« 千葉銀行で何が起きたのだ? | トップページ | 東証のシステムトラブル »

2005.11.02

裁判員裁判の実施要領

朝日新聞より「裁判員制、量刑検索が可能に 証拠は減量 最高裁試案
導入まで3年半に迫った裁判員制度をめぐり、裁判をどうわかりやすく進めるかについて最高裁がつくった試案の全容がわかった。

これまで実施してきた模擬裁判では、裁判員と裁判官の間で量刑判断に差が出るケースが目立った。
過去の似たような事件でどんな判決が出たかを裁判所の「量刑検索システム」を使いやすく改良し、裁判員はもちろん、検察官と弁護人にも開示するとした。

証拠を大幅に減らすことにも力点を置く。そのため、検察官と弁護人が争いのない点については公判前に「合意文書」をつくり、簡潔な証拠として示す制度の活用を提唱している。
裁判員制度のイメージが固まって来てシミュレーションドラマが放送されるようになった時に一番感じたのが「裁判員が裁判に関わるので拘束されるのは2~3日だ」という点で「そんなに簡単に進むものか?」と思ってました。

朝日新聞の記事のように「量刑の決定で混乱する」のはもちろんとして前例やいわば相場というか常識といった点の議論になるだろうから、2~3日で結論が出せるモノか?と思っていたわけです。

また、膨大な証拠を読むというのはやったことが無いですが、法廷に出される証拠の山を見るとこれを読むこと自体がとても大変そうで法曹界の人たちは常識としてやっていることが経験が無い人がすぐに出来るモノか?という思いもあります。
だからといって簡易にすればよいということでも無いでしょうから、やってみないと分からないということなるでしょうか?

まぁそれでも裁判所(最高裁)が一生懸命やっているという印象は受けますね。
実際に地裁の裁判を見ていると、傍聴人をかなり意識している裁判官を増えてきたようで、裁判員制度の実施に向けて裁判所はオープンに市民は裁判に関心を持つ、というのは大事なことだと思います。

11月 2, 2005 at 04:07 午後 セキュリティと法学 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/2299/6855039

この記事へのトラックバック一覧です: 裁判員裁判の実施要領:

» まぁいきましょうか・・・ トラックバック 日記
足跡残しておきますね。 続きを読む

受信: 2005/11/02 17:29:26

» 裁判員制度に関する最高裁試案について トラックバック 元検弁護士のつぶやき
 k_penguinさん(たぶん弁護士さん)からトラックバックをいただいたので、... 続きを読む

受信: 2005/11/02 21:18:27

» 陪審制もしくは裁判員制のイメージ トラックバック ペンギンはブログを見ない
なんか自分でもややこしくなってきたので、時系列に並べる。 最初の記事はこれだ。 判決文を判りやすくしましょう、って、まあ、判りにくいよりはわかりやすい方がいーよね。うん。 で、これを受けてモトケンさんのこれ。 判決を判りやすくする以前の問題として、基本的な法律概念について素人にもわかりやすく解説する方が急務だろうという趣旨で、それ自体確かにもっともなので、なんか俺の感覚とズレがあると思いつつも、余りその辺深く考えずに、コメントを放り込んだ。 ズレの感覚が具体化してきたのは、4番目、酔う... 続きを読む

受信: 2005/11/10 19:03:00

コメント

おじゃまします
裁判員制度に絶対反対というわけではないのですが、いろいろ問題がありそうと感じていますのでTBさせていただきました。
少しでも参考になればうれしいです。

投稿: モトケン | 2005/11/02 21:21:11

トラックバックありがとうございます。

わたしはどちらかと言うと賛成派になるんでしょうね。
少なくとも法律それ自体や運用に絶対性があるとは思っていませんから、法律それ自体も法律による裁判・判決も常に批判され改正されて当然だと思っているからです。

その上で、いろいろ問題があるというのはもちろんで、現実的な視点からは「実行できるのか?」という感想もあります。

証拠書類を圧縮するとか、弁護・検察で同意したものは審議しないというのは、きれい事に過ぎるのではないか?と思います。

まぁ極端に言えば、警察・検察という捜査という側面と裁判という判断・判定の場は違うのだから「改めて一から調べ直せ」という声は現実の事件ではえん罪という形で出ているのですから、この運用は下手するとえん罪を本来の裁判員制度の新たな視点の取り込みという目標に反して増えてしまう、という可能性があるかな?と思います。

運用ルールという観点ではもっと詰める必要がありますね。
それにしても裁判員裁判に要する日数はどれくらいになるのだろうか?

投稿: 酔うぞ | 2005/11/02 22:06:26

コメントを書く