情はあるようですが・・・。
次回は5月25日に東京地裁611号法廷です。

4月 26, 2005 at 05:18 午後 裁判傍聴 | | コメント (1) | トラックバック (0)